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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻13号

1979年12月発行

文献概要

新しいキットの紹介

グルコースオキシダーゼを固定化したナイロンチューブ(CatalinksTM)を用いた血糖の自動分析の検討

著者: 江原和人1

所属機関: 1東京都立駒込病院臨床検査科

ページ範囲:P.1525 - P.1528

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はじめに
 酵素反応には反応の特異性,反応条件の温和性,試薬とした酵素の反復使用の可能性などがある.特に固定化酵素は多数検体検査に適し,保存期間中における酵素の安定性が増すこともあるので,最近では固定化酵素法の自動分析への応用などが研究開発されている.
 しかし,現在までナイロンチューブを担体に用いる方法は一般に固定化効率が悪く,またキャリーオーバーも低く抑えることができないという問題があった.そこで,Hornbyら1)が開発したグルコースオキシダーゼ(GOD)を内壁に共有結合で固定化したナイロンチューブ(マイルス三共,CatalinksTM)を用いてTech-niconのオートアナライザー(basic型)に組み込み,GOD,4-アミノアンチピリン(4-AA),Na-3,5-ジクロロ-2-ヒドロキシベンゼンスルホン酸(HBS)法について若干の知見を得たのでその成績を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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