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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査24巻10号

1980年10月発行

雑誌目次

今月の主題 生理検査

カラーグラフ

ニューロパチーの組織像

大田 典也

pp.1112-1114

 ニューロハチーにおいて,生検ないし剖検材料を形態学的に検索するうえで最も障害となるのは神経線維が細いことである.すなわち,通常のパラフィン包埋,ヘマトキシリン・エオジン染色では異常所見が判断し難いことが多い.近年,電子顕微鏡の導入によりこれが可能となり,新知見が加えられた.ここでは,非特異的ではあるが通常よく経験される軸索変性と節性脱髄及び肥厚性変化を述べ,非常にまれではあるが特異的な病変を列挙した.

技術解説

体表面心臓電位図の臨床的意義

山田 和生 , 林 博史

pp.1115-1125

 心疾患の診断において最も基本的なものは,心臓の電気現象を捕らえることである.これは心臓の興奮の発生及びその伝播の様子を種々の方法で導き出すことにより,心臓の解剖学的・病理組織学的及び機能的異常の診断を下そうとするものである.この目的で古くより臨床応用されているのが,標準12誘導心電図及びベクトル心電図(Frank誘導法など)である.これらの方法に関する理論的検討は既に十分なされており,更に手術,剖検所見などとの対比により,その臨床的有用性が極めて高いことは論を待たない.

 しかしこれらの誘導法にも問題があることが指摘されている.すなわち単極誘導心電図は心臓局所の変化の診断に有用であるが,誘導点の数が限られており,特に右胸部及び背部には誘導点がなく,心臓の電気現象を十分に表現できるかどうかが問題である.また,ベクトル心電図法は心臓の電気現象を単一の心起電力ベクトルにより等価表現するために考え出された誘導法であるので,心筋局所の変化の表現には不都合なことが少なくない.したがって新しい優れた心電図誘導法が開発され,ある特定の心疾患に対して感度が良く,また特異性の高い診断が可能となることが強く望まれる.

呼吸不全のモニタリング

岡田 和夫

pp.1126-1133

 呼吸不全では患者の換気が低下して,終局的には動脈血酸素分圧(Pao2)低下,炭酸ガス分圧(Paco2)上昇,pH下降という血液ガス異常が発生してくる.この変化が急激なときにモニターが必要になる.血液ガスは採血,測定という手順のためin vivoでの連続測定は不可能である.これの工夫として血液ガスに代わり非観血的な指標として経皮酸素ガス分圧測定や,血管内留置カテーテルによるPao2,Paco2,pHの連続測定も開発されている.これより更に臨床に則したアプローチは,呼気ガス濃度分析で,炭酸ガス濃度は肺胞換気の良否の判定に,酸素濃度はレスピレーター使用,酸素療法での治療法の効果判定に役立つ.更にこれらは死腔率,シャント率の測定,計算のために必要なパラメーターでもある.

 換気の良否を知るには非侵襲的に換気旦(一回換気量,呼吸数,分時換気量)を測定するが,経胸郭インピーダンス法もこの有効な手段である.

皮膚電位水準と皮膚電位反射との測定技術

新美 良純

pp.1134-1140

 かつては唖者,幼児など言語反応のできない者や,ヒステリー性視聴覚障害者,あるいは傷害保険金目当ての詐病者などの他覚的視聴覚検査1)として重用された条件皮膚電気反射も,誘発電位が簡単に記録できるようになった現在,それに席をゆずってしまった.同じ自律系の反応でも脈波は,健康保険も使えるし成書も多いが,皮膚電気反射はそのようなこともなく,また我が国で唯一の成書2)も数年前から絶版になってしまって,測定経験のある読者はほとんどないと思う.

 汗腺の霞気現象の表出である皮膚電気活動は,コリン作動性の交感神経の単独支配を受けており,生理学や神経学の教科書に引用されている交感神経皮膚分節の図3)は,皮膚抵抗水準(skin resistance level;SRL)の測定により得られたものである.このように交感神経活動の指標として,また近年はバイオフィードバックの指標として,更には皮膚電位水準(skin potential level ; SPL)の陰性の著しい低下が,脳波や眼球電図よりも早くから入眠,更には意識水準の低下を予告する4,5)ので,いねむり運転などの警告装置としての有効性が重視される.またSPLの低下はレム期の到来を6〜10分前から予告するから,レム期に多いとされる狭心症発作の予知としてCCUやICUでの使用も期待されるなど捨て難い意義を持っている.

総説

肺表面張力

徳田 良一

pp.1141-1148

 肺表面張力はvon Neergaard1)の研究に始まり,その後Clements2)やBrown3)及びPattle4)らによって肺surfactantの存在及び重要性が理論的に解明され,また同時にKlaus5),Brown6)及びBuckingham7)らによって,この肺surfactantはレシチンに富むリポ蛋白であることが見いだされ,しだいに肺生理分野で重要な位置を占めるようになった.また病態生理機構の究明は,肺surfactantの面からも解明されつつある.

臨床検査の問題点・132

脳波検査における賦活法の見直し

福沢 等 , 小原 甲子

pp.1150-1156

 過呼吸,光,睡眠が脳波賦活の代表格であるが,とりわけ過呼吸はその手軽さから最も普及している賦活法である.その過呼吸は何分間行ったらよいのか,1分間に何呼吸がよいのか,また一方賦活による脳波の変化やPco2,pHの動きをどう読むかなど具体的な問題を通して過呼吸法を見直してみる.

(カットは過呼吸賦活中の脳波室)

検査と疾患—その動きと考え方・46

ニューロパチー—特にGuillain-Barré症候群を中心として

白石 悟 , 村井 由之

pp.1157-1161

 症例 T.W.,27歳,男子,左官.

 主訴 両手,両足先のじんじん感.両下肢の脱力.

座談会

心電計規格の改正をめぐって

瓜谷 富三 , 長尾 透 , 加藤 仁史 , 樫田 良精

pp.1162-1169

 現在ほどME機器の安全性が国の内外で叫ばれたことはない.今回のJIS規格の改正(未公表)でも,心電計には従来の2Pから3Pの電源コードを使用することが最大の改正点であり,アース線の入った3Pコードの安全性が強調されている.ただ,この改正の精神を生かすには受け入れる病院などの施設の姿勢によることが多いという問題点を残しているが…….

臨床化学分析談話会より・85<関東支部>

免疫測定法の開発と将来性—新しい技術シリーズの開始

仁科 甫啓

pp.1170

 第232回臨床化学分析談話会関東支部例会(1980.5.20)は慶応大学医学部第2校舎講堂にて行われ,新しい技術シリーズ・その1として免疫測定法が取り上げられた.

(1) AFPの免疫測定 山梨医科大 西 信三

Ex Laboratorio Clinico・46

遺伝性QT延長症候群

橋場 邦武 , 片山 知之

pp.1171-1176

遺伝性QT延長症候群とは?

 心疾患による急死は急性心筋梗塞,原発性心筋症,弁膜疾患など比較的重篤な疾患に伴うことはもちろんであるが,若年で虚血性心疾患などもない,一見健康な人に突然死をみることがある.このように学童や若年者の突然死を来すものの一つとして本症候群は重要である.

 遺伝性QT延長症候群とは,失神発作や急死が家族性または遺伝性に生ずる疾患で,その発作がないときの心電図に常にQT延長が認められ,これに関連して起こる心室細動などの重篤な心室性不整脈によって失神を来す症候群である.遺伝形式と先天性聾唖の有無によって,二つの異なった症候群のあることが知られている.その一つはJervell and Lange-Nielsen症候群で,常染色体性劣性遺伝の形式を示し,先天性聾唖を伴うことが特徴的である.他方,RomanO-Ward症候群と呼ばれるものは常染色体性優性遺伝を示し,先天性聾唖を伴わないものである.両者に共通な特徴はQTの延長と失神発作,場合によってはそれによる急死の3点であり,これらが遺伝的に生ずるので,合わせて遺伝的QT延長症候群と呼ばれている.

負荷機能検査・10

末梢血管の負荷試験

平井 正文

pp.1177-1182

 末梢血管疾患における負荷試験は,運動や体位変換などにより四肢の血行動態を変化させるものであり,二つの意義を持っている.一つは四肢の機能能力,例えば下肢では歩行能力を評価するという目的に用いられる.下肢動脈閉塞性疾患に特異的な症状である間歇性跛行は,運動時に生ずる筋の阻血が原因であり,歩行中に下肢に疼痛やひきつれが生じ歩行不能となるが,立ち止まると数分で症状が消失するものである.歩行不能になる歩行距離は閉塞の強さと側副血行の発達の程度とにより異なり,この歩行能力の評価にはトレッドミルなどを用いて実際に歩行させてみることになる.たとえ大腿動脈や膝窩動脈に閉塞病変が存在しても,側副血行の非常によく発達した症例では,このような検査時にも正常と評価される.

 もう一つの負荷試験の意義は,診断率を向上させ疾病の程度を他覚的また定量的に評価させうるということである,一般に末梢血管の診断は問診,視診(四肢の変色,腫脹,萎縮,短縮,静脈拡張の有無など),触診(皮膚温の変化,動脈拍動の強さ,Thrillの有無など),聴診(血管雑音の有無)により比較的容易である.更に他覚的また定量的診断法として血管撮影法,種々の脈波法,超音波ドップラー法,サーモグラフィー,色素希釈法,133Xeクリアランス法,99mTc perfusion scan法などが用いられる.

多変量解析の応用・10

多重ロジスティック関数多重ワイブル関数

古川 俊之 , 田中 博

pp.1183-1189

はじめに

 疾病の予防や予後管理を効果的に行うためには,疾病の発症及びその経過に決定的な影響を与える患者の属性因子を抽出し,その影響を定量的に評価する必要がある.今回紹介する多重ロジスティック関数及び多重ワイブル関数による分析は,疫学調査などで得られたデータからある個体が特定の期間内で疾病を発症する確率,あるいは死亡する確率を予測しようとする手法で,これを用いることによって,構成された予測式から各属性変量の発症,死亡に対する寄与の程度を評価することもできる.もちろん発症及び死亡確率は,0から1の間の値をとる変量であるから,単純な重回帰分析では予測値がこの間にとどまる保証はない.そこで確率値と属性変量の線形式を結ぶ十分合理的なモデルが必要となる,多重ロジスティックモデルでは,確率値のロジット変換された値,すなわちpを発症あるいは死亡を表す確率値として,

λ=logp/1—p

第1回医学書院臨床検査セミナーより・1【新連載】

酵素と臨床化学検査

佐々木 禎一

pp.1190-1196

 今日は"酵素と臨床検査"についてちょっとやぶにらみの立場からお話ししてみたいと思います.私もこの分野にきてから10何年かたち酵素との付き合いはある程度深いつもりですが,次々と新しい酵素の台頭があり,それら酵素の条件などに関して我々が真剣に取り組めばそこに幾らでも課題があります.したがってそれは奥深く,かつ決して退屈しない分野であることも事実です.

研究

健常人の血清アポGOT濃度—特にその加齢及び妊娠による生理的変動について

山道 宏 , 田中 亨 , 田村 周二 , 老田 達雄 , 三木 寛二 , 檀 芳之 , 北添 直行 , 福田 勝宏 , 大川 二朗 , 水田 亘

pp.1197-1200

はじめに

 GOT活性測定に当たって非活性型アポGOTにピリドキサールリン酸(以下PALP)を添加してホロ化し,より正確に血清GOTを測定することが1977年IFCCによって勧告されて以来1),PALP添加の是非について我が国でも活発に議論がなされている2).我々も既にPALP添加の至適条件を検討し,各種ピリドキサール誘導体を添加した際の活性化から求めたアポGOTを,各種疾患について測定して報告した3).PALP添加により細胞破壊によって血中に放出された非活性型アポGOTが測定され,ホロ酵素の安定化が得られるが,反応測定系が複雑化すること,これまで長年にわたって用いられてきた診断のための参照値を変更する難しさと,アポ酵素を含めた総活性測定の臨床的有用性が確立されていないことなどから,我が国ではいまだPALP添加は一般化していない.PALP添加の臨床的評価は勧告案にも明らかでなく,現在ヨーロッパの各施設や米国のCenter for Disease Controlを中心にデータの蓄積が行われている4)

 今回我々は主に健常人血清のPALPによる活性化率及び,アポGOT濃度の加齢と妊娠による生理的変動について調べた.

新しいBowie染色変法

羽山 正義 , 勝山 努

pp.1201-1203

はじめに

 Bowie染色法は1935年,胃の主細胞のチモゲン顆粒を選択的に染色する方法として発表されたが,その後労糸球体細胞顆粒の染色法としても広く用いられており変法も多い.しかしいずれの方法も実際に行ってみると非選択的な染色性が残り,例えば核,胃の主細胞や被覆上皮の基底部,膵腺房細胞の基底部などが青紫色に染色され観察の妨げとなる.そこで我々はこれらの非選択的な染色性を除去する方法として,Bowie染色を行う前に1N塩酸で60℃10分間処理する方法を考案したので報告する.

新しいキットの紹介

逆受身赤血球凝集反応法による血清α-フェトプロテイン測定の臨床応用

兒島 淳之介 , 柏木 徹 , 秋山 雅彦 , 杉浦 誠子

pp.1205-1208

はじめに

 α-フェトプロテイン(AFP)は胎児血中に存在するが,生後約1週で消失し1),肝細胞癌患者では癌細胞内で産生される胎児性蛋白である2).1963年Abelevら3)がマウス肝癌組織で,翌年Tatarinov4)が肝癌患者血清中に見いだしてから注目を集め,現在では肝細胞癌の早期診断及び治療効果の判定に最も役立つ検査法と考えられている5,6)

 従来血清AFPの検出には二重拡散法(double diffu-sion),電気免疫拡散法(immunoelectrodiffusion),一元放射状免疫拡散法(single radial immunodiffusion)などが用いられ,肝細胞癌患者での血清AFP陽性率は30〜70%と言われていたが,その後ラジオイムノアッセイ(RIA)が用いられるようになり,感度が200〜1,000倍上昇した結果,肝細胞癌患者血清AFPの陽性率も90〜95%と高率になった7〜9).一方感度が上昇した結果,急性肝炎,慢性肝炎,肝硬変など肝癌以外の患者血清中にも少量のAFPの存在することが明らかとなり,特異性はある程度低下した,しかし肝癌以外の場合には血清AFP値の上昇が多くは一過性であるため,肝癌との鑑別は継時的測定により可能であるので,RIAによる血清AFP測定が肝細胞癌の診断に有用であることには変わりはない.

HBs抗原検出用RPHA法試薬(ウエルカム)の比較検討

吉川 明 , 浦川 和枝 , 山田 恵子 , 石口 重子 , 野口 幸子 , 品田 章二 , 小島 健一 , 大島 博 , 小堀 勝弘

pp.1209-1211

はじめに

 HBs抗原はB型肝炎の起因ウイルス1)として知られており,臨床的に極めて重要となってきた.その検出法においても種々の方法が開発され2),ルーチン検査の一つとして行われるようになった.この中でもRPHA法3)(reversed passive hemagglutination)は比較的操作が簡便であり,更に感度,特異性,定量性などに優れていることから,現在最も頻用されている.今回,我々はRPHA試薬"ウエルカム"を他社製RPHA試薬"リバースセル"及びRIAキット(オースリアⅡ)と比較検討したので報告する.

検査室の用語事典

脳波検査

江部 充

pp.1213

103) reference electrode;基準電極

 探査電極に対して基準となる電極である.一般に単極導出においては脳波計の入力(1)に探査電極が,入力(2)に基準電極が接続され,身体ではなるべく脳波波及の少ない部位にこれが接着される.またそのために工夫された17)非頭部平衡電極や15)平均基準電極がある.

筋電図検査

渡辺 誠介

pp.1215

86) residual latency;残余潜時

 運動神経伝導速度はその神経を2点で刺激し筋活動電位発生までの潜時を測定して,2点間の距離を潜時の差で除して求める.こうして求めた伝導速度から末梢側刺激点から筋までの距離を伝導するのに要する時間を計算すると,実際に末梢側を刺激したときの潜時より短い.この差を残余潜時と言い,神経筋接合部の伝達時間が加わるのみでなく,末梢のほうが伝導速度が遅いためと考えられており,末梢神経障害ではこの傾向が更に著明になる.

質疑応答

臨床化学 直接ビリルビンと間接ビリルビン

N生 , 佐久間 良三 , 北村 元仕

pp.1217-1220

 〔問〕生化学検査において一口にビリルビンの影響と言いますが,直接ビリルビン,間接ビリルビンの差による違いはないものでしょうか.ほとんどの報告は総ビリルビンでしか発表されておりませんが…….

血液 レニン・アンジオテンシン系について

Y生 , 椙江 勇

pp.1220-1221

 〔問〕レニン・アンジオテンシン系について,特に血液凝固とのかかわりを教えてください.

血液 Gowers液

T子 , O生 , 日野 志郎

pp.1221-1222

 〔問〕Gowers液の中には赤血球溶血作用の酢酸が入っているのはどうしてでしょうか.また200ml中33,3gと量的に多いと思われますが,どうなのでしょうか.Gowcrs液とHayem液の利点欠点も併せてお教えください.

血液 螢光赤血球

Y生 , 新谷 和夫

pp.1222-1223

 〔問〕螢光赤血球は幼若赤血球でしょうか.またどのようなときに出現し,どのような意義があるのでしょうか.

免疫血清 手術後のガーゼなどからのHBs抗原検出/微生物 分離菌の同定

K生 , 小林 寛伊 , H生 , 高橋 昭三

pp.1224-1225

 〔問〕HBs抗原陽性患者の手術に使用したガーゼ及び廃棄物などからのHBs抗原の検出法と前処理法を教えてください.なお,当施設はRIは使用できず,RPHA法を行っています.

 〔問〕分離菌が純培養であるかどうかの決め方を教えてください.

臨床生理 Master負荷試験の所要時間

S子 , 五味渕 秀幸 , 南谷 和利

pp.1225-1229

 〔問〕現在我々は,二重負荷試験ではスピードが一定であるという観点の下に1/2,1/3負荷に関しても,回数,時間とも1/2,1/3と減じてスピードを一定にする方法を実施しています.ところが先日あるドクターから,"時間は二重負荷以外は,どの場合でも1分30秒とするのが本当ではないか"との質問を受けました.リハビリ用ではなく,諸条件によりシングル負荷が不可能な一般患者です.25歳,60kgの男性の場合,①1分30秒で13回,②45秒で13回,③その他のどの方法が本当なのでしょうか.

一般検査 試験紙法における薬剤の妨害

I生 , 林 康之

pp.1229-1230

 〔問〕試験紙法において薬尿は偽陽性,偽陰性,判定不能という結果になります.この場合薬剤のみを除去して判定する方法はないものでしょうか.またどのような薬物が何にどれくらい影響するか,についてお教えください.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

今月の特集1 基準範囲と臨床判断値を考える
今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

今月の特集1 AI医療の現状と課題
今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ

64巻7号(2020年7月発行)

今月の特集1 骨髄不全症の病態と検査
今月の特集2 薬剤耐性カンジダを考える

64巻6号(2020年6月発行)

今月の特集 超音波検査報告書の書き方—良い例,悪い例

64巻5号(2020年5月発行)

今月の特集1 中性脂肪の何が問題なのか
今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開

64巻4号(2020年4月発行)

増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見

64巻3号(2020年3月発行)

今月の特集1 Clostridioides difficile感染症—近年の話題
今月の特集2 質量分析を利用した臨床検査

64巻2号(2020年2月発行)

今月の特集1 検査でわかる二次性高血圧
今月の特集2 標準採血法アップデート

64巻1号(2020年1月発行)

今月の特集1 免疫チェックポイント阻害薬—押さえるべき特徴と注意点
今月の特集2 生理検査—この所見を見逃すな!

63巻12号(2019年12月発行)

今月の特集1 糖尿病関連検査の動向
今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に

63巻11号(2019年11月発行)

今月の特集1 腎臓を測る
今月の特集2 大規模自然災害後の感染症対策

63巻10号(2019年10月発行)

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック

63巻9号(2019年9月発行)

今月の特集1 健診・人間ドックで指摘される悩ましい検査異常
今月の特集2 現代の非結核性抗酸菌症

63巻8号(2019年8月発行)

今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

今月の特集1 造血器腫瘍の遺伝子異常
今月の特集2 COPDを知る

63巻6号(2019年6月発行)

今月の特集1 生理検査における医療安全
今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

今月の特集1 発症を予測する臨床検査—先制医療で5疾病に立ち向かう!
今月の特集2 薬の効果・副作用と検査値

62巻12号(2018年12月発行)

今月の特集1 海外帰りでも慌てない旅行者感染症
今月の特集2 最近の輸血・細胞移植をめぐって

62巻11号(2018年11月発行)

今月の特集1 循環癌細胞(CTC)とリキッドバイオプシー
今月の特集2 ACSを見逃さない!

62巻10号(2018年10月発行)

増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ

62巻9号(2018年9月発行)

今月の特集1 DIC診断基準
今月の特集2 知っておきたい遺伝性不整脈

62巻8号(2018年8月発行)

今月の特集 女性のライフステージと臨床検査

62巻7号(2018年7月発行)

今月の特集1 尿検査の新たな潮流
今月の特集2 現場を変える!効果的な感染症検査報告

62巻6号(2018年6月発行)

今月の特集1 The Bone—骨疾患の病態と臨床検査
今月の特集2 筋疾患に迫る

62巻5号(2018年5月発行)

今月の特集1 肝線維化をcatch
今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線

62巻4号(2018年4月発行)

増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック

62巻3号(2018年3月発行)

今月の特集1 症例から学ぶ血友病とvon Willebrand病
今月の特集2 成人先天性心疾患

62巻2号(2018年2月発行)

今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
今月の特集2 実は増えている“梅毒”

62巻1号(2018年1月発行)

今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
今月の特集2 心腎連関を理解する

60巻13号(2016年12月発行)

今月の特集1 認知症待ったなし!
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査

60巻12号(2016年11月発行)

今月の特集1 血液学検査を支える標準化
今月の特集2 脂質検査の盲点

60巻11号(2016年10月発行)

増刊号 心電図が臨床につながる本。

60巻10号(2016年10月発行)

今月の特集1 血球貪食症候群を知る
今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る

60巻9号(2016年9月発行)

今月の特集1 睡眠障害と臨床検査
今月の特集2 臨床検査領域における次世代データ解析—ビッグデータ解析を視野に入れて

60巻8号(2016年8月発行)

今月の特集1 好塩基球の謎に迫る
今月の特集2 キャリアデザイン

60巻7号(2016年7月発行)

今月の特集1 The SLE
今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと

60巻6号(2016年6月発行)

今月の特集1 もっと知りたい! 川崎病
今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断

60巻5号(2016年5月発行)

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今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求

60巻4号(2016年4月発行)

今月の特集1 血漿蛋白—その病態と検査
今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー—その臨床的意義とは?

60巻3号(2016年3月発行)

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今月の特集2 smartに実践する検体採取

60巻2号(2016年2月発行)

今月の特集1 深く知ろう! 血栓止血検査
今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

60巻1号(2016年1月発行)

今月の特集1 社会に貢献する臨床検査
今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

今月の特集1 移植医療を支える臨床検査
今月の特集2 検査室が育てる研修医

59巻12号(2015年11月発行)

今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
今月の特集2 腹部超音波を極める

59巻11号(2015年10月発行)

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ

59巻10号(2015年10月発行)

今月の特集1 見逃してはならない寄生虫疾患
今月の特集2 MDS/MPNを知ろう

59巻9号(2015年9月発行)

今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査
今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか

59巻8号(2015年8月発行)

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今月の特集2 感染症サーベイランスの実際

59巻7号(2015年7月発行)

今月の特集1 検査と臨床のコラボで理解する腫瘍マーカー
今月の特集2 血液細胞形態判読の極意

59巻6号(2015年6月発行)

今月の特集1 日常検査としての心エコー
今月の特集2 健診・人間ドックと臨床検査

59巻5号(2015年5月発行)

今月の特集1 1滴で捉える病態
今月の特集2 乳癌病理診断の進歩

59巻4号(2015年4月発行)

今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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