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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査25巻13号

1981年12月発行

雑誌目次

今月の主題 血液ガス分析と酸—塩基平衡

カラーグラフ

医療設備,器材のカラー表示

藤咲 喜一

pp.1552-1554

 施設の災害防止のための色彩表示であり,関連JISとしてZ9102配管識別,Z9103安全標識,Z9104安金色光使用通則,Z9105反射安全標識板,Z9106けい光安全色彩使用通則,Z9107安全標識板,Z9108けい光安全標識板,Z9109安全標識燈などがある(表1).

 心電計の誘導コードで胸部のチップが多い場合(C1〜C6),胸部と四肢のコードが長さあるいは群で区別されているため,胸部のチップは白を省略したものが多い.また,ベクトル心電計の場合,チップがなく電極がコードに接続されているものでは,電極の形状から胸部とわかるので空色を省略したものが多い(表2).

技術解説

酸素解離曲線の測定法

小杉 功 , 岡田 和夫

pp.1555-1562

 血液による生体への酸素供給は酸素分圧(PO2),ヘモグロビン濃度に依存するところが大きいことは言うまでもないが,ヘモグロビンと酸素の親和性もまた重要な因子の一つであると言われている.ヘモグロビンと酸素の結合はPO2が上昇するに従って増加するが,その変化は直線関係ではなく,図1に示すようにS字状を呈し,PO2が150mmHgになると,ヘモグロビンはほぼ100パーセント酸素と結合し,ヘモグロビン1g当たり1.39mlの酸素と結合することができる.図1に示したヘモグロビンと酸素の結合率(oxgensaturation;酸素飽和度;SO2)とPO2の関係を示したグラフを酸素解離曲線(oxygen dissociation curve)と称している.

 酸素解離曲線が変化すると,図2に示すように末梢への酸素供給の状態が変わってくる.図2には2種の酸素解離曲線を示したが,左側(A)の酸素解離曲線を示すものに対して,右側(B)に寄った酸素解離曲線では,ある一定(40mmHg)以上のPO2を有する酸素が増加し,生体への有効な酸素供給量が増加することになる.

呼気ガス分析法—各装置とその特徴

市瀬 裕一 , 川城 丈夫

pp.1563-1570

 呼気ガスは,肺内における様々な現象を総合的に反映するものであり,肺における病態生理を検索する場合,重要な分析対象の一つとなる.分析の対象となるガス種は検査,研究の目的に応じて多種多様である.その例としてO2,CO2,N2はもとより,COあるいは炭化水素系ガス,N2O, SF6,He, Ne,Arなどが挙げられる.それらに対応して,呼気分析装置と呼びうる装置も多種多様にわたり,それぞれに,それなりの工夫が必要な場合も少なくない.Scholander微量ガス分析装置,N2メーター,赤外線分光計,カサロメーター,ガスクロマトグラフ,呼気分析用質量分析計,ポーラログラフ式酸素分析計などが一般に頻用されている.本稿においては,それらの中で最も基本的と考えられる2種の呼吸分析装置—Scholander微量ガス分析装置及び呼気分析用質量分析計—を紹介することとする.

酸素飽和度計

松本 佶也 , 白石 透

pp.1571-1576

 血液ガス分析は長い間,Van Slyke検圧法によって行われてきた.すなわち,血液中に存在するO2,CO2量を測定し,CO2分圧は血液pH値とCO2含量から.O2分圧はO2含量にO2抱合能分析を加え,酸素飽和度を求めて,これとpH値とから換算して求めた.ヘモグロビン解離曲線が上端において平坦なために,このようにして求めるO2分圧は,誤差が極めて大きい欠点がある.Clark電極の開発,電極法による血液ガス分析セットの普及とともに,現在では,O2分圧を求める方がやさしくなってしまい,酸素飽和度,更にO2含量が,逆に,O2分圧とpHとから換算されるのが普通である.

 しかし,このような換算は,定まったO2—Hb解離曲線の存在を仮定して行うものである.O2—Hb解離曲線は,pH,CO2分圧(Bohr効果),血液温度による移動のほか,COヘモグロビンの存在,赤血球内2,3DPG濃度により影響される.特に,2,3DPGは激しい運動,低酸素血症,内分泌疾患など非常に多くの原因によって増減する1)ので,測定試料によく一致した解離曲線を知ることは極めて困難である.また静脈血レベルでは,解離曲線の勾配が急峻なために,O2分圧から酸素飽和度に換算するのでは誤差が大きくなる.

総説

酸—塩基平衡の最近の動向

越川 昭三

pp.1577-1584

はじめに

 「酸—塩基平衡の最近の動向」というテーマが与えられたが,筆者には呼吸性の酸—塩基障害を論ずる資格はないので,ここでは代謝性の酸—塩基障害についてのみ述べる.

 酸—塩基平衡の研究は,1920年ごろからのVanSlykeグループの精力的な研究から最近のAstrupに至るまで,"血液"の酸—塩基調節機構が中心的テーマであり,腎や肺の調節機構はそれを補完する形で研究されていたにすぎない.炭酸系を中心とする血漿緩衝系の働き,ヘモグロビンの機能が解明され,そしてAstrupらによる代謝性因子の指標としてのbase excessの概念と測定に至って,"血液"の酸—塩基平衡学は一応の完成をみたと言える.以後は,"腎"の酸—塩基平衡における役割と調節機構が中心的テーマとなった.腎の水素イオン分泌機構には,尿細管の酸性化部位の局在,水素イオン輸送機構,Na輸送との関連など,生理学的なテーマも多いが,ここでは臨床と関連のある話題についてのみ述べる.

臨床検査の問題点・146

酸—塩基平衡のチェックポイント

福井 俊夫 , 白石 陽一

pp.1586-1595

 酸—塩基平衡は,その原理が1930年代に発見されて以来,主に呼吸・麻酔部門で発展を遂げてきた.そして今日,主要な検査の一項目に位置づけられている.今回は,それの臨床への応用と検査室の役割,任務,体制について語っていただいた.

(カット図は酸—塩基平衡の原理を示した漠式図)

検査と疾患—その動きと考え方・60

急性呼吸不全

加藤 幹夫

pp.1597-1605

 急性呼吸不全には一次的に低酸素症を来し,PCO2は正常かあるいはむしろ低下するタイプのものと,低酸素症にPCO2の上昇を伴うタイプのものとがある.前者は急性に発症した肺水腫や成人呼吸促迫症候群(ARDS),急性肺炎,肺塞栓症及び間質性肺炎などの場合であり,後者は呼吸中枢の障害,神経筋疾患,胸膜病変及び慢性閉塞性肺疾患,特にその急性増悪や気管支喘息の発作重積状態などの場合にみられるタイプである.

 ここでは,後者のようなタイプ,すなわちPCO2の上昇によって招来される呼吸性アシドーシスを伴った急性呼吸不全について,解説を加えることにする.

座談会

血液ガスと酸—塩基平衡

長谷川 博 , 諏訪 邦夫 , 大塚 洋久 , 本田 良行

pp.1606-1618

 血液ガスは検査技師が用手法で測定を行っていたころに比べ,今日ではブラックボックス化した機械ではるかに手軽に測定できる時代になっている.酸—塩基平衡障害時に,その定量的評価のため血液ガス測定が果たす役割は大きいが,限界もある.血液ガス測定の臨床的役割と限界について,率直に話し合っていただいた.

Ex Laboratorio Clinico・60

我が国における臨床筋電図学の発展

津山 直一

pp.1619-1621

海外における筋電図学発展への功労者たち

 筋肉が活動する際に発生する微弱な電位を導出することによって筋の電気的活動状態をとらえることができるようになったのは,19世紀後半にさかのぼる.当時,H.Piperは表面電極を用いて筋活動電位の研究を行い,〈筋肉の収縮の状態〉,〈筋肉を支配する運動神経の生理学的機序〉,また〈異常な活動電位から神経筋系の疾患の把握〉などに応用したが,これらはPiperの業績であり,既に19世紀末に数々の研究を行い,1912年には"ElektrophysiologieMenschlicher Muskeln"という書物を出版している.しかし,表面電極によって皮膚の上から導出する筋電図では,漠然と筋全体の活動状態をうかがうにとどまり,その臨床応用は限られたものであった.

 なんといっても,今日の臨床筋電図学の発展・隆盛をみるに至ったのは,S.Sherringtonらによる,一つの前角運動細胞によって支配される筋線維グループの存在の確認と,E.D.Adrian & D.W.Bronkによる1927年の同芯針電極の考案を通しての運動単位(motor unit)または神経筋単位(neuro-muscular unit)の個々の電気的活動状態を分離して導出,記録することができるようになったのがきっかけであり,これによって筋電図は飛躍的に進歩したと言える.

負荷機能検査・24

成長ホルモン分泌機能検査

斎藤 史郎 , 近森 一正

pp.1622-1628

 ヒト成長ホルモン(GH)は191個のアミノ酸から成るペプチドで,成長促進,蛋白合成促進,脂肪分解促進などの作用を有する.

 下垂体からのGHの分泌は,視床下部のGH放出促進因子(GRF)とGH放出抑制因子(GIF,ソマトスタチン)の両者により調節されている.このうち,GRFの構造はまだ不明であるが,ソマトスタチンの構造と生物活性は既に明らかにされている.GHとソマトスタチンの分泌調節には,脳内アミンをはじめ諸種の神経ペプチドが関与しているが,GHの分泌を直接的または間接的に促進または抑制するものとして,表のような種々の因子及び疾患が知られている.

アイソエンザイム・12

ザイモグラム法とアイソザイム

荻田 善一

pp.1629-1634

はじめに

 米国,エール大学生物学部の教授,Clement,L.Marketがオーストラリア,ニュージーランドの旅を経て富山に来たのは,昨1980年,夏の名残がまだ幾分残っていた10月初めである.そして彼は,富山市五福,富山大学のキャンパスの近く,小さな二階建ての日本式住宅に住み,毎朝9時には地鉄バスで杉谷の丘にある我々の研究室に出勤し,約3か月間,研究を行った.まれに見る豪雪に埋まった白い雪山から,逃げるようにして脱出に成功したのは,1月5日の朝である.そして,1月10日の午後,成田空港から飛び立った.彼の日本好きは有名で,今までに既に7回も来日し,現在までの滞在日数を合計すると約8か月以上にもなる.

 C.L.Markertといえば,1959年,乳酸脱水素酵素(Lactate dehydrogenase;LDH)の研究から酵素分子の多様型をアイソザイム(isozyme)と呼ぶことを提唱したことで,その名前は余りにも有名である.

第2回医学書院臨床検査セミナーより・2

一枚一枚の報告書—Laboratory Dataの解離と解析法

菅野 剛史

pp.1635-1644

□はじめに

 この"一枚一枚の報告書"という題は,私が浜松医大にまいりましてから,少なくとも教官のスタッフで,できるだけ検査部のレポートに目を通す作業をしていることから名付けたものであります.このことは,今は川崎医大におられます柴田進先生が,かつて山口医大において一枚一枚の報告書に目を通され,いろいろとディスカッションをされた,ということを伺い,またそのお弟子さんの中から,非常にたくさんの優れた方々が輩出したことも考え併せ,私もやはり一枚一枚の報告書をきちんと見ることが大事なことだ,と自分でも思いまして,単にそれを実践しているわけなのであります.

研究

小児患者におけるHBs抗原,抗体の検討

杉山 武喜子 , 遠藤 亨一 , 西川 伸一 , 内記 千世子 , 福田 文男

pp.1645-1648

はじめに

 HBウイルスに関しては疫学調査をはじめとして各種肝疾患との関連1,2),検査法の研究3〜6),更に最近では感染防止に関する検討がなされている.しかし,筆者らの調べた範囲では,小児期のHBウイルスに関しての服告7〜9)は母子間感染の研究10,11)以外に余りみられず,未解決の点も多い.筆者らは小児専門病院として開院以来3年間のHBs抗原,抗体陽性児を中心に疾患との関連,HBウイルス保有率,感染経路,肝機能などについて可能な限り整理し,成人とかなり相違する結果を得たので,若干の文献的考察を加え報告する.

資料

HBs抗原精度管理調査—パネル血清の試み

遠山 博 , 奥山 マチ子 , 吉原 なみ子 , 福島 誉子 , 阿良 隆 , 堀越 晃 , 礒 れい子 , 神田 靖男

pp.1649-1654

はじめに

 HBs抗原の検査はB型肝炎の診断ならびに予防上,極めて重要な検査であり,現在種々の術式の試験用キットを10以上のメーカーが製造,販売している.今回,各種の測定方法の鋭敏度,特異性を総合的に検討する目的でHBs抗原検査の精度管理調査を実施した.なお,測定方法はWHOによるthird generation test〔逆受身赤血球凝集反応(RPHA),ラテックス凝集反応(RPLA),酵素免疫固相法(ELISA),放射免疫法(RIA)〕とした.様々なキットが市販されている今日,正しい測定方法で検査が行われていることを前提としても,実際に検査を実施している人たちからも検査結果に関して不安を訴える向きも少なくない.同一のキットを使用しても検査施設や検査者が異なると検査結果が異なることが起こりうるが,多くの施設が市販キットを用いて検査している現状で,キット差,ロット差,検査者の違いがどのように反映するかを検討した.今回の調査は第1回目であり,まずいろいろな施設で同一検体を検査した場合,検査方法,メーカー,ロット差,検査者差などにどのような問題点があるかを明らかにすることを目的とした.

レーザーネフェロメーターによる血中蛋白成分定量の検討

大竹 皓子 , 湯谷 綾子 , 東海林 礼子 , 溝口 香代子 , 加野 象次郎

pp.1655-1660

はじめに

 近年,血中特異蛋白の免疫学的定量法としてネフェロメトリックアッセイが用いられるようになってきた.光散乱分析を原理とするこの方法は,従来のゲル内沈降反応に基づく一元放射免疫拡散法(SRID法)に比べて,迅速かつ半自動的な測定が可能であることから,種々のネフェロメーターの開発とも相まって,臨床検査の中で急速に普及しつつある1〜3).

 今回,我々は,血中特異蛋白と血中薬物濃度の測定が可能な汎用型レーザーネフェロメーター"i-PiT6)"(中外製薬社製)を用いて,血中特異蛋白定量の基礎的検討を行ったので,その結果を報告する.

微量Na,K直接電極測定装置の使用検討

瀧 正史 , 山内 逸郎

pp.1661-1664

はじめに

 臨床検査部門において,イオン選択電極を利用し,Na,K,Cl,Caなどを測定できる専用分析計の普及は,近年目覚ましいものがある1,2).中でもNa,K濃度の電極法による測定には,大きく分けて2法が開発されている2).一つは従来の炎光法と同様,希釈した試料のイオン活量を測定する間接法と,他は全血,血漿及び血清をそのまま電極に浸して測定する直接法である.間接法では血清を試料とした方式のため,血清分離などの前処置を必要とするのに対し,直接法では全血を試料として血漿中のNa,K濃度を容易かつ迅速に測定できる利点があり,日常臨床上での緊急検査機器としてより有用であろう.しかし,この直接法においても,未熟児・新生児患者を対象とした場合,従来の電極法では検体量が多い(多くは250μl必要)のが欠点である.すなわち,新生児集中治療室で各種検査を組み合わせて行ったり,頻回に検査のため採血することを考慮すれば,成人症例と異なり,決して少ない検体量とは言えまい.

 今回我々は,Na,Kイオン選択電極法としては最も検体量が少なく,全血で65μlと微量で測定可能のCor-ning社製902 Na/K分析計を試用する機会を得たので,その信頼性,有用性,問題点などを報告する.

検査室の用語事典

凝固・線溶検査

藤巻 道男

pp.1665

113)プラスミノゲン・アクチベーター;plasminogen activator

プラスミノゲンのアクチベーターとしては,組織アクチベーター,血管内皮アクチベーター,ウロキナーゼ,ストレプトキナーゼ,トリプシン,スタヒロキナーゼなどがある.これらの多くはプラスミノゲンのアルギニンーブアリン結合を切断する.

細胞診

浦部 幹雄

pp.1667

112)ホルモン細胞診;hormonal cytology

腟の扁平上皮細胞は性ホルモンの影響を受けるが,Papanicolaou染色はそれを鮮明に反映する.卵胞ホルモン期(estrogen effect),黄体ホルモン期(progestrone effect)が性周期に伴ってそれぞれ表層細胞優勢あるいは中層細胞優勢を示す.閉経期後(post meno-pouse)には萎縮型に陥る.妊娠像も推定が可能である.

質疑応答

電臨床化学 解質測定値の単位表示について

高原 喜八郎 , Y生

pp.1669-1670

 〔問〕 イオン電極法による電解質の測定値の単位はmEq/lでよいのでしょうか.

臨床化学 ビリルビンコンジュゲイトCとは

中島 熙 , N生

pp.1670-1673

 〔問〕 正常の胆汁中のビリルビンには,グルクロン酸抱合体,その他の抱合体があるとされていますが,最近,ビリルビンコンジュゲイトCがそれらの過半を占める,との報告があります.この生理的及び病態における意義をお教えください.

血液 トロンボテスト及びプロトロビン時間の変動幅

福武 勝幸 , 池松 正次郎 , S生

pp.1673-1674

 〔問〕 出産後,大量出血し,生血40単位を輸血した患者ですが,その後,輸血肝炎で現在入院中です(HBs抗原・抗体陰性,HBc抗体陽性).先日中1日おいてトロンボデスト,プロトロンビン時間を測定したところ,以下のような値になりました.

(1)トロンボテスト 500秒以上(5%以下)

血液 CFU-C,CFU-Eの測定原理

冨田 幹夫 , S生

pp.1674-1675

 〔問〕CFU-C,CFU-Eについて,測定方法は文献などで分かりますが,測定原理について,なぜコロニーができるのかを御教示ください.

免疫血清 新生児の血清蛋白分画にみられたM-バンド

河合 忠 , T生

pp.1675-1676

 〔問〕 生後4日目の新生児の血清蛋白分画でslow γ位にM-バンドがみられました.母親の血液でも,同じ位置にM-バソドがみられました.20日目の新生児の分画でも認められました.免疫泳動はIgGのκ型でした.そこで,①単なる胎盤通過性のものであり,一過性なのか,②IgGのサブクラスを同定できるか,そして③今後のフォローの仕方について,御教示ください.

病理 電顕施設に検査を依頼するとき

石舘 卓三 , W生

pp.1676-1678

 〔問〕 私の病院には電子顕微鏡がありません.電顕施設のある病院や研究室に検査を依頼する場合の固定処理法,許容時間などについてお教えください.また,包埋まで進めるべきなのでしょうか.

臨床生理 平滑筋筋電図について

秩父 志行 , U子

pp.1678-1680

 〔問〕 平滑筋筋電図について,現在,臨床検査として役立っている疾患がありますか.またもしあれば,その記録法も教えてください.

一般検査 関節液の血清学的検査について

阿部 重人 , I生

pp.1680-1682

 〔問〕ASO価(マイクロタイター法),梅毒抗体(RPRカード,TPHA),CRP (毛細管法)及びRF(ラテックス凝集反応,RAHA)は関節液に存在するものでしょうか.測定する場合,粘稠性の処理はどうしたらよいのですか.また,血液が混入した場合の測定値の考え方をお教えください.更に測定値は血清と同じと考えてよいのでしょうか.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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59巻12号(2015年11月発行)

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59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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