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文献詳細

雑誌文献

臨床検査25巻9号

1981年09月発行

文献概要

質疑応答

免疫血清 抗核抗体検出時の血清不活化

著者: 松田重三1 W子

所属機関: 1帝京大学第1内科

ページ範囲:P.1066 - P.1067

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 〔問〕抗核抗体検出に血清の不活化は必要ないと聞いておりますが,不活化したときとしないときで抗体価に差のある患者がおります.どんなことが考えられるのでしょうか.
 昨年4月に入院したSLEの14歳の女児です.初めのうちは1,280倍と40倍で不活化したほうが高かったので,それからは不活化してから検査しておりましたが,徐々に下がっていた抗体価が今年になって急上昇したのでまた比較してみたところ,640倍と2,560倍で今度は非不活化のほうが高くなりました.その後は1管差で高かったり低かったりで決まっていません,核スライドはMBLのものを使っており,パターンには差は余りありません.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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