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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻4号

1982年04月発行

文献概要

今月の主題 生体電気インピーダンス 技術解説

インピーダンスカーディオグラフィーによる心機能の評価

著者: 藤浪隆夫1 高田和夫1 奥田宣明1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部第三内科

ページ範囲:P.379 - P.389

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はじめに
 生体の組織や体液は電気の導体であり,交流波の通電によって生じる抵抗をインピーダンスという.この値は組織と電流によって規定される.通電によって生じるインピーダンス変化を生体の生理学的な変化の研究に用いる試みは,決して新しい方法論ではなく,すでに1932年にAtzlerとLehman1)が,胸部に通電して心拍動とともにコンデンサーの容量変化を生じることを報告し,ジェレクトロカーディオグラフィー(Dielektrokardiographie)と名づけた.その後,Whi-tehornら2)(1949年),Von Schuhfriedら3)(1950年)によって研究がなされ,Nyboerら4)(1950年)が初めてインピーダンスプレチスモグラフィー(impedanceplethysmography;IPG)と呼び,血流量を算出する方法を提唱した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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