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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻13号

1979年12月発行

文献概要

新しいキットの紹介

デキストラン硫酸法によるHDL-コレステロール測定法の評価

著者: 佐藤幸男1 赤井俊洋1 奥田清1

所属機関: 1大阪市立大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.1529 - P.1531

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はじめに
 リポ蛋白は脂質と蛋白質の結合体であり,脂質の代謝に重要な働きを演じている.これは,超遠心法によってカイロミクロン,超低比重リポ蛋白(VLDL),低比重リポ蛋白(LDL)及び高比重リポ蛋白(HDL)に分類することができる1).近年,HDL分画中のコレステロール(以下HDL-Cho.)が冠動脈性心疾患の危険予防因子であるという報告2)がなされて以来,その測定も重要な意義を持つに至った.今回,我々はデキストラン硫酸とMg2+を組み合わせた沈殿法によるHDL-コレステロール測定試薬(第一化学薬品製)によるHDL-Cho. の測定を試み,以下の結果を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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