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文献詳細

雑誌

臨床検査26巻10号

1982年10月発行

今月の主題 慢性閉塞性肺疾患

総説

慢性閉塞性肺疾患—その分類と病態

著者: 滝沢 敬夫1

所属機関: 1東京女子医科大学内科

ページ範囲:pp.1137-1144

文献概要

慢性閉塞性肺疾患

 1.概念とその背景

 慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive lung di-sease;COLD)とは,換気機能障害の中でも特に閉塞性障害を特徴の一つとして持つ疾患群を指しており,具体的には肺気腫,慢性気管支炎(気管支喘息)を含むことになるが,これらの疾患群が実際に臨床の場で論じられるようになったのは比較的最近(おおよそ1950年以降)のことである.すなわち,肺結核の対策にいちおうの目安ができ,他方,人口の老齢化,近代文明の発達に伴う大気汚染の影響などが,おりしも活発となってきた心肺機能検査法の普及ともあいまって,かかる疾患群と関連する病態を浮き彫りにしてきたからである.

 しかし,これらの疾患群はいずれも特定の病因によらない非特異的な疾患であるだけに,少なからぬ問題が提起された.ことに肺気腫,慢性気管支炎,気管支喘息は,その臨床症状がきわめて類似しており,しばしば相互の鑑別が困難であること,加えて,これらの二者,あるいは三者はしばしば合併しうること,しかも肺気腫が形態学的観点から定義されるのに対して慢性気管支炎や気管支喘息はむしろ臨床的に枠づけられる概念であることなどは,これらの疾患の慨念,病態の確立に多くの論争を生んできたのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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