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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻11号

1980年11月発行

文献概要

特集 出血傾向のLaboratory Diagnosis Ⅰ.出血と止血のしくみ

止血機序の新しい考え方

著者: 松岡松三12

所属機関: 1新潟大学(内科学) 2昭和大学

ページ範囲:P.1238 - P.1245

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 正常人では血管の損傷あるいは障害によって出血しても容易に止血する.これは止血に関して生体の有する基本的な機構が正常にかつ調和してその機能を発揮しているからである.haemostasisという言葉は止血と訳しているが,これは本来は止血に関して生体の有する多くの基本的機構を包含した言葉であって,止血機構というべきものである.
 ここにはhaemostasisの概念とこれに関与する各機構の関連について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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