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編集者への手紙
論文"赤芽球鉄染色の一改良法について"へのコメント
著者: 武内恵1 渡辺清明1
所属機関: 1慶応義塾大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.565 - P.565
文献購入ページに移動 本誌26巻4号に投稿された佐々木らの"赤芽球鉄染色の一改良法について"の論文を,たいへん興味深く読ませていただきました.論文の主旨は赤芽球鉄染色の時間を大幅に短縮して,簡便化を計ったもので,日常検査を行っている者に示唆に富むものと思います.しかし,若干気づいた点がありましたのでコメントさせていただきたいと思います.
まず固定に関してですが,論文では木村1)らのホルマリン蒸気固定,30〜60分間を純メタノール固定に変更し,時間を室温3〜5分間に短縮しています.鉄染色の固定にメタノールを使用し,比較的短時間で行う方法はGrünberg2)が1941年に発表して以来比較的ポピュラーであり,われわれ3)の検査室においても15年ほど前より採用しています.したがって,この改変は特に新しいものと思われません.
まず固定に関してですが,論文では木村1)らのホルマリン蒸気固定,30〜60分間を純メタノール固定に変更し,時間を室温3〜5分間に短縮しています.鉄染色の固定にメタノールを使用し,比較的短時間で行う方法はGrünberg2)が1941年に発表して以来比較的ポピュラーであり,われわれ3)の検査室においても15年ほど前より採用しています.したがって,この改変は特に新しいものと思われません.
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