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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査23巻8号

1979年08月発行

雑誌目次

今月の主題 細菌性食中毒

カラーグラフ

腸管感染症の下痢便性

加藤 貞治

pp.760-762

 感染性腸炎の下痢便性は,起炎菌の種類,重症度,経過病日,抗生剤服用の既往により,刻一刻変化する.しかし,患者の既往歴を十分に知り,便性をみるとその起炎菌を逆にある程度までつきとめることもできる.

 ここには各症例の比較的重症例,特に近年問題となってきた一つである一過性下痢症(血便の場合がほとんどである)を主体にして掲げる.これは,アンピシリン系抗生剤投与後に起こり,一種の菌交替によると考えられており,Klebsiella oxytocaが純培養状に検出される下痢症である.

技術解説

細菌性食中毒における推定原因食品の検査の実際

前島 健治 , 仲西 寿男

pp.763-771

 食中毒が発生したとき,患者由来の検体について病原菌を検索することはその食中毒の原因菌を決めるための検査であり,また推定原因食品やその食品に関連する器具などの病原菌検索は汚染経路を明らかにするための検査である.

 食中毒の患者検体から原因菌が検出できたとされる事例,つまり病因物質の判明した事例は全国の食中毒で70%前後である.原因食品から患者株と同様の菌が検出される事例は,数値として挙がってないが,恐らくは70%よりはるかに少ないだろう.理由としては,推定原因食品が残されてない場合もかなりあろうし,それら食品などが採取できたとしても,原因食品と推測した食品が本物でなかったり,保存中に病原菌が死滅したり,また適切な検査方法がとられなかったなどの場合も挙げられる.これらの中で"適切な検査方法がとられたかどうか"は,検査の成功を期するうえで基本的な条件となる問題であり,食品検査の標準化は国際的にも長年懸案となっている1)

細菌性食中毒における細菌毒素検出法の実際

阪口 玄二 , 大石 巌

pp.772-778

 これまでに知られている食中毒に関与する主な細菌には,ブドウ球菌,サルモネラ,腸炎ビブリオ,病原性大腸菌,ボツリヌス菌,ウエルシュ菌,セレウス菌などがあるが,これらのうちで起因物質である毒素の本態が明らかにされているのは,ブドウ球菌,ボツリヌス菌,ウエルシュ菌,一部の病原性大腸菌などで,他の細菌性食中毒については,中毒を引き起こす物質の本態は不明な点が多い.それゆえ,細菌性食中毒の検査は原因細菌の検出・同定が主で,細菌毒素の検出は,毒素の本態が明らかにされ,しかも検出方法が確立されているごく一部のものにのみ限られる.しかしながら,日本で報告されている食中毒事例の20〜30%を占めているブドウ球菌食中毒や,致命率の非常に高いボツリヌス中毒(日本での致命率は約24%)などでは,毒素の検出・同定が,予防,治療及び原因解明に重要な方法となっている.ここでは,毒素によって起こることが明らかにされているブドウ球菌,ボツリヌス菌,ウエルシュ菌食中毒について,その検出方法の概略を述べる.

ブドウ球菌コアグラーゼ型別法の実際

潮田 弘 , 寺山 武

pp.779-784

 ブドウ球菌を黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus,以下黄色ブ菌)と表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epide-rmidis,以下表皮ブ菌)に分類する基準性状はコアグラーゼ産生能とマンニット分解能である.この2菌種を病原性の面からみると,黄色ブ菌は病原株であり,表皮ブ菌は特殊な場合を除いて非病原株である.黄色ブ菌は化膿起因菌であり,また肺炎,髄膜炎,敗血症,表皮剥離性皮膚炎あるいは食中毒など,多種多様な疾患の原因菌となる.また本菌による院内感染の流行もまれではなく,その汚染源追求や各種疾患の原因菌型の調査,あるいは近年増加の傾向にあるブドウ球菌食中毒の疫学調査などに本菌の型別が必要とされる.

 しかし,黄色ブ菌の型別については,これまでに多くの研究がなされてきたが,腸内細菌など多くの菌でなされている凝集反応による本菌の血清型別法1〜4)は培養条件などにより成績が安定せず,一般に応用されるに至っていない.世界的に最も普及しているファージ型別法5)は精度は高く,型別数が組み合せによってかなり多くなるので,諸外国はもちろん,我が国においてもよく用いられている.私どももこの方法を利用してきたが,20種以上の標準ファージを常備しておくことは非常に繁雑であるし,欧米で確立されたためか,化膿由来菌は別として,我が国で分離される食品,環境あるいは食中毒由来株の半数以上が型別不能である.

総説

細菌性食中毒—最近の趨勢

善養寺 浩

pp.785-790

 厚生省の集計によれば,図1に1977年までの5年間の病因細菌別食中毒患者数を示したように,起因菌の順位はいぜん腸炎ビブリオを筆頭として,ブドウ球菌,サルモネラがそれに続き,細菌性食中毒全体の81.6%がこの3菌種に起因している.腸炎ビブリオの発見とその食中毒が統計に挙がって以来,このパターンはほとんど変わっていない.

 しかしサルモネラの保菌者—その多くはなんらかの腸炎症状を呈していたものであるが—の例をみても最近2年間の保菌者の率は増菌を行わない単純検査でも0.2%を越えていて,保菌者・患者の数は250万人余,少なくみても顕性患者は100万人に近いと言えるだろう.集計は届けられた集団発生に限られているから散発は含まれないためもあって,とても実態を正確に示しているとは言えない.同様に,その他の起因菌についても全く実態とは違っていると言ってよいと思う.

臨床検査の問題点・118

下痢便の検査の進め方

柳下 徳雄 , 小林 章男

pp.792-798

 下痢便の検査ではその2割に病原細菌を検出するという.一方,輸入感染症による病相の変化,抗生物質による菌数の減少などにより条件が複雑化してきているので,検査に対する注意力がいっそう大切となっている.ここでは検体の出し方,コメントの効用,報告の仕方などを臨床,検査の両面から検討する(カットは空港検疫風景).

検査と疾患—その動きと考え方・32

ボツリヌス菌中毒(E型)

飯田 広夫

pp.799-805

 症例11) 7歳,男児.

 1954年8月27日,夕食時にカレイのいずしを食し,29日朝以後,全身倦怠感が強く,数回の下痢を伴った.開業医を訪れ,この際軽度の散瞳が認められたという.同日午後6時,A市病院小児科に入院した.

臨床化学分析談話会より・71<山陰支部>

着実なレベルアップを目標として—実態調査による問題点把握とその解明

宮原 洋一

pp.791

 1964年3月に発足した山陰支部は,長い間鳥取大病院検査部がお世話をしてきたが,3年前に同ステロイド研究施設化学部門に代わり,昨年から同医療技術短大が引き継いでいる.周知のように山陰地方の検査施設は,中小病院が広い範囲に分散しており,その半数以上は専任指導者がいない検査室で,検査内容や技術水準は多岐多様である.そのため参加者の希望を取り入れながら,身近な問題を先取りして,着実に地域全体のレベルを向上することを目標に例会の企画運営が行われている.今年から精度管理,機器,酵素,基礎教育の各実行委員会を組織し,委員長を中心に活動する体制が整った.

 例会は随時行うアンケートの中から世話人会でテーマを選択し,分析技術と臨床評価の両面から堀り下げていくことにしている.したがって,基礎教育的なシリーズとして「病気シリーズ」,「生化学シリーズ」があり,同じテーマで特別講演や各施設の発表を組み合わせた内容となる.昨年度4回の例会は次のように行われた.

Ex Laboratorio Clinico・32

川崎病Acute febrile mucocutaneous lymph node syndrome=MCLS

直江 史郎 , 増田 弘毅

pp.806-811

はじめに

 約15年くらい前から乳幼児に発熱,発疹,四肢末端の硬性浮腫や膜様落屑,結膜充血,苺舌様紅潮,そして頸部リンパ節腫脹などの一連の症状を来す"MCLS","川崎病"または"川崎熱病"などの名で呼ばれている病気が医学誌ばかりでなく新聞などもにぎわせている.またこの病気にかかった子供が突然死を来すことが少なからずあることから,社会問題として取り上げられ注目を浴びるようになった.今回は本疾患の概略を紹介したい.

学会印象記 第28回日本臨床衛生検査学会

正確な検査をめざす熱心な検討

中根 清司

pp.812

 4月29,30日の2日間信州松本市において第28回日本臨床衛生検査学会が"山とみどりの学会"をキャッチフレーズに,全国から約6,000名の参加者を集め盛大に開催された.

 学会は毎年規模が大きくなり,第28回学会もシンポジウム11題(演題数56),一般演題409題,その他,招待講演,教育講演など2日間では消化しきれないほど大きな学会であった.したがって,12の学会場も松本市全域にわたって配置され,この2日間松本市が学会一色に塗りつぶされた印象すら受けた.吉田安雄学会長(信大医療技術短大)はじめ長野県技師会諸氏には,なみなみならぬご苦労があったことと推察できる.

研究

血液凝固能測定器によるフィブリノゲン測定について

西部 ひな , 坂井 正治

pp.813-815

はじめに

 凝固能測定器が数多く市販されているが,それぞれの問題点を知り上手に使いこなすことが大切である.私どもの検査室では数年Fibrometer (BBL)を使用し,最近になってAuto FI (Dade)を購入した.両者ともに用手法によるワイヤ・ループ法と同じ原理で1,2),フィブリン塊の異物への吸着に基づいて凝固の終末点を測定している.Fibrometerではカギ状の移動電極が0.5秒ごとに上下移動し,フィブリン塊がこのカギに付着すると電気抵抗が変化し凝固時間が表示されるもので,用手法とほとんど変わりない.Auto FIでは生成したフィブリン塊が一定速度で移動する綿糸に付着し,糸とともに移動し光路に到達すると光学的変化が起こり,凝固時間がプリントされるもので,全自動測定である.

 両者を比較検討したところ,PTとPTTについては良い相関を得ているが3,4),フィブリノゲンの測定で多少の差を認めた.測定上,注意すべき点を報告する.

赤血球抗体検出用パネル血球の保存におけるアデニン,イノシンの添加効果

小松 文夫 , 佐藤 ヒロミ , 矢野 節子 , 須田 真美子 , 太田 信江 , 尾中 真理子 , 松田 美枝子 , 中尾 真 , 武内 重五郎

pp.816-820

はじめに

 1959年中尾ら1)は保存中の赤血球の代謝を研究し,ATP崩壊過程にアデニン及びイノシンを同時添加することによって,赤血球のATPを再上昇させることに成功した.以後,赤血球の保存にアデニン,イノシンを加えることによって血球の延命効果が得られるということは諸家の一致して認めるところとなった2〜7).我々も輸血用保存血にアデニン,イノシンを添加して有効期限を延長させる試みを行っている8)

 ところで,赤血球抗体検出用の血球(パネル血球)は,保存期間が長くなるにつれて赤血球抗体の検出率が悪くなることがある.すなわち赤血球の被凝集性が低下する.これは古くなった血球は球状化したり2,3),赤血球膜が変性したり9)するためと考えられる,そこで我々は,この場合アデニンやイノシンを加えて保存すれば赤血球の被凝集性は余り低下せず,抗体の検出率も保たれるのではないかと考えて,アデニン,イノシンを添加して保存した赤血球について凝集反応の強さをみ,パネル血球の保存にアデニン,イノシンを添加することの有効性について検討したので報告する.

脳波記録に混入するアーティファクト"心電図"の頭部回転による混入様態の変化

阪本 実男

pp.821-825

はじめに

 一般に血圧の高い人や肥満者などを耳朶単極誘導法で脳波記録すると,アーティファクトとして心電図のR波が混入しやすい1,2).この見掛け上の現象は心臓の起電力が大きく,その電気軸が横位をとることに起因し,頭部と耳朶間に心起電力の電位差が生じると考えられる3,4).この棘波と誤りやすいアーティファクトを軽減する方法に体位の変換があるが,筋電図が混入するなどの障害があるので実用に適さない.ところが最近,一条は頭部を水平に右方へ60゜回転した位置にすると,このアーティファクトが軽減できることを発表した5)が,その後報告を見ないので詳細は明らかでない.また本法は,被検者が無理な姿勢となるので筋電図が混入しやすい.

 著者はこの考えを更に発展させる目的で,頭部を水平に左右の方向へ回転させた位置で,耳朶単極誘導法の脳波記録に混入する心電図の変化様態を,定量的手法で計測して明らかにし,その混入様態が変化することについて検討を試みた6)

耳朶基準電極に関する研究—同側耳朶と交差耳朶基準電極の比較

村山 利安 , 北川 公子 , 染葉 裕美 , 川原 万美 , 木原 孝子 , 吉井 信夫

pp.826-829

はじめに

 脳波検査において基準電極は非常に重要な位置を占めており,その選択は時に脳波の判読結果をも左右するほどである.我々は既に10年以上前からこの点を強調し発表1,2)を行ってきたが,今回は従来の頭皮上電極と同側の耳朶を基準電極とした単極誘導法と,交差耳朶単極誘導法3)(頭皮上電極と反対側の耳朶を基準電極とした場合)に分けて,帯域周波数分析器を用いて各周波数帯域の分析値の変化について検討した.

新しいキットの紹介

α-フェトプロテイン測定用キット(DRL-8F2-I-125)の検討

尾崎 新子 , 吉田 祥二 , 宮崎 純一

pp.830-832

はじめに

 血中α-フェトプロテイン(以下AFP)は肝細胞癌1),胎児性癌のほかに肝炎,肝硬変などの肝疾患2)ならびに妊娠中,異常妊娠時3,4)などにおいて高値を示すことが指摘されており,初期の肝細胞癌の特異的診断法としての意義は若干薄らいだが,RIA法によるAFPの微量測定の可能な今日,本測定法は上記疾患経過観察や予後の推定になお重要な意味を持っている.

 この度二抗体法によるα-フェトプロテイン測定用キット(DRL-8F2-I-125;第一ラジオアイソトープ研究所)を使用する機会を得たので,若干の基礎的・臨床的検討を行い有用性を検討したので報告する.

酵素法に基づくアミラーゼ活性の測定法・1—マルトース・ホスホリラーゼ法の基礎検討

牧瀬 淳子 , 原 こずえ , 北薗 邦子 , 大沼 洋子 , 金山 正明

pp.833-836

はじめに

 現在,体液中のアミラーゼ活性の測定法は,ブルースターチ法をはじめ幾つかの方法が普及しているが,キットのロット差,スタンダード,蛋白の影響,多数検体処理のための自動化など種々の問題が残されていて,日常の臨床検査の中でも問題の多い種目の一つと言える.今回我々はBeckmanのEnzymatic amylase reagentを用いて,酵素的測定法によるα-アミラーゼの測定について検討する機会を得たので,本法によるアミラーゼ測定の基礎的な検討の結果を報告すると同時に,測定上の二,三の問題点を指摘したい.

新しい機器の紹介

電気化学的酵素法による血中乳酸値の測定—Roche Model 640 Lactate Analyzerの検討

岸 不盡彌 , 川上 義和 , 村尾 誠

pp.837-840

はじめに

 重症の心肺機能不全,ショック,肝性昏睡,酸塩基平衡障害を伴った患者では,的確な診断,治療効果,予後判定に血中乳酸の測定が極めて有用である.しかし,採血時の検体処理や測定に時間を要することから,ベッドサイドでの緊急検査としての価値が減ぜられている.こうした医学的要求に応えて,酵素電極を用いた電気化学的乳酸測定機器Roche Model 640 Lactate Analyzerが開発され,採血後2〜3分以内に乳酸を測定することが可能になった.今回,Lactate Analyzerを使用する機会を得たので,従来の酵素法と比較検討した結果を報告する.

検査室の用語事典

統計学

土肥 一郎

pp.841

63) occurrence ratio;出現率

n人中a人が病人であるとか,10個の花が咲いたとき3個が白花であったなどの場合a/n,3/10などが出現率になる.しばしば二つまたはそれ以上の出現率の大小を比べることが必要になるが,その場合に,実例の背後にある同性質の多数の集団(これも母集団である)での出現率を比較することが意義を持つ.

超音波検査〈臨床編〉

竹原 靖明

pp.843

1.一般

13)ガスエコー;gas echo

 ガスによって起こる反射を言う.超音波の伝播経路にガスが存在すると,強い反射が起こり,その後方は音響陰影になる.

質疑応答

臨床化学 プール血清について

Y生 , 仁科 甫啓

pp.845-847

 〔問〕プール血清の定義,プール血清の作製についての注意点をお教えください.

臨床化学 クロライドカウンター用測定試薬/免疫血清 二峰性M蛋白の同定

O子 , 高原 喜八郎 , K子 , 櫻林 郁之介

pp.847-849

 〔問〕ゼラチン溶液にはゼラチンとチモール,チモールブルーが入っていますが,ゼラチンは生成したAgC1の解離を防ぐためと分かりますが,チモールは防腐剤として使用しているのでしょうか.チモールブルーは何のために入っているのでしょうか.

 また酸試薬には酢酸と硝酸が入っていますが,多くの酸の中から酢酸と硝酸が使われる理由は何ですか.

 〔問〕セ・ア膜でβからγの位置に二峰性のM蛋白を認めました.免疫泳動を行ったところ,抗α鎖に二相性に反応しました.抗L鎖ではλ鎖に反応しましたが,二つのピークのうち一方にしか反応せず,血清を希釈して行ってみましたがもう一方のピークは見られませんでした.なお,尿の免疫泳動でも血清中にλ鎖のピークの見られたほうにのみλ鎖が認められました.この二つのピークをどのように考えたらいいのでしょうか.またどのように同定していけばいいのでしょうか.

免疫血清 呼吸器疾患と免疫グロブリン

N生 , 名取 博 , 吉良 枝郎

pp.849-853

 〔問〕呼吸器疾患とIgA, IgG, IgD, IgEとの関連をお教えください.

微生物 StaphylococcusとMicrococcus

K子 , 小栗 豊子

pp.853-854

 〔問〕StaphylococcusとMicrococcusの鑑別方法をお教えください.

病理 フリーズ・エッチング法

U生 , 外崎 昭 , 鷲岳 宏

pp.854-857

 〔問〕電顕におけるフリーズ・エッチング法の手技と,透過電顕による方法との違い,利点について教えてください.

臨床生理 心電図の高電位差

H生 , 沼尾 嘉時

pp.857-859

 〔問〕心電図の高電位差という所見は,臨床的にどの程度の意味があるのでしょうか.

臨床生理 心電図の電極の位置

N生 , 石見 善一

pp.859-860

 〔問〕心電図の胸部誘導の電極位置について,どのような場合に1肋間上部または下部にする必要があるのでしょうか.またその上下によって波形上どの程度影響がありますか.

一般検査 胃液酸度の表示法

S生 , 竹内 正 , 北田 増和

pp.860-862

 〔問〕胃液酸度をpHで示したり塩酸量(モル数)で表したりしますが,従来の滴定法成績とどこが違うのかお教えください.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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今月の特集2 どうする?精度管理

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59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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