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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査24巻5号

1980年05月発行

雑誌目次

今月の主題 感染症とバイオハザード

カラーグラフ

偽膜性腸炎とClostridium difficile

上野 一恵

pp.500-502

 偽膜性腸炎は抗生剤投与と密接に関係して発症する.発症頻度は比較的低いが,その大多数は重篤な基礎疾患を有し,手術後,特に大腸,直腸手術後にみられることが多い.その死亡率は約40%で重篤な疾患である.一方,抗生剤投与によって下痢が起こることもよく知られている.偽膜性腸炎,下痢症を起こす抗生剤としてはクリンダマイシン,リンコシン,アミノベルジルペニシリン,アモキシリン,セファロシン,セファゾリンなどが多い.一種の菌交代によると考えられ,C.difficileが105/g以上に検出される.また下痢便からはHeLa細胞などにCytopathic effectを起こす毒素が証明される.この毒素は56℃ 30分の加熱,C.sordelliiの抗毒素血清により完全に中和される.C.difficileは空気(酸素)に極めて弱い嫌気性菌である.

技術解説

毒素原性大腸菌の検査法

竹田 美文

pp.503-511

 毒素源性大腸菌(entcrotoxigenic Eschericltia coli)は,通常の検査法では非病原性大腸菌と区別することができない.毒素原性大腸菌が産生する易熱性エンテロトキシン(LT)か耐熱性エンテロトキシン(ST)のどちらか,あるいは両方を検出して初めて毒素原性大腸菌と同定することができる.

 LTの検査法として広く利用されているのは結紮腸管法,皮膚毛細血管透過性亢進試験,チャイニーズハムスターオバリー細胞の形態変化を調べる方法などである.しかしこれらの方法は,臨床検査室において日常検査として利用するのには技術的に困難な点が多い.LTがコレラエンテロトキシンと共通抗原性があることを利用した抗コレラエンテロトキシンを使った受身免疫溶血反応は,術式も簡単であり,日常検査として取り上げやすい.

レジオネラ症の検査法—細菌・血清学

藪内 英子

pp.512-519

 レジオネラ症(在郷軍人病)はLegionella Pneu-mophilaの感染によって起こる肺炎または熱性疾患である.1976年フィラデルフィアでの肺炎患者集団発生に際して独立疾患と認められ,その原因微生物をめぐって世界的な関心を集めることとなった1)

 他の多くの感染症におけると同様,レジオネラ症の検査法も次の5項目が考えられる.

Clostridium difficileの検査法

上野 一恵 , 小林 とよ子 , 渡辺 邦友

pp.520-525

 偽膜性腸炎は古くからみられており,消化管手術後に続発する発熱,腹痛,白血球増多,粘液,血液便を伴う激しい下痢で,重篤な場合には死に至る.偽膜性腸炎の原因については多くの報告がある.ところが近年,偽膜性腸炎は抗生剤投与と密接な関係を有し,その原因として腸内常在菌叢中の毒素産生性のClostridium difficileが注目されてきた,偽膜性腸炎患者の糞便中からC.difficile及び毒素が証明されることも明らかとなってきた.また外科領域では,術後下痢とか偽膜性腸炎の早期鑑別及び予防に,患者糞便中の毒素産生性のC.difficileの検索に関心が持たれている.

 しかしC.difficileは嫌気性菌の中でも培養の困難な菌種の一つである.本報ではC.difficileの分離同定法及び毒素証明法について述べる.

総説

医学生物学におけるバイオハザードの背景と問題点

大谷 明

pp.527-536

 医学の進歩と社会の近代化により感染症の世界は大きく変化した.一方,組み換えDNA技術の応用により,生物遺伝子を人工的に操作する研究が生物学の桧舞台に登場してきた.このような背景の下に,近年バイオハザードが研究者及び社会一般に問題視されるようになった.以下その経緯と問題点につき総括的に触れたいと思う.

臨床検査の問題点・127

臨床検査におけるバイオハザードとその対策

福見 秀雄 , 小酒井 望

pp.538-544

 内容の不明な検体を大量に取り扱う臨床検査室にとって,現在肝炎ウイルスをはじめとする病原体に感染しない保障はない.ではそのようなバイオハザード(biohazard)を防御するにはどうすればよいのか—国立予防衛生研究所の対策案を具体例にして,その安全対策を語っていただく.

(カット写真は都立荏原病院にある高度安全病棟の臨床検査室入口)

検査と疾患—その動きと考え方・41

抗生剤投与中にみられた偽膜性腸炎とClostridium difficile

小林 とよ子 , 磯野 美登利 , 渡辺 邦友 , 上野 一恵 , 桜井 恒久 , 蜂須賀 喜多男

pp.553-557

 症例 70歳,男子.

 主訴 下痢,発熱,腹部膨満.

座談会

輸入感染症対策

橋本 博 , 小川 良治 , 福井 雅夫 , 三輪谷 俊夫

pp.558-564

 短時間の大量輸送時代に入り,海港検疫とは大きく違った局面を迎えている空港検疫──年間700万人の人が渡航している我が国は,その一人一人が世界の感染症と隣合わせにいると言っても過言ではなかろう.新しい空の防疫体制とその問題点を大阪空港の例を中心に検討してみる.

臨床化学分析談話会より・80<関東支部>

期待が大きい糖尿病の新しい検査法—ヘモグロビンAIcの測定と意義

大竹 皓子

pp.537

 第228回分析談話会関東支部例会(1979.12.18)は東大薬学部講堂において開かれ,前月に引き続き"新しい糖尿病の検査シリーズ"としてヘモグロビンAIc(HbAIc)についての話題が取り上げられた.題と話題提供者は次のとおりであった.

(1)ヘモグロビンAIc測定法

Ex Laboratorio Clinico・41

Legionnaires' Diseaseの発見—1,000日目の報告

本田 武司

pp.565-570

レジオネラ症の誕生

 ベレビュー・ストラトフォドホテルは,アメリカのフィラデルフィアの街中にあり,1904年の開設以来増改築を重ね,現在では18階建てで約700床を有する大ホテルの一つである.このホテルを中心会場として,1976年7月21〜24日にかけて,米国在郷軍人会のペンシルバニア支部大会が開かれた.各種の会議やパレード,夕食会,ダンス会などがホテルのロビーを中心にして催され,全参加者は約4,000名を数えた.

 ところがこの会議に出席した人たちの間で,発熱と呼吸器系症状を伴った患者が続発しているとのうわさが広がった,会議から約1週間後の8月2日にこれに気付いたペンシルバニア州の衛生部が米国伝染病センター(CDC)と協力して調査に乗り出した.これがレジオネラ症発見の第一歩であった.わずかの情報に耳をかし疑い,そして調査を決断した注意深い研究態度が,今世紀の細菌学史上特記すべき大発見の契機となったのである.

負荷機能検査・5

イヌリンクリアランス試験

岩渕 勉

pp.571-575

 クリアランスという言葉が腎機能検査上欠かせぬテストとして定着してから既に久しく,Van Slykeがクリアランス理論を打ち立てたのが1929年であるから,約50年前のことになり,大島研三教授が本邦に紹介導入されてから30有余年になる.

 実際にクリアランス方式を最初に推測したのはThomas Addis1)(1917)であって,有名なAddiscount2)(1925)発表の8年前に当たる.しかしクリアランスという言葉を初めて使用したのは前記Van Slyke及びMöller, Mclntosh3)であったことは余りにも有名である.次いでDavisとShock4)が,イヌリンだけを用いたクリアランステクニックで平均の約5〜7%の偏差のあることを報告した.種々の状況において多くのクリアランスは時間によって結果に相違が起こり,測定誤差が生じることも分かってきた.

多変量解析の応用・5

主成分分析

古川 俊之 , 田中 博

pp.577-583

はじめに

 これまで紹介した重回帰分析や判別分析などの多変量解析法は,患者の個体計測値群のほかに予測や判別の目的変量が存在し,数学的分析は個体計測値と,この基準となる目的変量との適切な関係式を探すものであった.今回解説する主成分分析と次回の因子分析は,上記の手法とは違って特性変量群全体の変動から幾つかの独立成分を抽出して記述・要約する手法で,外的な基準となる目的変量はない.因子分析も分析の観点が異なるだけで,同様に外的基準のない多変量解析に属している.

 相関分析(連載第2回)でも述べたように,個体における各計測値は通常相互に関連し合っていて独立ではなく,それぞれの関係の深さは相関係数行列で表すことができる.これらの計測変量群の中から,各計測値の変動を説明する独立な成分を抽出できれば,変量全体の変動の構造を理解し,情報を要約するうえですこぶる有用である.主成分分析とはこのように,計測された変量全体の変動の中から独立に変動する成分を抽出し,データ変動の構造を要約する手法である.医学における疾病の認識は,多数の観測ベクトルを介してのみ可能であるが,主成分分析は各種の臨床計測値群によって与えられる病像プロフィールの構造を記述し,一定の内的傾向を抽出するのに役立つものと考えられる.

私のくふう

マイクロピペット応用による細管中の微量試料及び微量有機溶媒の取り扱い

高橋 豊三 , 武山 直子

pp.584-585

 近年,科学の発展に伴い省力化や微量化が進み,非常に微量な単位で成分を検出したり,反応を行ったりすることができるようになった.これは,微量の試料を精密に測定操作することを可能にした,ピペットの開発に負うところが大きい.最近では,どの検査室でもピペットマンとかエッペンドルフのマイクロピペットを備えている所が少なくない.これらのピペットは先端に付属のチップを取り付けることにより,μlという微量の単位で,しかも正確な試料の取り扱いを可能にしてくれている.危険性を伴う放射性同位元素を扱う実験にも使用可能なように,使用済みのチップをチップエジェクターによって手を触れることなく廃棄できるよう工夫されているものもある.

 しかしながらどの製品の場合でも,これらのピペットに取り付けるチップは,通常使われているフラスコ,小試験管(13mmφ×100mm),あるいはマイクロタイタープレートのような管底の浅いものに対してはその特性を発揮するが,試料の微量化に伴い当然使われるべき微小試験管や,あるいはまた,同じ小試験管でもパイレックスのスクリューキャップ付きの試験管などは,ねじ込み用に管口が細くなっているので使用が難しい.更に有機溶媒を扱う場合には,溶媒の種類にもよるが付属のポリプロピレン製のチップが使えない場合が多い.

凝集時間による血中FDP定量

岡林 誠

pp.585

 血中FDPは種々な測定法の中でも,簡便迅速に測定できるラテックス凝集試験が,スクリーニングテストとして広く用いられている、被検血清を倍数希釈し求めた値は,例えば40倍で(+),80倍で(−)であれば,20〜40μ9/mlの間の値となり,この検体は21μg/mlかもしれないし39μg/mlかもしれないのである.そこでラテックスの凝集するまでの時間(秒)により,簡単に定量する方法を紹介する.

図形・赤色フィルターを併用した閃光刺激による脳波賦活法の改良

高橋 剛夫 , 塚原 保夫

pp.586

 1946年,Walterら1)がストロボスコープ(ストロボ)を用いた白色閃光点滅刺激による脳波賦活(閃光刺激賦活)を報告して以来,本法は重要な脳波賦活法の一つとして,現在でも広く実施されている.ところが閃光刺激賦活で誘発される発作波は,むしろ赤色点滅3)や点滅図形刺激2,5,7,10)に鋭敏に反応し,時には単なる図形刺激1,5,7,10)がその誘因となることが知られるようになった.

 さきに我々は,視覚刺激装置SLS−5100(日本光電)による脳波賦活法8)を本誌6)でも紹介した.本装置を用いると,20cd/m2という低輝度の一定条件下で,図形,点滅図形,赤色点滅刺激を容易に与えることができる.その発作波賦活効果をみると,閃光刺激賦活に優るだけでなく,定性・定量的な所見の把握が可能である.しかし視覚刺激装置を用いた方法は坐位で行うという不便さがある.そこで視覚刺激装置による方法の簡便法として,ストロボの前に以下のフィルターを装着して刺激する方法9)を案出した(図).

研究

高速液体クロマトグラフによる生体試料(血清,唾液,髄液,尿)中の抗てんかん薬濃度測定法

原口 宏之 , 畑 実

pp.587-591

はじめに

 抗てんかん薬の使用法は近年著しい発展を遂げてきたが,その基礎には適確な病型診断法の進歩や,新しい薬物の登場に加えて,投与薬物の体液中濃度測定法の開発により,薬物動態への理解が深まってきたことが挙げられる1-5)

 薬物定量には,ガスクロマトグラフ法(GLC)6,7)や酵素免疫法(EMIT)7)など優れた測定法があるが,最近注目を浴びてきた高速液体クロマトグラフ法(HPLC)8〜10)は,原理的には非特異的な分析法ながら,条件の検討で妨害物質の影響は十分に排除でき,誘導体合成の必要性が少なく,試料が微量で済み,分析時間も比較的短いなどの特徴を持っている.同時に数種類の薬物の測定ができ,その代謝産物や生体内での相互変換などの動的な薬理作用の追求にも応用できる.

ULTRA-FLO 100全血小板カウンターと他機種との比較検討

中野 純一 , 荒武 八起 , 多田野 祐子 , 大滝 幸哉

pp.593-596

はじめに

 血小板カウンターによる血小板数の測定は,一定範囲内の体積を有する粒子を分別計数することに基づいている。

 初期の全血による血小板計数は,赤血球の混在による影響のため失敗したが,その後PRP法1)あるいは希釈遠心法2)と言われる方法が開発され,赤血球の混在による影響を取り除くことによって,血小板を正確に測定すべく改良がなされてきた.しかしながら,PRPの作製に時間がかかることや,高低のスレッショールドを越えた血小板あるいは血小板以外のセル・フラグメント3)などを区別する方法がないことなど,問題は残っている.最近では更に改良された機器が登場してきたが,その中にあってフローシステム,スレッショールドチェック,計数システムなどの改良を行ったULTRA-FLO 100全血血小板カウンター(Cray Adams)を試用する機会を得たので,その特徴と他の2機種との比較について報告する.

パラフィン切片による病的アストログリア染色の新しい試み—Cajalピリジン銀法の変法

鬼頭 つやこ , 松下 正明

pp.597-600

はじめに

 神経病理学の分野では従来,セロイジン切片や凍結切片による標本が広く用いられていたが5),最近では手技の簡便さ,染色法の応用性,大型切片作製技術の進歩,連続切片の容易さなどによって,パラフィン切片標本が好んで繁用されるようになった.この数年の日本神経病理学会の標本展示をみても,パラフィン切片標本がほとんどすべてと言っていいほどの実状である.特にこの方面での最大の進歩は,神経原線維の鍍銀染色であるBodian染色1)の導入であると考えられる.これまで愛用されていた凍結切片によるBielschowsky染色がほとんど用いられなくなったことからみても,Bodian染色の画期性がうかがおれる.

新しいキットの紹介

緊急検査用自動分析装置(aca,Du pont)によるCPK-MB分画の迅速定量法

辻 哲 , 扇谷 茂樹 , 弘末 京子 , 高橋 芳郎 , 山根 早百合 , 久城 英人 , 児玉 順三 , 平盛 勝彦

pp.601-604

はじめに

 CPK-MB分画は主に心筋に由来し,正常血清中では極めて活性値が低い.本酵素は心筋梗塞発作後,数時間でその濃度が増加し,24時間付近を頂点としてその後減少する,したがってCPK-MB分画の動態を迅速,正確に把握することは,心筋梗塞の早期鑑別診断及び治療経過の観察に極めて有用である.

 現在,CPK-MB分画の定量法はカラム法,電気泳動法に大別されるが,いずれも手技が繁雑で迅速性に欠け,臨床への即応性に難点がある.今回,CPK-MB分画の測定に,バッグ様式の緊急検査用自動分析装置(aca, Du Pont)を用いる方法について検討したので,その成績を報告する.

検査室の用語事典

脳波検査

江部 充

pp.605

46) epireptiform pattern;てんかん性波型

 てんかん患者及び実験的に作られたてんかん動物の発作間歓期に出現するような異常脳波で,背景脳波から識別できる棘波,鋭波,棘・徐波複合を言う.これらは孤立性のこともあれば,群発して数秒間続くこともある.seizure pattern (発作波型)とは違う.またこれら波型が必ずしもてんかん特有のものではないので,epileptic pattern (てんかん波型)を同義語として使用することは好ましくない.

筋電図検査

渡辺 誠介

pp.607

39) fasciculation, fasciculation potential;線維束電位

 安静時の筋に記録される波形の一つである.波形は軽度随意収縮させたときに見られる運動単位の波形と同じで,振幅0.5〜3mV,持続2〜10msec,2〜3相性であるが,随意収縮時と異なり,放電間隔は一般に不規則である.ニューロパチーや運動ニューロン疾患など臨床的に肉眼で観察される筋線維束性攣縮に対応して出現する.

質疑応答

臨床化学 アポ蛋白とは

K子 , 古賀 俊逸

pp.609-611

 〔問〕脂質が血液中に溶存するのは,アポ蛋白と結合してリポ蛋白として存在しているからだとされていますが,このアポ蛋白とはどういうものなのでしょうか.アポ蛋白がA-I,A-II,B, C-I, C-II, C-III, D,E, Fとか分類されているようですが…….

臨床化学 Scatchard plotとは

K生 , 市原 清志

pp.611-613

 〔問〕radioreceptorassayでのScatchard plotについて説明してください.

血液 トロンボエラストグラフ

Y生 , 秋山 淑子

pp.613-615

〔問〕トロンボエラストグラフにおけるキュベットと軸の洗浄及び前処理の方法を教えてください.また再現性はどの程度あるのでしょうか.(同一検体を同時に流した場合)

免疫血清 大量輸血の際の交差試験

Y子 , 遠山 博

pp.615-617

〔問〕大量の吐血,下血のある患者に輸血を行う場合,1回に10〜20本の交差試験を行う場合があります.手術時のように一時的に使用する場合と違って数日間続ける場合,毎日採血して交差試験を行ったほうが良いのでしょうか?

 また一般的に考えてこのような場合,1日に輸血する本数は何本ぐらいまで可能なのか,注意事項も併せてお教えください.

免疫血清 asialo GM1

K生 , 中原 一彦

pp.617-618

 〔問〕asialo GM1とはどんなものですか.また臨床的意義をお教えください.

微生物 電子レンジによる寒天培地の加熱溶解

T生 , 高橋 昭三

pp.618

 〔問〕細菌培養のための培地作製時,寒天を電子レンジで溶解することはできないでしょうか.電子レンジの原理から言えば,寒天は殺菌されているのではないでしょうか.

一般検査 Kato-Katz法とは

Y生 , 鈴木 了司

pp.619-620

 〔問〕セロファン厚層塗抹法を応用した新しい糞便寄生虫卵の検査法Kato-Katz法とはどういう方法ですか.

一般検査 覚醒剤の証明法

M生 , 池本 卯典

pp.620-622

 〔問〕覚醒剤常用者の血液または尿を用いて,覚醒剤を分析・証明する簡単な方法を教えてください.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

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今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

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今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ

64巻7号(2020年7月発行)

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今月の特集2 薬剤耐性カンジダを考える

64巻6号(2020年6月発行)

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64巻5号(2020年5月発行)

今月の特集1 中性脂肪の何が問題なのか
今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開

64巻4号(2020年4月発行)

増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見

64巻3号(2020年3月発行)

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今月の特集2 質量分析を利用した臨床検査

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63巻12号(2019年12月発行)

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今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に

63巻11号(2019年11月発行)

今月の特集1 腎臓を測る
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63巻10号(2019年10月発行)

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック

63巻9号(2019年9月発行)

今月の特集1 健診・人間ドックで指摘される悩ましい検査異常
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63巻8号(2019年8月発行)

今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

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今月の特集2 COPDを知る

63巻6号(2019年6月発行)

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今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

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63巻2号(2019年2月発行)

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今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

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60巻2号(2016年2月発行)

今月の特集1 深く知ろう! 血栓止血検査
今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

60巻1号(2016年1月発行)

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今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

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59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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