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緊急検査用自動分析装置(aca,Du pont)によるCPK-MB分画の迅速定量法
著者: 辻哲1 扇谷茂樹1 弘末京子1 高橋芳郎1 山根早百合1 久城英人1 児玉順三1 平盛勝彦2
所属機関: 1国立循環器病センター臨床検査部 2国立循環器病センターCCU
ページ範囲:P.601 - P.604
文献購入ページに移動CPK-MB分画は主に心筋に由来し,正常血清中では極めて活性値が低い.本酵素は心筋梗塞発作後,数時間でその濃度が増加し,24時間付近を頂点としてその後減少する,したがってCPK-MB分画の動態を迅速,正確に把握することは,心筋梗塞の早期鑑別診断及び治療経過の観察に極めて有用である.
現在,CPK-MB分画の定量法はカラム法,電気泳動法に大別されるが,いずれも手技が繁雑で迅速性に欠け,臨床への即応性に難点がある.今回,CPK-MB分画の測定に,バッグ様式の緊急検査用自動分析装置(aca, Du Pont)を用いる方法について検討したので,その成績を報告する.
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