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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻9号

1978年09月発行

研究

赤血球凝集反応によるα-フェトプロテイン測定のマイクロプレート化の検討

著者: 小安美佐子1 秋本康子1 母里啓子1 上野正巳2

所属機関: 1東京都がん検診センター臨床検査部 2東京都がん検診センター内科

ページ範囲:P.1009 - P.1011

文献概要

はじめに
 悪性新生物による死亡順位の第3位を占め年間1万人以上の死者を出す肝癌1)(人口10万対9.2,男12.0,女6.6)については,原発性肝癌の際に血中に現れ,出現率と特異性が高いα-フェトプロテイン2,3)の検索が診断的価値のあるものと高く評価されている.
 現在では,α-フェトプロテインについては種々の測定法があるが,我々は肝癌の検診を胃癌集団検診と同時に消化器検診の一環として行うことを試み,一時に多数の検体を短時間で,かつ感度の高い方法で処理することを検討した結果,持田製薬から発売されている血中α-フェトプロテイン測定試薬"FPテストモチダ"キットに注目し,そのマイクロプレート化を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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