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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査26巻12号

1982年11月発行

雑誌目次

今月の主題 日和見感染症

カラーグラフ

日和見感染

奥平 雅彦 , 久米 光 , 竹村 慎一郎

pp.1444-1446

 感染症の中で,日和見感染と呼ばれる一群のものは,抵抗力の減弱した個体への,健康人にはほとんど無害な病原性の弱い微生物による感染の総称である.その多くは,「弱り目にたたり目」という型で,重篤な基礎疾患を持つ患者に末期感染としてみられる.ここには,真菌による日和見感染の臓器変化を図説する.図3〜10はいずれも全身感染症の部分現象としてみられたものである.

技術解説

使用中の消毒薬の殺菌効果判定法

藤本 進

pp.1447-1453

 消毒薬の殺菌効果判定法には多数の方法があって,そのおのおのがそれぞれの特徴を持っているので,この方法であれば全体をカバーするというものはないと言ってよい.また,方法も考えかたも違い,用いる器具も異なっても,結果的には同様な成績や解釈が成り立つものも少なくない.

 テーマは「使用中の消毒薬」と限定されているが,殺菌効果の判定法,すなわち効力検査の方法にはそれほど大差はないと考えられる.

無菌病室の使用と管理

正津 晃

pp.1454-1460

 無菌病室とは感染に対する抵抗性が減弱している患者を入室させ,感染を防止しつつ,原疾患の治療を行う所である.もっとも多く用いられているのは急性白血病に対して抗腫瘍剤を使用する場合で,この際は治療により白血球数が著明に減少するので感染を合併しやすいためである.抗腫瘍剤により白血病症状が寛解し,白血球数が正常域近くに戻れば一般病室に戻る.このほかにも,骨髄移植,再生不良性貧血,顆粒白血球減少症,免疫不全症候群,腎移植手術後,熱傷の開放療法などに使用される.

 バイオクリーン病室に入る患者はあらかじめ一般病棟で約1週間,無菌食,非吸収性抗生物質投与を受けることが多い.入室直前全身の薬浴消毒を受け,滅菌水シャワーを浴びて入室する.病室内で使用する物品はすべて滅菌する必要があり,室内消毒法,入室中の排便処理法,無菌的操作,患者に対する精神的慰安など,看護面においても問題が多い.

Pneumocystis carinii肺炎の検査法

吉田 幸雄

pp.1461-1466

 Pneumocystis carinii肺炎は癌の化学療法や臓器移植および自己免疫疾患などに対する抗免疫療法の進展に伴い日和見感染症の一つとして最近注目されているが,その診断は必ずしも容易ではない.特に病原体の検出には特殊な染色を必要とし,かつ真菌などとの鑑別も困難なことがある.本症の診断はまず担当医師がその臨床症状から本肺炎を疑うことから出発するが,本稿では検査材料についての的確な処理と手順,および染色法の優劣などに重点を置いて解説する.通常,生前診断に供される検査材料は肺生検および経皮的肺吸引などにより入手するが,これらの方法は呼吸困難の強い患者には適用し難い.そこで喀痰から病原体を集めて染色し診断する方法が最近考案され,良い成績をあげているので紹介する.本症には病原体の分類学上の位置,培養法,免疫学的診断法,人畜共通感染症,治療法,予防法などの諸点でまだまだ多くの未解決の問題を含んでいる.

総説

日和見感染症と免疫不全—Immunosuppressive therapyとの関連において

螺良 英郎 , 亀岡 陽子 , 吉本 幸子

pp.1467-1474

感染症の現況

 感染の成立には,感染因子(寄生体)と宿主(host)の相互関係,いわゆるhost-parasite rela-tionshipが問題である.感染菌と宿主との出会い(opportunity)が感染症成立の第一段階であるが,感染が病気として発病するには宿主の関与がなければならない.このことは古くから指摘されてきたことである.

 抗菌性化学療法が登場するに及んで,宿主—寄生体相互関係に抗生剤(drug)が加わり,宿主—寄生体—抗生剤の三者の相互関係が,近年の感染症ではつねに問題となっている.抗生物質を含む化学療法の普及は,感染症の実態を大きく変えた.これに加うるに,社会環境(経済,栄養,公衆衛生)の改善によって,かつての伝染病は感染症領域から消え去ろうとしている.

臨床検査の問題点・157

検出菌と起炎菌

池本 秀雄 , 渡辺 邦友

pp.1476-1481

 強力な抗癌剤による患者の抵抗力の低下,抗生物質の使用による菌交代現象などにつけこみ,平素は無害で病原性のない菌が感染症を引き起こす.平素は無害であるがゆえに,また常在菌であるがゆえに病巣から採取された検体から菌が検出されたとしても,はたしてそれが"病原菌"だとしていいのだろうか.日和見感染における原因菌の検索に当たって臨床医と検査室とは,どのように連携すればよいのだろうか.

検査と疾患—その動きと考え方・71

レジオネラ症(在郷軍人病)

斉藤 厚 , 峰 雅宣

pp.1482-1488

レジオネラ症(在郷軍人病)とは

 レジオネラ症(Legionellosis,在郷軍人病;Le-gionnairs' disease)は1976年,米国フィラデルフィアで原因不明の集団肺炎が発症し,死亡者の肺組織から,これまで知られていなかったGram陰性桿菌が,モルモットを介して分離され,sup-plemented Müeller Hinton agar (1%iso-バイタレックスと1%ヘモグロビン含有)に人工培養され,検出菌を抗原とした間接螢光抗体法(IFA)により,この集団肺炎の原因菌であると結論された1)

 その後,本菌は分類学上新しい細菌,科(Fa-mily) Legionellaceae,属(Genus) Legionella,種(Species) L.pneumophilaと命名された2).これまで人工培養できず,リケッチア様病原体として報告されていたものや,さらに新しく分離されたLegionella属が整理され,現在では表1に示すように,Legionella属の中に七つの種が設けられ,L.pneumophilaに六つの血清型(Serogroup)およびL.longbeachaeに二つのに血清型が設けられている.

私のくふう

ヘアドライヤーを用いるセルロゲル膜の迅速透明化法

小堀 一二

pp.1453

 セルロゲル膜を用いる電気泳動法における膜の透明化法には種々の方法があるが,透明むらや周辺しわなどができたりしてなかなかやっかいである.本誌(谷川忠義:22,1083,1978)にもセロファン紙で膜をサンドウィッチ状にして包み,恒温器内に一夜放置するという方法が紹介されているほか,河村(臨床検査,25,14,1981),中山(臨床病理,特集43号,1,1981)も発表しているが,筆者はより迅速で,ヘアドライヤー一つでだれにでも手軽にできる方法を十年来用いているので,ここに紹介する.

 まず,染色および脱色を終えた膜を,空気が入らぬように直ちにガラス板に載せ,ガラス板を斜めにし"水切り"をするようにして余分な脱色液を捨てながら,ドライヤーで乾燥する.ドライヤーを徐々に近づけ,透明化しかかったら,むらができないように膜全体を一様に加熱する.透明化後,室温に放置し,完全に冷えたらデンシトメトリーする.また,ガラス板から膜を外し,セロファン紙に包んで通常の保存もできる.保存による退色はLDHアイソエンザイムの場合,Ⅲ・Ⅳの低下,Ⅰ・Ⅱの上昇がみられるが,半年くらいは各割合の変動はほとんどない(図).また,透明化の注意として,脱色液が古い場合に白い斑点や透明むらができるので,脱色液は使用直前に作るほうが良い.

短時間で簡便にできる小型二次元等電点—SDS電気泳動法

高見 博

pp.1537-1538

 O'Farrellらにより開発された二次元等電点—SDSポリアクリルアミド電気泳動法は一次元目で等電点電気泳動により等電点に,二次元目でドデシル硫酸ナトリウム(SDS)存在下に分子量に従って蛋白質を分離するため,著しい高分離能を有している.筆者はすでに本法を改良し,より少量の試量で一度に多数のゲルを簡便に泳動させることができる方法を報告してきた1〜3).最近,さらにくふうをこらし,より短時間に泳動できかつ蛋白分離能もより優れた方法を開発したので,以下に紹介したい.

負荷機能検査・35

トリヨードサイロニン抑制試験

大滝 幸哉

pp.1489-1493

視床下部—下垂体—甲状腺系のフィードバック機構

 視床下部—下垂体—甲状腺系においてもフィードバック機構が存在し,甲状腺は副腎や性腺の内分泌腺と同様に間脳視床下部—下垂体前葉の調節を受けている(図1).視床下部から放出されるTSH放出ホルモン(TRH)は下垂体前葉のthy-rotroph (TSH分泌細胞)を刺激して甲状腺刺激ホルモン(thyrotropin;TSH)を分泌させる.TSHは甲状腺を刺激して甲状腺ホルモン(thyro-xine;T4とtriiodothyronine;T3)の合成段階を促進しT4やT3を分泌させる.T4とT3の正常総血中濃度はそれぞれ約8μg/dl,120ng/dlで大部分が輸送蛋白と結合し,T4の0.03%(2ng/dl)とT3の0.3%(0.28ng/dl)が遊離型で存在する.甲状腺ホルモンの活性型はT4よりむしろT3と一般的に考えられており,T3の1日崩壊量の約20%は甲状腺より分泌されるが80%以上はT4が末梢組織で脱ヨードされてT3が生成される.一方下垂体のthyrotrophは血中のT4やT3の遊離型の濃度を感知し,これらの低下に対応してTSHを分泌する.これはネガティブフィードバック機構と呼ばれる.T4は下垂体でもT3に転換され,また甲状腺ホルモン作用として重要なT3核レセプター蛋白が下垂体に多く存在することなどから,この機構にはT3がより重要であると考えられる.

材料別細菌検査の進め方・11

真菌の検査法

増谷 喬之 , 播金 収 , 鷲津 良道 , 山中 喜代治 , 小栗 豊子 , 佐久 一枝 , 三輪谷 俊夫

pp.1498-1506

はじめに

 真菌症は,皮膚科領域をはじめ,内科,耳鼻科,産婦人科などの臨床領域に広くみられるもので,その原因菌種の分離・同定が真菌症の診断,治療に重要な役割を演じている.しかし,一般細菌検査技術の向上に比べ,医真菌検査は,まだ十分に行われていないのが現状である.ここでは臨床各科から提出される材料よりの真菌の分離・同定までの手順をわかりやすく解説し,その実際面について記述する.

 真菌症は,その感染部位によって毛髪,皮膚,爪,粘膜に病変部がとどまる表在性真菌症(superficialmycosis)と皮膚の深部層からさらに進んでリンパ腺や骨,内臓に及ぶ深在性真菌症(deep-seatedmycosis)とがある.前者のほとんどは皮膚科領域でMicrosporum属,Sporothrix属およびTrichophy-ton属などがよく分離され,後者では内科,産婦人科領域でAspergillus属,Candida属が分離されることが多い.また,角膜の外傷に続発して起こる真菌症を角膜真菌症(keratomycosis),外耳道を主な病変部とする真菌症を耳真菌症(otomy-cosis)と呼んでいる.

分離分析の技術Ⅰ・11

スラブ式SDS-PAGE—分子量測定とペプチドマップについて

五十嵐 富三男 , 中山 年正

pp.1508-1515

はじめに

 従来分子量を決定する手段としては分子篩を利用するゲル濾過,ゲル電気泳動法また分析用超遠心機を用いる沈降平衡,沈降速度法などが代表的であったがいずれも①熟練を要する,②時間がかかる,③精度が悪い,など欠点を持っていた.SDS*1)—PAGE*2)は原理的には分子篩を利用しており,1967年Shapiroら1)により蛋白質の分子量推定に簡便であることが指摘され,さらに1969年Weberら2)は分子量既知の37種類の蛋白質(ポリペプチド鎖)にこの方法を適用し,信頼性の高い値を得られることを報告した.このSDS—PAGEは①簡便である,②微量試料でよい,③分解能が優れている,④蛋白質の純度検定に良い,など多くの利点を持っている.これらはSDSが強力な界面活性剤であり,ほとんどすべての蛋白質を溶解させる性質を利用している.

第3回医学書院臨床検査セミナーより・1【新連載】

正常値と個体差

林 康之

pp.1516-1524

 今日お話ししますことは,非常に常識的な話です.私どもは正常値について非常に常識的な考えしか出てこないのですが,こういう考えが出てきた問題の起こりかたから,私どもがやりましたいろんなデータをご覧いただいて,共通の問題である正常値というものを皆さん方に考えていただきたいのです.

研究

水痘ウイルス中和試験用抗原調整方法と中和試験への影響

高山 道子 , 大谷 明

pp.1525-1528

 VZV感染細胞を超音波処理し,その遠心上清を中和試験用抗原とする場合,遠心が低速なほど高力価の感染性ウイルスが得られる.しかし37℃での中和反応は,1,OOO rpm 15分間遠心処理ウイルスでは抗体の低濃度域で中和されにくい傾向を示したが,3,000rpm 30分間遠心処理ウイルスではウイルス量および抗体量のより広範囲の変量域においてほぼ一定した中和反応速度曲線が得られた.

 HEL細胞への37℃でのウイルス吸着では,1,000rpm処理,3,OOO rpm処理ウイルスとも90分で最高に達し,0,45μmのミリポアフィルターで濾過したウイルスではやや遅い傾向がみられた.また,吸着後PBS(+)やPBS(−)で洗浄すると吸着率の低下が認められたが,Ca2,Mg2存在下では吸着率は1.7倍上昇した.

 以上の実験結果から,VZV中和試験では,抗原には3,000rpm 30分間遠心処理ウイルスを用い,細胞をウイルス接種前PBS (+)で洗浄し,接種後洗浄しない方法がもっとも適当であると思われる.

アガロースゲルフィルムを用いた酵素免疫電気向流法によるLDH結合性免疫グロブリンの検出

藤田 清貴 , 高山 恵美子

pp.1529-1532

はじめに

 LDH (lactate dehydrogenase)結合性免疫グロブリンの検索において,高分子LDHの存在が見いだされた場合,この高分子LDHが免疫グロブリンと結合しているか否かを確認しなければならない.

 その検索法として,酵素免疫電気泳動法1)や酵素免疫固定法2)などが一般的に用いられている.しかし,前者は酵素染色までの日数が多く,LDH活性が失活しやすいこと,また後者は抗体過剰を原理とすることから,十分量の抗原(血清)を用いるためには抗血清を濃縮しなければならず,多量の抗血清が使用されるなどの欠点3)がある.

資料

血清胆汁酸測定用キットの基礎的検討とSMA12/60への組み込み

眞重 文子 , 小池 世紀子 , 井上 準子 , 大久保 昭行 , 亀井 幸子 , 山中 學

pp.1533-1537

はじめに

 血清胆汁酸測定は肝機能検査に有効であり,特に胆汁酸負荷試験は,従来の肝機能検査より鋭敏に肝の障害および肝の予備能を反映することが明らかにされてきた1,2).また最近では,腸疾患と胆汁酸の関係が重要視されている.

 血清胆汁酸測定法の中でルーチン検査に適している方法はラジオイムノアッセイ法(RIA法)と3α-ハイドロキシステロイドデハイドロゲナーゼ(3α-HSD)を用いた酵素法であろう.RIA法では,コーリルグリシンとスルホリトコーリルグリシン測定試薬がキット化されている.酵素法では螢光法の総胆汁酸測定試薬がキット化されている.

抗酸菌同定用キットの開発—第1報 業室株を用いてのキットの有用性の評価

斎藤 肇 , 浅野 健治 , 高倉 鉄也

pp.1539-1544

はじめに

 抗酸菌にはいまだ一般細菌におけるような一定の同定方式は確立されておらず,国,研究室によってそれぞれ異なった方式に従ってその同定が行われているというのが現状である.細菌の同定には簡便で少数の項目検査によって正確な成績が得られることが望まれることは言うまでもない.抗酸菌の同定についてみると,上述の条件を比較的満たすものとして日本結核病学会抗酸菌分類委員会1),束村2),内藤ら3)の方式があるが,これらとても一般の検査室でルーチンとして採用するにはなお煩雑と言わざるをえないであろう.

 今回,われわれは10項目について検査のできる抗酸菌同定キットを考案し,これを用いて盲検試験を行った結果,その有用性を認めたので以下報告する.

質疑応答

臨床化学 トランスアミナーゼ活性値の国際単位表示

大川 二朗 , K生

pp.1545-1546

 〔問〕 トランスアミナーゼの活性値は,国際単位にすれば統一されるものと期待していたのですが,実際には,測定温度の温度係数を補正しても,キットによって活性値が大きく異なります.この理由と対策とをご教示ください.

臨床化学 CK-MBについて

由宇 芳上 , O生

pp.1546-1547

 〔問〕 CK-MBの免疫学的測定法の信頼性と臨床的意義について教えてください.

臨床化学 標準試料の選びかたと使用上の注意

佐々木 匡秀 , N子

pp.1547-1548

 〔問〕 標準試料がたくさん市販されるようになって選択に困っています.選びかたとか,使うときの注意事項を,血液化学検査だけについてでもお教えください.

臨床化学 Dry chemistryとは

中 恵一 , 奥田 清 , B生

pp.1549-1550

 〔問〕 Dry chemistryという言葉をよく聞きます.現在どのような製品が市販されているのでしょうか.また.その特徴,将来性について教えてください.

微生物 ヘルペスシンプレックスウイルスと子宮頸癌

吉野 亀三郎 , S生

pp.1550-1551

 〔問〕 ヘルペスシンプレックスウイルスと子宮頸癌との関連について教えてください.また,どのような検査が行われていますか.

病理 酵素抗体法における一次抗体の希釈倍率の決めかた

川生 明 , M子

pp.1551-1552

 〔問〕 酵素抗体法における一次抗体の希釈倍率の決めかたを,具体的にお教えください.また,市販の抗体液の信頼性についてその評価のしかたもお教えください.

臨床生理 臨床脳波の記録の長さ

吉井 信夫 , H生

pp.1552-1553

 〔問〕 脳波をとっていて,突発性異常波(棘波など)が出た場合にはすぐ記録を終わってもよいのでしょうか,あるいはある長さは記録をすべきでしょうか.

一般検査 尿定性検査実施時の判定時間のずれ

木庭 敏和 , 伊藤 機一 , S子

pp.1553-1555

 〔問〕 尿八項目定性試験紙を使うとき,一つずつ判定してゆくと,判定時間がずれることが起こって困っています.他の病院ではどのようにして解決しているのでしょうか.

診断学 ミエロブラストの出現数

新谷 和夫 , M子

pp.1555-1556

 〔問〕 中間の前骨髄球が認められない場合,ミエロブラストが1個でも出現したら異常と考えてよいのでしょうか.

診断学 赤血球断片とその意義

小峰 光博 , W生

pp.1556-1558

 〔問〕 血液中に見られる赤血球断片とその意義についてご教示ください.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

今月の特集1 基準範囲と臨床判断値を考える
今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

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今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ

64巻7号(2020年7月発行)

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今月の特集 超音波検査報告書の書き方—良い例,悪い例

64巻5号(2020年5月発行)

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今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開

64巻4号(2020年4月発行)

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64巻3号(2020年3月発行)

今月の特集1 Clostridioides difficile感染症—近年の話題
今月の特集2 質量分析を利用した臨床検査

64巻2号(2020年2月発行)

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64巻1号(2020年1月発行)

今月の特集1 免疫チェックポイント阻害薬—押さえるべき特徴と注意点
今月の特集2 生理検査—この所見を見逃すな!

63巻12号(2019年12月発行)

今月の特集1 糖尿病関連検査の動向
今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に

63巻11号(2019年11月発行)

今月の特集1 腎臓を測る
今月の特集2 大規模自然災害後の感染症対策

63巻10号(2019年10月発行)

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック

63巻9号(2019年9月発行)

今月の特集1 健診・人間ドックで指摘される悩ましい検査異常
今月の特集2 現代の非結核性抗酸菌症

63巻8号(2019年8月発行)

今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

今月の特集1 造血器腫瘍の遺伝子異常
今月の特集2 COPDを知る

63巻6号(2019年6月発行)

今月の特集1 生理検査における医療安全
今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

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増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック

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60巻12号(2016年11月発行)

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60巻11号(2016年10月発行)

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60巻10号(2016年10月発行)

今月の特集1 血球貪食症候群を知る
今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る

60巻9号(2016年9月発行)

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今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断

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今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー—その臨床的意義とは?

60巻3号(2016年3月発行)

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今月の特集2 smartに実践する検体採取

60巻2号(2016年2月発行)

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今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

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今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

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今月の特集2 検査室が育てる研修医

59巻12号(2015年11月発行)

今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
今月の特集2 腹部超音波を極める

59巻11号(2015年10月発行)

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59巻10号(2015年10月発行)

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59巻5号(2015年5月発行)

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59巻4号(2015年4月発行)

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今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

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59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
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59巻1号(2015年1月発行)

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今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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