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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻11号

1980年11月発行

文献概要

特集 出血傾向のLaboratory Diagnosis Ⅴ.出血性素因のスクリーニング検査

2.凝固時間の長いとき

著者: 福武勝博1 梶原功介1 藤田武央1

所属機関: 1東京医科大学・臨床病理

ページ範囲:P.1371 - P.1376

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 一般に止血検査に際して凝固時間と呼ばれているのは,トロンボエラストグラム(TEG)のk+r値を指すか,Lee-White法(1913)によって測られる全血凝固時間(whole-blood clotting time;CT)のことである.Lee-White法の技術的な弱点は,血液が凝固した終点を決める際に測定者によって多少の個人差を生ずることである.正常値は一般に10分前後と言われているが,我々の研究室では8〜12分となっている.しかし,各検査室では各自の終点の決定方式を決めて,それによる正常値を設定しておく必要がある.Lee-White法には多少の変法が行われているが,我が国で最も普及している方法は次のようである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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