icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻2号

1982年02月発行

今月の主題 炎症

技術解説

好中球の遊走能検査

著者: 近藤元治1 古川泰正1

所属機関: 1京都府立医科大学第一内科

ページ範囲:P.148 - P.156

文献概要

 好中球の遊走能検査は,白血球機能検査法の一つであり,炎症が惹起された場合の血管外の炎症病巣への好中球の遊走状態を見るもので,白血球の機能異常症の検査法として非常に重要なものである.
 白血球機能検査法は,白血球機能不全症に先天性のものが多いため,小児科領域1)を中心に,あるいは炎症や遊走因子を研究する病理学者2)や内科医3)らによって発達してきたが,成人糖尿病での易感染性の問題,癌患者における抵抗力低下による感染症併発など,成人においても今後広く使用される検査法になってくると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら