文献詳細
文献概要
今月の主題 リンフォカイン 技術解説
プロテインAとStaphylococcus aureus Cowan I株によるリンパ球検査法及びその応用
著者: 河合忠1 伊藤喜久1 笠原忠2
所属機関: 1自治医科大学臨床病理学 2自治医科大学医動物学
ページ範囲:P.20 - P.27
文献購入ページに移動Forsgrenらは,プロテインAを菌体表面に豊富に保有するStaphylococcus aureus Cowan I株菌体(不溶性プロテインA:SpA CoI)がT細胞非依存性のB細胞に特異的なマイトジェンであることを示し6),Mollerらは免疫グロブリン産生の強力な多クローン性B細胞活性化因子であることをプラック測定により証明し7),B細胞機能検定のための有力なマイトジェンとしての道を開いた.一方,菌体より精製された可溶性プロテインA(プロテインA)はT・B細胞協力により,T,B細胞両方を刺激することが示されている8).
掲載誌情報