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エンザイムイムノアッセイによる血中トリヨードサイロニン測定の検討
著者: 白井祥子1 清水静夫1 泉倉康男1 三村幸一1 槇村博之1 松岡瑛1 福地稔2
所属機関: 1兵庫医科大学病院中央検査部 2兵庫医科大学病院RIセンター診療部
ページ範囲:P.929 - P.932
文献購入ページに移動近年,血中トリヨードサイロニン(T3)の測定はMa-claganらの化学的測定法1,2)からcompetitive proteinbinding assay(CPBA),そしてラジオイムノアッセイ(RIA)へ変遷し,更にエンザイムイムノアツセイ(EIA)へと発展しつつある.現在広く用いられている血中T3測定法はRIAであるが,アイソトープの半減期,特殊測定機器の必要性及び放射線管理区域の設備,更に廃棄物ならびに放射線障害に対する取り扱い上の問題点がある.EIAではこれらの問題点が解消され,いずれの検査室でも血中T3の測定が可能である.
今回著者らは,チューブ内壁にT3特異抗体をコーティングし,標識物にペルオキシダーゼ(POD)を用いたcompetitive solid phase EIA法による血中T3測定の機会が得られ,基礎的検討及びRIAとの比較検討を行ったのでそれらの成績について報告する.
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