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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻1号

1982年01月発行

文献概要

今月の主題 栄養 技術解説

ビタミンD代謝産物の血中濃度の測定

著者: 窪田実1 須田立雄2

所属機関: 1順天堂大学医学部内科学教室(腎臓) 2昭和大学歯学部口腔生化学教室

ページ範囲:P.7 - P.18

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 最近ビタミンDの研究は著しい進歩を遂げ,その代謝と生理活性の全貌が解明されつつある.体内で合成される活性型ヒタミンDは強力な血清Ca上昇作用を有し,副甲状腺ホルモン,カルチトニンとともにCa調節ホルモンの一つと考えられている.したがってCa代謝異常を伴う各種疾患の診断と治療に際し,血中ビタミンD代謝産物の濃度を知ることの臨床的意義は大きく,その方法について種々検討が加えられている.現在測定可能で臨床に応用されているビタミンD代謝産物は25—ヒドロキシビタミンD〔25—(OH)—D〕,24,25—ジヒドロキシビタミンD〔24,25—(OH)2—D〕および1α,25—ジヒドロキシビタミンD〔1α,25—(OH)2—D〕であるが,本稿ではその代謝過程を異化に至るまで簡単に説明し,後に血中ビタミンD代謝産物の測定法を技術解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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