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研究
グリシルプロリル-α-ナフチルアミドを用いたGPDAP活性測定に関する基礎的検討
著者: 実渕豊1 今井史子1 豊田真知子1 竹原正文1 北口勝美1 小野猛2
所属機関: 1日本医学研究所 2新日鉄八幡製鉄所病院内科
ページ範囲:P.907 - P.910
文献購入ページに移動酵素グリシルプロリル・ジペプチジル・アミノペプチダーゼ(以下GPDAP)はペプチドのN末端よりグリシルプロリンを水解遊離するジペプチジル・アミノペプチダーゼの一種であり,1966年米国のNIHでHopsu-HavuとGlenner1)により発見された。
血清中のGPDAP活性が肝疾患2,3),特に肝癌4)で特異的に上昇し,胃癌2,5),肺癌6),急性リソバ性白血病6)などの癌や慢性関節リウマチ7,8),全身性紅斑性狼瘡8)などの膠原病で低下するという興味ある報告がなされ,酵素GPDAPは最近とみに注目されてきた.
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