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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻5号

1980年05月発行

文献概要

新しいキットの紹介

緊急検査用自動分析装置(aca,Du pont)によるCPK-MB分画の迅速定量法

著者: 辻哲1 扇谷茂樹1 弘末京子1 高橋芳郎1 山根早百合1 久城英人1 児玉順三1 平盛勝彦2

所属機関: 1国立循環器病センター臨床検査部 2国立循環器病センターCCU

ページ範囲:P.601 - P.604

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はじめに
 CPK-MB分画は主に心筋に由来し,正常血清中では極めて活性値が低い.本酵素は心筋梗塞発作後,数時間でその濃度が増加し,24時間付近を頂点としてその後減少する,したがってCPK-MB分画の動態を迅速,正確に把握することは,心筋梗塞の早期鑑別診断及び治療経過の観察に極めて有用である.
 現在,CPK-MB分画の定量法はカラム法,電気泳動法に大別されるが,いずれも手技が繁雑で迅速性に欠け,臨床への即応性に難点がある.今回,CPK-MB分画の測定に,バッグ様式の緊急検査用自動分析装置(aca, Du Pont)を用いる方法について検討したので,その成績を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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