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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻9号

1978年09月発行

文献概要

新しいキットの紹介

アミラーゼテストAシオノギによる尿中アミラーゼ測定に関する諸検討

著者: 阪東慶一1 入江章子1

所属機関: 1国立大阪病院臨床検査部

ページ範囲:P.1013 - P.1015

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はじめに
 現在,血清ならびに尿アミラーゼ測定には,感度,精度が極めて優れ,また操作もはなはだ簡易であるとの理由で,クロモジェニック法1,2)が広く繁用されている.しかしこの方法においては,尿アミラーゼ測定の際,しばしば低値を得ることが指摘され,種々の活性物質の必要性が報告3〜7)されている.すなわち,アルブミン3〜7)や類似物質のポリビニルピロリドン4),ポリエチレングリコール4)に加え,グロブリンやムチン5)などが挙げられ,各々のアミラーゼ活性効果について詳細な検討が行われている.
 今回,アミラーゼテストシオノギにbovine scrum albuminを添加したアミラーゼテストAシオノギが開発されたので,本法と従来法との比較検討を試みたところ,従来,種々問題とされてきた尿アミラーゼ測定上の欠陥をほぼ解決しうるとの成績が得られたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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