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文献概要
今月の主題 糖尿病 技術解説
血中,尿中C-ペプチドの測定
著者: 松田文子1
所属機関: 1自治医科大学内分泌代謝科
ページ範囲:P.523 - P.530
文献購入ページに移動 C-ペプチドはインスリンが生合成される際の副産物である.C-ペプチドそれ自体は生体内で生理作用を持たないが,膵からインスリンと等モルで分泌される.C-ペプチドはインスリンとアミノ酸構造が大きく異なり,インスリンのRIAに干渉しないし,インスリン抗体の影響も受けない.この特性を利用して,インスリンのRIAが種々の理由で困難な場合に,インスリン動態を間接的に知る方法として血中や尿中のC-ペプチド測定が行われている.合成C-ペプチドによるRIA系を開発して,広く臨床応用を可能としたのはわが国の矢内原らによる功績である.
C-ペプチド測定ができるようになって,今まで未知の分野であったインスリン依存型糖尿病患者の膵内分泌機能が明らかにされるようになった.
C-ペプチド測定ができるようになって,今まで未知の分野であったインスリン依存型糖尿病患者の膵内分泌機能が明らかにされるようになった.
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