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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻4号

1982年04月発行

文献概要

今月の主題 生体電気インピーダンス 総説

インピーダンス計測の基礎と臨床への応用

著者: 金井寛1

所属機関: 1上智大学理工学部電気電子工学科

ページ範囲:P.421 - P.429

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 生体組織の電気特性は,組織(または臓器)の種類によって著しく異なるので,これを利用して種々の測定が可能である.例えば,血液の電気抵抗(またはインピーダンス)は他の組織に比べて著しく小さいので,循環動態などを電気的に測定することができると考えられる.
 このため,心拍出量,組織血流の測定,脈波の測定,腫瘍の測定などに電気的な方法が利用され,多くの研究結果が報告されてきた.しかし,これらの研究結果が実際に臨床的に実用されている例は非常に少なく,一般的には,電気的生体計測法に対する臨床的な評価はきわめて低い.この原因としては下記の点が考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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