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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻4号

1982年04月発行

文献概要

資料

新しい抗核抗体測定用キット—ANAテストの使用経験

著者: 草場公宏1 岩橋徳二1 森田耕作2

所属機関: 1九州大学医学部第一内科 2九州大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲:P.489 - P.492

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 Hargravesら1)が,全身性エリテマトーデス(SLE)患者の末梢血塗抹標本と骨髄標本中にLE細胞現象を見いだした最初の報告をして以来,SLEをはじめとするいくつかの膠原病患者血清中に存在する抗核因子(anti-nuclear factor;ANF)に関して,多くの知見が集積されてきた.ことにSLEにおける抗核抗体(因子)の出現率は,経過中にほとんど100%に達すると言われ,また他の膠原病ないしは自己免疫性疾患に比べて高値を示すことが多く,診断的価値が高い2)
 抗核抗体の検出法として現在もっとも広く用いられている方法は螢光抗体法であるが,今回,私どもは簡便な抗核抗体検出用キットであるMeloy社製ANAテスト(販売:藤沢メディカルサプライ)を試用する機会があったので,検討した成績を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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