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研究
ヘパプラスチンテストの自動化の試み
著者: 薄和保1 秋山康博1 坂部尚子1 川島英敏1
所属機関: 1エーザイ株式会社薬理研究所
ページ範囲:P.85 - P.88
文献購入ページに移動ヘパプラスチンテスト(エーザイ)は.内因性凝血阻害因子(PIVKA)に感受されず肝,胆道疾患時に低下する3種の凝血因子(第II,VII、X因子)の活性を正確に測定できるよう,Owrenら12)が開発した凝血能検査試薬である1〜4).したがってヘパプラスチンテスト値は,単に凝血能を示すだけでなく,肝臓における凝血蛋白の合成能を正しく反映することから,肝機能検査薬としても広く用いられている5〜7).
しかしヘパプラスチンテストは一般には用手法により,凝固反応終末点を肉眼で判定する方法がとられていることから,判定のバラツキや測定者による個人差が生じることは避けられない事実である.
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