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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻2号

1982年02月発行

文献概要

編集者への手紙

オロット酸測定の意義について

著者: 坂根義已1 青木三恵子1

所属機関: 1谷内小児病院検査室

ページ範囲:P.164 - P.164

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 本誌vol.25 no.10(1981年)の「質疑応答」においてオロット酸測定の意義と測定法について述べられているが,その意義について先天性オロット酸尿症のみしか記載されてなく不十分ではないかと思われるので,ここに追加報告させていただく.
 オロット酸の血中および尿中増加は既報のごとく,ピリミジン合成系路における,ホスフォリボシル転移酵素とオロチジン−5—リン酸脱炭酸酵素の欠損による先天性オロット酸尿症1)以外にも,尿素サイクル酵素欠損症,オルニチンカルバミルトランスフェラーゼ欠損症(OCT欠損症),シトルリン血症,アルギニン血症においても増加し,尿中に多量の排泄がみられる2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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