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ネフェロテックシステムによる血漿蛋白の定量
著者: 田中庸隆1 松井正1 奥田清2 川本和信3 山田繁樹3
所属機関: 1大阪市立大学病院中央臨床検査部 2大阪市立大学,中央臨床検査部 3京都第一科学検査薬部
ページ範囲:P.729 - P.732
文献購入ページに移動血漿特異蛋白の定量には,ゲル内沈降反応を用いるSRID (single radial immunodiffusion)法,標識抗体法であるRIA (radio immunoassay)とEIA (enzyme immunoassay),それに溶液内沈降反応を用いる光散乱分析法などがある.
このうちSRID法が最も広く普及しているが,反応には長時間を要する.光散乱分析法は被検試料と特異抗血清を混合し,一定時間後に生成する抗原抗体複合物に光を照射して,得られる散乱光量から抗原量を求める方法であり,SRID法に比較して高感度で短時間に測定できる特徴を持つ.光束として紫外光(螢光法)1)やレーザー2)を用いた方法は既に発表されており,また螢光偏光解消法なども検討されているのが現状である.
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