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研究
免疫拡散板による血漿第Ⅷ因子の測定法
著者: 宮谷勝明12
所属機関: 1宇治黄檗病院臨床検査科 2北里大学衛生科学検査研究センター
ページ範囲:P.1005 - P.1008
文献購入ページに移動緒言
血漿第Ⅷ因子(Antihemophilic factor)1)は内因性トロンボプラスチン形成に必須の血液凝固因子であって,その先天性の欠乏は血友病Aの凝血障害として古くから知られている.
生物学的活性として血漿第Ⅷ因子を測定するには,トロンボプラスチン生成試験による二段法2),部分トロンボプラスチン時間を応用した一段法3,4)が用いられている.これとは別に,免疫学的測定法5)も導入されるようになったが,一元平板免疫拡散法6)では血漿第Ⅷ因子を測定するのに検出感度が低いために,低値を示す疾患7,8)に対しては不便さがあった.
血漿第Ⅷ因子(Antihemophilic factor)1)は内因性トロンボプラスチン形成に必須の血液凝固因子であって,その先天性の欠乏は血友病Aの凝血障害として古くから知られている.
生物学的活性として血漿第Ⅷ因子を測定するには,トロンボプラスチン生成試験による二段法2),部分トロンボプラスチン時間を応用した一段法3,4)が用いられている.これとは別に,免疫学的測定法5)も導入されるようになったが,一元平板免疫拡散法6)では血漿第Ⅷ因子を測定するのに検出感度が低いために,低値を示す疾患7,8)に対しては不便さがあった.
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