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文献詳細

雑誌文献

臨床検査26巻7号

1982年07月発行

文献概要

今月の主題 血漿蛋白 カラーグラフ

α1-マイクログロブリン

著者: 河合忠1 高木皇輝1 伊藤喜久1

所属機関: 1自治医科大学臨床病理学教室

ページ範囲:P.752 - P.754

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 α1-マイクログロブリン(α1-m)は,分子量5万以下のいわゆる低分子糖蛋白質の一つであって,腎による処理はβ2-マイクログロブリン(β2-m)ときわめてよく似ている.ただ,主とて肝細胞で合成されているらしく,重症の肝障害で血中濃度が低下する.肝癌以外の悪性腫瘍では血中濃度の上昇がみられないことは,β2-mと著しく異なる点である.まだその生物学的機能は不明であり,今後の研究に待たねばならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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