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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査24巻4号

1980年04月発行

雑誌目次

今月の主題 生理検査

カラーグラフ

RIによる心疾患の診断—201T1心筋シンチグラフィーの臨床的意義

成田 充啓

pp.372-374

 RIによる心疾患の診断は現在主として,テクネシウム(99mTc)を用いた心血管造影法による心臓の形態,心機能の解析,急性期心筋梗塞部のイメージング(99mTc-ピロリン酸など),及び本稿の主題であるタリウム(201T1)による心筋シンチグラフィーの三者が一般に行われている.T1心筋シンチグラフィーは心筋梗塞,右室肥大,心筋症などの診断にも有効であるが,T1が「解説」の部分で述べる特性を兼ね備えているため,運動負荷T1心筋シンチグラフィーは虚血性心疾患の非観血的診断法として脚光を浴びつつある.したがって今回は,虚血性心疾患の診断を中心として,T1心筋シンチグラフィーの概略を紹介する.

技術解説

テレメータリング—その装置と使用上の注意

安田 一

pp.375-384

 宇宙飛行士の心拍数,血圧,体温などの生体情報は,地上で絶えずモニターする必要があるが,この場合検者は被検者に近付くことができないから,無線テレメーターは不可欠である.宇宙開発,航空医学などとともにテレメータリングの技術は近年長足の進歩を遂げ,低価格で信頼性も向上した医用テレメーターが臨床に供されるようになったので,その用途は一般に使われ出したころからみると大きく広がっている.中でも心電図の負荷試験や,ある程度の行動の自由と絶えざる監視の両立が要求されるCCU,ポストCCUなどでの普及が目立つ.またコードレスであるために施療の妨げにならず,電気ショックに対する安全度も高いことから,手術室やICUでも使用されるようになってきている.

 テレメータリングとは"遠隔測定"の意味で,例えば心電図の電話伝送などもその範疇に入るが,ここでは主として臨床用の無線テレメーターの装置の概要と取り扱いについて述べる.

リハビリテーションと生理機能検査

佐直 信彦 , 中村 隆一

pp.385-394

 生理機能検査は広く医療(診断,治療)の基礎をなす分野であり,生理機能検査そのものにはリハビリテーション医療に特有なものは存在しない.

 一方,リハビリテーションとは,先天性,後天性を問わず,疾病や外傷による心身の障害が永続し,運動や動作行為が制限され,日常生活や社会生活に不利益が余儀なくされる障害を対象とし,これらの障害者に残った能力を最大限に発揮させて生活と仕事を与えること,と理解される.

ボディープレチスモグラフィー

鷲崎 誠 , 田村 昌士

pp.395-402

 ボディープレチスモグラフ(以下BP)は主として気道抵抗及び肺気量(胸郭内ガス量)を測定するための装置である.BPは歴史的には古くから用いられている装置で,初め物理的に肺気量を測定するために1925年Bassによって製作されたが,機械的制約のため種々の難点を残したまま利用されるに至らなかった.1956年DuBoisら1)は初めて実用的なBPを製作し,肺気量のみならず気道抵抗を測定し,その後種々改良が加えられ今日に至っている.本邦ではBPの不安定性,操作の繁雑さ及び高価格などの難点があるため,最近まで一般の医療施設で利用されることはほとんどなかった.

 しかし最近ようやく研究室レベルを脱して,中央検査室での日常検査に応用する施設がみられるようになり,またそのニードに応じるかのように,ミニコンピューターを搭載した取り扱いの簡便なBPが次々と開発,発売され,また輸入されるようになった.そこで本稿ではBPによる気道抵抗,胸郭内ガス量の測定について,その原理と測定方法を重点に解説することにする.

総説

臨床筋電図の進歩

渡辺 誠介

pp.403-409

 筋電図が臨床検査に導入されてから30年余りになる.我が国の脳波・筋電図の研究は本川先生,時実先生ほかの優れた指導者によって世界のトップレベルにあり,1981年には京都で第10回国際脳波臨床神経生理学会が開催されることになった.この学会では教育講演や最新の機器によるデモンストレーションも予定されており,検査技師の方々のセクションもあるのが特徴である.学会は自分の仕事が専門的に評価される場であると同時に,自分の視野を広げアイディアを得て更に飛躍する場でもある.国際学会の運営は努めて簡素にしても膨大な費用がかかり,現在の経済情勢からは外部から多額の寄付金を仰ぐことは困難であるので,会員の参加費,醵金を中心にせざるを得ない.会員には少なからざる負担ではあるが,来日を予想されるメンバーを見れば,国内にいながら諸外国の著明な学者に直接話をすることができるまたとない機会である.特に若い方々が多数出席されて,俗な言葉で恐縮だがもとをとってしまうような活気に満ちた学会になることを期待している.

 さて筋電図の近年の進歩としては,増幅器の性能向上と小型コンピューターの導入によって,筋活動電位のみならず神経活動電位,誘発脊髄波,誘発脳波,脳運動関連電位と脳波との境界がなくなってきたことと,単一筋線維筋電図というミクロ化されたジャンルが生まれたことが挙げられる.

臨床検査の問題点・126

呼気ガス分析器

大久保 隆男 , 斎木 良明

pp.410-415

 ルーチンの肺機能検査で中心的な役割を果たしている呼気ガス分析器に,CO, CO2,He, N2メーターなどがある.これらの分析器の原理やメカニズムの知識,あるいはガスの基本的な物理学の知識の有無はデータの信頼性を大きく左右する.ルーチンの検査についてこれらの問題点を検討する.

(カットはマススペクトロメーターCENTRONIC 200 MAG)

検査と疾患—その動きと考え方・40

慢性閉塞性肺疾患—特に換気効率を中心として

金野 公郎 , 向井 奉文

pp.417-422

 症例 M.S.,75歳,男子,自営業.

 主訴 労作時息切れ(Hough-Jones, IV°)

座談会

ME機器のシステムにおける安全

石山 陽事 , 坂井 孝志 , 古幡 博 , 斎藤 正男

pp.424-433

 単体の医療機器の安全性は,これまでかなりのレベルに達しているが,現在の医療の実際は,複数の機器の組み合わせやコンピューターのような医療機器以外の機器も患者環境に入り込んでその安全性を不十分なものにしている.そこでメーカーサイドとユーザーサイドからシステムとしての医療機器の安全を検討する.

臨床化学分析談話会より・79<近畿支部>

GOT測定の標準法試案の作成—昨年度の活動の3本柱から

小川 善資

pp.416

 近畿支部の1979年の活動を振り返って報告すると,主に三つの作業に取り組んだ.第一は立科におけるワークショップのテーマであった"尿酸の酵素的定量法の問題点"のうちの"H2O2定量法の問題点"である.この問題に取り組むため当支部内に新しい小委員会を発足させ"尿酸委員会"とし,支部全委員の協力を得て推進した.第二は"GOT活性測定法に対する標準的測定法試案"の作成と,本試案の解説書の作成であり,酵素委員会にて作業に取り組んだ.第三は測定装置の問題点を取り上げ,分光光度計の点検法,検定法の確立と,現状の自動分析装置の把握と各社性能及び機能表示書の把握に関して,機器委員会が取り組んだ.

 第一の"H2O2定量法の問題点"ではペルオキシダーゼを用いる発色法におけるビリルビン,アスコルビン酸の干渉機序の解明と,ホルマザン発色系における問題点の2点について検討が加えられた.ペルオキシダーゼ系の干渉機序の正確な解明にはそれなりの装置が必要で,検査に携わる我々の手では少し手の出せない一面もあったが,委員会メンバーの活発な意見と努力によって,数数の推理とそれを説明するための実験が行われ,ほぼ干渉機序は解明できた.しかしこれをより明確なものとするために,推理した干渉機序より回避法の確立を現在も継続して進行中である.

Ex Laboratorio Clinico・40

脳波事始・2—国内編

下田 又季雄

pp.434-440

はじめに

 日本において実際に脳波研究が発足したのは1929年Bergerの脳波発見,次いでAdrian教授によりBerger波が追試・確認された1934年に遅れること2年,昭和11年(1936年)東北大学第二生理学教室(主任藤田敏彦教授)においてであった.その後,東北大のほか北大,東大,新潟大,名大,京大,阪大,九大などで工学部弱電部門とタイアップして医学部生理学,内科学,外科学,精神科各教室で各々独自に発足した.特に昭和16年12月に至って,昭和12年7月,日支事変より始まった戦争がいわゆる大東亜戦争として第二次世界大戦へと進展するとともに陸海軍関係,中でも航空医学関係の研究者に脳波研究の必要性が急速に高まってきた.昭和17年には名大内科勝沼精蔵教授,東大外科塩田広重教授の世話役で学術振興会の脳波委員会が誕生して,昭和20年終戦までこの研究班は続いた.また翌昭和21年終戦の混乱の中に,いち早く文部省学術研究会議第9部(医学)第17班として脳波班が,班長東北大第二生理,本川弘一教授以下班員19名で発足し,昭和27年第1回日本脳波学会(会長東大清水健太郎教授)が発足するまで続いた.脳波班はその後てんかん班(班長東大精神科内村祐之教授),異常児の医学的研究班(班長東北大精神科石橋俊実教授)の2班に発展的解消し,昭和28年から30年まで続いた.

負荷機能検査・4

負荷心電図

五味渕 秀幸 , 南谷 和利

pp.441-448

 循環器疾患における負荷試験には主に二つの目的がある.一つは循環器系の機能を評価する目的のため,一つは診断の目的のために用いられている.負荷試験を循環器系に用い始めたころは心機能を評価するためであったが,今日ではその目的及び適応の対象も広まり,運動負荷は心疾患患者のリハビリテーション,冠疾患の発症予防,また健康増進などの目的にも用いられている.

 循環器負荷試験には運動負荷,薬剤負荷,精神的ストレス負荷などがあるが,ここでは負荷心電図検査の中心となってきた運動負荷試験を主に取り上げ,その歴史,内容,心電図による判定などを簡単に紹介する.

多変量解析の応用・4

判別分析

古川 俊之 , 田中 博

pp.449-456

はじめに

 前回紹介した重回帰分析は,個体の多数の実測された変量から一つの未知の変量を予測するための手法であった.しかし,臨床医学においてもっと頻繁に遭遇するのは,多数の臨床検査値より病名,治療法の良否などについて,個体について択一的な判断を迫られる場合である.このような場合,通常,医師は各種の検査値を重み付けして判断を下していると考えられるが,判別分析とはこの重みを統計的な見地から決定して,判定を定量的に行う手法であると言うことができる.

 判別分析は以上のように,診断や治療上の意志決定に適当な性質の手法であるため,適用例も他の多変量解析の手法に比べて圧倒的に多く,研究目的だけでなく臨床的に実用化されているものも多い.判別分析の医学応用例を掲げた本連載1回の表1からも分かるように,特に数量化Ⅱ類(連載8回予定)とともに鑑別診断の定量化に広く適用されている多変量解析法の一つである.また最近ではこの判別分析を発展させ,各群への帰属確率を計算する多重ロジスティックモデル(連載10回予定)が,疫学調査結果の重要な解析手法として評価されてきている.

研究

13部分トリソミーとY/15転座の各1症例

徳永 次行 , 河野 恭則 , 富岡 芳 , 堀越 すみ子 , 永井 信也

pp.461-464

はじめに

 1970年,CasperssonらによりQ-Banding法が開発されたのを契機に,G, R, C-Banding法などの分染法が相次いで報告された.これら分染法の開発に伴って,次々と新しい染色体異常が発見されている.

 最近我々は,まれな染色体異常2症例(13部分トリソミー及びY/15転座)を経験したので報告する.

ヒト抗D,抗C抗体IgGによるリンパ球Fcレセプターの解析

上原 良雄 , 松葉 喬久 , 川 茂幸

pp.465-467

目的

 ヒト免疫グロブリンのFc部分に対するレセプター(Fcレセプター)は,各種細胞表面に存在することが知られている.その検出法も多く知られており,日常検査で最も普及した方法は,異種動物の血球をその血球に対する異種動物の抗体で感作して,ヒトリンパ球とロゼット形成を行うものである.ところがヒトのIgG Fc部分を用いた方法と,異種動物のIgGを用いた方法とでは測定の意義が異なるため,ヒトリンパ球IgG Fcレセプター解析には,ヒトIgGを用いる簡便な方法が望ましい。

 現在ヒトIgGを用いた方法には,FITCラベルの熱変性ヒトIgG (aggregated human IgG)を用いる方法と1),Rh血清の一つであるRipleyの血清を使用して,ヒトリンパ球とロゼットを形成する方法とがある1,2).しかし前者は,一般の臨床検査室には余り普及していない落射型の螢光顕微鏡が必要であり,熱変性IgGのリンパ球表面への非特異的な吸着など,誤差要因が大である.また後者は普通特別な研究者以外Ripleyの血清の入手は困難であり,一般的でないなどの欠点がある.そのため,ヒトIgGによるFcレセプター解析の進展がみられないのが現況である.

編集者への手紙

血液凝固因子の周期律表

有馬 広海

pp.468

 凝固学と言えば,各因子の性質を知ることが大切であり,基本でもある.ところが,これらは別々に説明されることが多いため,初心者にとっては戸惑うことが少なくない.因子の諸性質を何とかうまく統一・整理することができないものだろうかと考え,試行錯誤を繰り返して,右の図にたどりついた.

 ①の方向に,血清中に存在しない因子群(Ⅰ,Ⅱ,Ⅴ,Ⅷ)を,②の方向には,吸着を受ける因子群(Ⅱ,Ⅶ,Ⅹ,Ⅸ)を配置した.→(プロトロンビン群)また③の方向には,血友病A(Ⅷ),血友病B(Ⅸ),血友病C(XI)と血友病因子群が配列されている.更にこの表はトロンボプラスチン生成試験で,その威力を発揮する.

新しいキットの紹介

酵素免疫法による血中抗てんかん薬測定キットの検討

久良 美恵子 , 笠原 素子 , 阪東 慶一

pp.469-473

はじめに

 精神運動発作を伴うてんかんの治療薬として,今世紀初期よりフェノバルビタール(PB),プリミドン(PM)などバルビツール系薬物と,ジフェニルヒダントイン(DPH)をはじめとするヒダントイン誘導体が用いられてきた.しかしこれらの薬物が服用されて,実際に生体内で治療上の有効濃度を保ち,しかも長期間にわたる服用効果をあげるためには,血中における服用薬剤の濃度を直接測定する必要があるが,現在ほとんど実施されていない.更に多くの抗てんかん薬は血中有効濃度の範囲が比較的狭く,また中毒症状を起こす濃度範囲に近接しているので,わずかの投与量の増加が種々の神経学的中毒症状の惹起につながると言われている1)

 従来より各種抗てんかん薬の血中濃度検出手段としては,ガスクロマトグラフィー(以下GLC)に依存してきた.しかしこの方法は,繁雑な抽出分離操作と特殊な機器装置を必要とするなど,到底臨床検査のレベルでは実施困難とされるものである.最近これに代わるものとして酵素免疫測定法が登場し,この方法による市販キット(homogeneous enzyme immunoassay;EMIT:Sy-va)2,3)も出現した.

新しい機器の紹介

ヘマトクリット値(PCV)のベッドサイド用測定装置の検討

稲岡 保子 , 富田 仁

pp.474-476

まえがき

 ヘマトクリット(以下Ht)値の測定は,日常診療において貧血のスクリーニングをはじめとし,多血症,水血症,脱水症のスクリーニングに大切な検査である.毛細管高速遠心法は,簡易さと正確さにおいてほぼその目的を達したかに見えるが,高速遠心器を必要とするので,毛細管に採血後はどうしてもその遠心器が設置してある場所に行って遠心しなくてはならない.

 今回,西ドイツCompur-Electronic GMBH社ではCompur M 1100という手持ちの電池式Minicentrifuge M 1100を作製し,真の意味でのベッドサイドでのHt値の測定を可能にした.本装置を用いてのHt値測定の検討をしたので報告する.

検査室の用語事典

脳波検査

江部 充

pp.477

32) contingent negative variation (CNV);随伴陰性変動

 ある種の警告刺激(S1)に対して一定時間をおいて応答(S2)を行う心理実験で,S1による大脳誘発電位に引き続いて陰性のゆっくりとした陰性電位変動が起こる.これをCNVと言う.例えば光刺激の後にボタンを押す作業を命令しておくと,光刺激の誘発電位の後にCNVが出現する.20μV以下の小さな電位である.expectancy wave (期待波),Bereitschaftspotential (準備電位)と同じものと言われている.

筋電図検査

渡辺 誠介

pp.479

30) double discharge (doublet);二重発射・二重放電

 ほぼ同じ形の活動電位が4〜20msecの短い間隔で二度連続して記録される現象で,主としてテタニーの痙攣,ミオキミーのような不随意運動で記録される.三重発射(triple dis-charge;triplet)以上のこともある.単一筋線維筋電図からも同一神経単位に由来することは確かめられているが,発生機序や意義はまだ明らかではない.運動ニューロン疾患,パーキンソン病などのほか,正常人にみられることもある.

質疑応答

臨床化学 遊離脂肪酸の単位

H生 , 川出 真坂

pp.481-482

 〔問〕遊離脂肪酸の測定で標準液にパルミチン酸を用いてmEq/lで表示していますが,他施設ではmg/dlで表示している所もあります.この場合,複合物としての遊離脂肪酸の分子量は幾らにすればよいのでしょうか.または標準液の濃度で表すのでしょうか.

血液 SFMC

S生 , 浮田 實

pp.482-484

 〔問〕SFMCとはなんですか.

免疫血清 凍結血漿の交差試験

O生 , 遠山 博

pp.484-486

〔問〕

(1)凍結血漿を輸液する場合の交差試験の方法と注意点を教えてください.アルブミンのみの輸液についても同様にお教えください.

免疫血清 検査項目の取捨選択について

A生 , 長田 富香

pp.487-488

 〔問〕ルーチン検査項目は増加の一途をたどっており,中には現実にそぐわない項目も出てきていると思います.

 血清検査のうちWidal反応,Weil-Felix反応をルーチンより削除したいと思いますがいかがでしょうか.

微生物 百日咳菌の分離

H生 , 山中 喜代治

pp.488-489

 〔問〕百日咳菌の分離頻度を高めるコツをお教えください.

微生物 医療従事者の梅毒感染の危険性

T生 , 小林 寛伊

pp.489-490

 〔問〕梅毒陽性者の手術・剖検時,①患者の血液から感染することがあるのか(当然ゴム手袋を使用して),②術後,剖検後の器具や血の付いたガーゼ,布,シーツなど患者の使用物の消毒はいかにすべきか,再生して使用できるのか,について教えてください.また,陽性者はすべて感染の可能性を持っているのでしょうか.

臨床生理 Master昇降負荷試験

K生 , 林 明徳

pp.490-492

 〔問〕心電図検査でMaster昇降負荷試験時,どのようなときに負荷を直ちに中止したら良いのでしょうか.患者の訴えや状態に注意して検査を行ってはおりますが,検者自身の判断基準が明確にあったらと思います.

検査機器 交流アーティファクト

S生 , 石山 陽事

pp.493-494

 〔問〕脳波記録中,突然交流アーティファクトが全体に入ってきました.その原因が装置の内部に由来するものか,外部から混入したものかを簡単にチェックする方法はないでしょうか.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

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64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

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64巻6号(2020年6月発行)

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64巻5号(2020年5月発行)

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64巻4号(2020年4月発行)

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64巻3号(2020年3月発行)

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今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

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63巻6号(2019年6月発行)

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今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

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63巻2号(2019年2月発行)

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62巻4号(2018年4月発行)

増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック

62巻3号(2018年3月発行)

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62巻2号(2018年2月発行)

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62巻1号(2018年1月発行)

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60巻12号(2016年11月発行)

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増刊号 心電図が臨床につながる本。

60巻10号(2016年10月発行)

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60巻2号(2016年2月発行)

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59巻3号(2015年3月発行)

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59巻2号(2015年2月発行)

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今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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