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研究
TMPyPを用いた血清銅の簡易直接定量法
著者: 森下芳孝1 中根清司1 高阪彰1
所属機関: 1名古屋大学病院検査部臨床化学
ページ範囲:P.80 - P.84
文献購入ページに移動血清銅は鉄の吸収,動員利用に関連を有し,かつ造血に必須な物質であり,胆道疾患,感染症,再生不良性貧血に高値を示し,Wilson病,肝硬変などのセルロプラスミン合成障害時には低値を示すことが知られている.
現在,血清銅定量法としてLanders-Zakの松原変法1)が一般的に採用されているが,感度の点で問題があり,測定に際し多量の血清が必要である.
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