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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査26巻8号

1982年08月発行

雑誌目次

今月の主題 レセプター病

カラーグラフ

ホルモン受容体

對馬 敏夫

pp.872-874

 ホルモンは産生臓器から分泌され,血流に乗って運ばれ,標的組織の細胞に到達して受容体(レセプター)に結合する.ホルモンと受容体の結合によって初めて,ホルモン作用が始動する.ホルモンの受容体には,細胞膜に存在する細胞膜受容体と,細胞内に存在する細胞質受容体が存在する.ペプチドホルモンやカテコールアミンの受容体は前者に属し,ステロイドホルモン,ビタミンD3,甲状腺ホルモンの受容体は細胞内に存在する.

技術解説

インスリンレセプター

原納 優 , 日高 秀樹 , 小林 正

pp.875-883

 1970年の前半にCuatrecasas, Roth1)らはインスリンは細胞内に入り込まないでも作用を発揮するのではないかと考え,細胞膜表面に125I-インスリンが特異的に結合するレセプター(受容体)があることを明らかにした.当初はレセプターが存在すれば作用の発現もあり,それが標的臓器であると想定されていたが,赤血球や脳などインスリン作用の明確でない臓器にもレセプターが存在し,むしろ存在しない臓器(リンパ球など)がまれであることが知られるようになった.

 しかし,インスリンレセプターは臓器が異なっていてもほぼ同一の態度をとるため,逆に,血液から得やすい赤血球のレセプターを測定することにより,標的細胞レセプター異常を類推することができる.

アデニルシクラーゼ活性の測定

木村 正康 , 古林 伸二郎

pp.884-891

 受容体(レセプター)媒介によるcyclic AMP(cAMP)由来の生体反応は,かなり頻繁に各所に見いだされている.臨床検査のうえからも機能の要因として重要な対象になるはずである.このcAMPの消長は,課題のアデニルシクラーゼ活性が有力な標識となるので,その測定法を解説する.この酵素の基質となるATPを標識化した場合としない場合の方法に区別して記述する.

エストロゲン—プロゲステロンレセプターの測定

岡本 茂 , 古林 芳範 , 松本 圭史

pp.892-898

 特定のステロイドホルモンが,その標的細胞に作用して特定のホルモン効果を発現する際,その第一歩としてホルモンが標的細胞内の蛋白に特異的に結合することが,近年の研究により明らかになった.標的細胞内に存在するホルモンと特異的に結合する蛋白を,ステロイドホルモンレセプターと言う.ホルモンレセプターの概念は,単にホルモンの生化学的な作用機構の解明の糸口だけでなく,広く臨床医学の分野で疾患の病因論や癌治療の領城に導入されている.特に臨床検査上重要なのは,ヒト乳癌,前立腺癌などの組織中のレセプター検索であると思われる.ヒト乳癌に限れば,その組織中にエストロゲンおよびプロゲステロンレセプターを持つ症例の7割は,エストロゲン除去を主目的とする内分泌療法に反応して腫瘤の退縮をもたらす(ホルモン依存性癌)が,レセプターを持たない例では1割しか内分泌療法に反応しない1).つまり,エストロゲン—,プロゲステロンレセプターの検索は,内分泌療法を施行すべきかどうかを決定する一つの基準となる.近年になって比放射活性の高い放射性ステロイドホルモンが開発されるに及んで,レセプター測定は容易になった.検出方法にはデキストランコーティッドチャコール法(Dextran-coated charcoal;DCC法),ショ糖密度勾配遠心法,プロタミンサルフェイト法などがあるが,この稿では,簡単な操作で多数の検体の処理ができ,しかも信頼性の高いDCC法について述べたい.

総説

レセプター病

肥塚 直美 , 對馬 敏夫

pp.899-905

はじめに

 細胞間情報伝達系としては神経系と内分泌系があり,その情報識別・伝達機構として伝達物質(神経伝達物質またはホルモン)の受容体(レセプター)の概念が広く導入されてきた.近年,この受容体の研究が盛んに行われ,伝達物質の作用機構の解明の一役を担い,臨床的にもこれまで成因不明とされていた疾患の中に受容体の異常によるものが発見されている.

 内分泌系を例にとると(図1),ホルモンはその産生臓器で合成,貯蔵され,必要に応じて分泌される.分泌は通常,これを刺激するか,あるいは抑制する二つの機構によって,調節されている.分泌されたホルモンは血流により標的細胞に運ばれ,そこでそのホルモンと特異的に反応する受容体と結合し,この結合により惹起された生化学的変化は,最終的にそのホルモンに特有な生物学的作用の発現に至る.このホルモンの作用は直接的あるいは間接的にホルモン産生臓器に感知されて,ホルモンの合成・分泌を調節する.したがって,ホルモンが生体の恒常性を維持するためには,これらのすべての機構が正常に機能することが必要である.従来,内分泌疾患は,ホルモン分泌過剰による機能亢進症と分泌低下による機能低下症とに大別されてきた.しかし,機能低下症の症状を呈するにもかかわらず,ホルモン分泌が正常あるいはむしろ過剰になっている状態や,外因性のホルモンに反応しない状態が存在することが,古くから知られている.

臨床検査の問題点・154

ラジオレセプターアッセイの問題点

尾崎 史郎 , 須藤 和彦

pp.906-913

 RRAは近年,急速な進歩を遂げてきた.その原理はRIAなどと同様,簡単だが,レセプターの採取と保存が難しいことなどから,いまだ一般に行われていない.しかし,このアッセイは,RIAにとって代わるものではないとしても,ホルモンの作用機序を見るのに有力な方法であり,この方面での発展が期待される.今回は,その基本的な原理や特徴についてお話しいただいた.

検査と疾患—その動きと考え方・68

インスリン抵抗性糖尿病

岩本 安彦 , 赤沼 安夫

pp.914-921

 症例 19歳,女性,聾唖学校学生.

 主訴 やせ,易疲労感,皮膚色素沈着,口渇.

負荷機能検査・32

カロリック試験

杉田 麟也

pp.922-929

 カロリックテスト(caloric test)は温度刺激眼振検査と言い,めまい(眩暈),平衡障害の検査法の一つである.本検査は一側の外耳道に一定温度の水を注入し,眼振の誘発される状態により末梢迷路の機能を検査するものである.すなわち,前庭平衡機能系のうちvestibulo-ocular reflex(前庭—眼反射)を利用するもので,内耳から延髄の前庭神経核に至る前庭神経の一次ノイロン(神経元)の機能を知ることができる.

 前庭—眼反射の経路1))をみると(図1),内耳は同側眼の内直筋と対側眼の外直筋とに緊張性のインパルス(衝動)を送っている.したがって,左内耳が温められて半規管の内リンパ液に対流が起こると,左眼内直筋と右眼外直筋が緊張し,左右両眼球はゆっくり右方へ偏位する.一方,眼は絶えず正中を見ようとする働きがあり,このため眼球はある程度を超えて右方へ偏位すると,橋脳の注視中枢の働きで正中位にすばやく戻る.この律動的な眼球運動を観察するものである.

材料別細菌検査の進め方・8

膿,分泌物,穿刺液の検査法

播金 収 , 鷲津 良道 , 山中 喜代治 , 増谷 喬之 , 小栗 豊子 , 佐久 一枝 , 三輪谷 俊夫

pp.934-941

はじめに

 膿,分泌物,穿刺液の検査に際して留意しなければならないのは,広範な検査材料から多岐にわたる病原体を検出しなければならないことである.細菌はいうまでもなく,真菌,ウイルス,寄生虫,原虫の類まで推定し,検査を進めねばならない.しかし,それらの検査法のすべてについて記述することは,限られた紙数において不可能なことである.したがって今回は,細菌および真菌に関して材料別に記述し,分離頻度の高い菌種の検査法について触れたい.

 膿,分泌物,穿刺液には開放性病巣由来のものと非開放性病巣由来のものとがある.前者は皮膚および粘膜などの創部膿,眼由来の膿,耳由来の外耳炎や中耳炎などの膿であり,後者は深部組織における膿瘍由来の膿,副鼻腔や上顎洞内由来の膿,関節液,胸水,腹水などである.分泌物は開放性病巣由来の膿に準じて検査を行い,穿刺液は非開放性病巣の膿に準じて検査を行う.

分離分析の技術Ⅰ・8

寒天ゲル免疫電気泳動—血清蛋白標準分析法

臼井 美津子 , 松橋 直

pp.943-949

はじめに

 免疫電気泳動法は,GrabarおよびWilliamsが,1953年に発表して以来,すでに30年近くの年月がたっているが,現在に至ってもなお,蛋白,その他の抗原性物質の分析に欠くことのできない実験法として,各分野で広く応用されている.血清に,数十種類の蛋白が含まれていることが明らかになったのは,実に,この方法によってである.Grabarが発表して以来,種々の方式が派生的に開発されたが,「電気泳動と免疫拡散法との組み合わせ」という広い意味に解釈すると,ロケット法,交差免疫電気泳動法,免疫電気向流法,Im-munoselection, Immunofixationなど,数多くの方法が挙げられる.いずれも支持体を用いて,試料の展開と抗血清との反応を起こさせ,沈降線を形成させて観察する,という方法である.一般には免疫電気泳動法と言えばGrabarの方法を指し,Grabar法とも呼ばれている.

 実施面でも,やりやすいよう,簡便にできるよう装置がくふう・改良され,抗血清類も実に豊富に,常時市販されるようになり,特に重要な「抗血清の特異性」についても,最近ではかなりよく管理された製品が市販されている.支持体についても,寒天,アガロースなども良い製品が市販され,免疫電気泳動法は非常にやりやすい実験法となっている.

研究

コラゲン凝集反応の基準化—血小板凝集能検査法の基準化を目指して(第2報)

中井 一吉 , 内田 景博 , 寺田 信幸 , 橋口 弘次 , 吉村 早苗 , 奥間 啓市 , 久城 英人 , 児玉 順三

pp.951-954

はじめに

 心筋梗塞,脳梗塞などの血栓性疾患が循環器病に占める割合は,近年,著しく増加しており,その成因,病態の解明ならび治療,予防についての対策の確立が望まれている1)

 特に血小板機能は,血栓の成立,進展因子として大きな役割を持つものと考えられ,その測定法と臨床的位置づけについて多くの報告がある2〜7)).現在用いられている血小板凝集能検査法には顕微鏡法,Screen Filtration Pressure法,吸光度法などがあり,その中でも検査値を容易に数量化できる吸光度法が繁用されている.

資料

クレチン症マススクリーニングにおける乾燥濾紙血液の問題点

松本 勝 , 穴沢 昭 , 中島 和子 , 村田 光範

pp.955-958

はじめに

 新生児甲状腺機能低下症(クレチン症)は,生後5〜7日目に新生児の足蹠から全血を濾紙上に採血した乾燥濾紙血液を用い,甲状腺刺激ホルモン(TSH)を指標として,行政レベルでマススクリーニングが行われている1).マススクリーニングにおいて検体とする乾燥濾紙血液は,全血を濾紙に採血するために新生児のヘマトクリット(Ht)値の違いがTSH測定結果に影響を及ぼすことが心配されていた.現在,TSH測定に際し標準曲線作成濾紙血液(標準濾紙血液)はHt 50〜55%に調整したものを用いている2)が,新生児生後5〜7日のHtは30〜75%まで幅広く分布しており,個人差がある3).このHt値の違いがクレチン症スクリーニングのTSH測定にいかなる影響を与えるか検討を行った.

ELT-8のコントロールサーベイ成績

ELT-8精度管理委員会

pp.960-964

はじめに

 自動血球計数器の普及とともに,そのコントロールサーベイも盛んに実施されるようになった.わが国では三輪1)が都内の施設を対象に実施したのが最初と考えられ,その後,新谷2)が3回ほど実施しているが,いずれも小規模で,局地的なものであった.

 現在ではCAPをはじめとして自動化健診学会3),臨床衛生検査学会4),日本医師会5),臨床検査自動化学会6)など全国的規模のものが定期的に実施されるようになっているが,配布試料の特性によって測定値に差の出る場合があり,多機種間のデータを統一的に解釈するに至らず,たいてい機種別に平均値,標準偏差などを算出する方式が採用されている.

新たに開発された赤・白血球計数器(ELC)の臨床検査への応用

陰山 克 , 大藪 博 , 津本 清次 , 菊地 常昭 , 小林 哲也 , 小管 康孝 , 布垣 寛一

pp.965-968

緒言

 赤血球,白血球の計算は臨床検査の中でももっとも基本的な検査であり,日常臨床での診断に果たす役割は大きい.これらの血球計算のために,最近は自動化装置1〜3)の開発がなされ,現在,中央検査室制度を持つ大病院にはほとんど導入されている.

 一方,このような大規模の装置は,個人の小さな診療機関や僻地診療などの場合は,ほとんど導入できないのが現状である.

私のくふう

眼球運動と脳波の鑑別記録法

堺 雄三 , 北村 節子

pp.959

 頭皮上に波及する眼球運動電位は,その波形が脳波と似ているので,脳波を判読するときにしばしば妨げとなる.このため脳波検査を実施するときには,眼球運動電位の同時記録が必要である.一般には,眼窩近縁部の電位を耳朶,乳様突起,鼻根上部などを基準にして導出している.しかし眼窩近縁部をはじめ,これらすべての部位には眼球運動電位が頭皮上に波及するのと同じように,脳波もまた波及しており,眼球運動電位だけの選択的記録になっていない.筆者らは,一側の眼窩近縁部に二つの電極を近づけて置くことで,脳波の混入を防げ,眼球運動電位だけを選択的に記録することができるのではないかと考え,両眼のそれぞれの眼窩近縁部に二つの電極を2〜3cmに近づけて置く方法を検討した.

 すなわち,一つは眼窩外側縁のすぐ上部(図1-A,A′)に,もう一つを眼窩下縁中央の内側(図1-B,B′)に置き,電位差(A-B,A′-B′)を導出した.(以下この導出法を"接近法"とする.)この"接近法"で記録される眼球運動電位が"前頭部—耳朶"導出で記録される眼球運動電位と同極性になるように,脳波計に入力し脳波記録の1/2増幅で脳波と同時記録した.その結果,"接近法"にはほとんど脳波が見られず(振幅が前頭部脳波の1/10〜1/40に減衰する.),眼球運動電位だけが,"前頭部—耳朶"で記録される眼球運動電位と同等以上の振幅で記録された(図2).

編集者への手紙

急性白血病のFAB分類の診断一致率

土屋 達行 , 天木 一太

pp.969-972

 急性白血病の病型分類の国際的統一を図るものとして,French-American-British Co-operative groupによる分類,いわゆるFAB分類1)があり,日本でも広く普及しつつある.今回,5月13日午後,がん集学的治療研究財団主催,日本血液学会後援の下で,FABグループのBennett,Catovsky,Flandrinを招き,金沢大学医学部第三内科 服部絢一教授および日本大学医学部第一内科 天木一太の司会で,急性白血病のFAB分類に関する国際円卓会議が行われた.日本人の討論者として,金沢大学第三内科 吉田喬氏,長崎大学原研内科 朝長万佐男氏,慶応大学内科 小川哲平氏,国立がんセンター内科 下山正徳氏,愛知医科大学小児科 藤本盂氏,日本大学第一内科 大島年照氏,広島大学原医研内科 鎌田七男氏らが,形態学,細胞化学,電子顕微鏡,細胞表面マーカー,治療および予後,染色体分析とそれぞれの立場から意見を発表した.500名収容可能な講堂は満席になり,まことに盛会であった.

 この会合に先立ち,午前中は日本大学臨床理病学教室の土屋達行が,FABグループの3名と,日本からの討論者7名に,12例の急性白血病の症例について,骨髄および末梢血のWright-Giemsa染色,ペルオキシダーゼ染色標本を提示し,一同で検鏡する機会を持った2)

質疑応答

臨床化学 血清と血漿の差

玄番 昭夫 , I生

pp.973-974

 〔問〕 血漿を用いて生化学検査を実施したいと考えていますが,血清と血漿による化学成分の差についてご教示ください.また血漿分離のためにはどのような凝固阻止剤が適当でしょうか.

血液 hemopoietic dysplasiaとその周辺疾患

鎌田 七男 , T生

pp.974-976

 〔問〕 hemopoietic dysplasiaの定義および概念をご教授ください.またRAEM(refractory anemia with anexcess of myeloblast),RA(refractory anemia),前白血病状態についてもお教えください.

血液 骨髄腫症例と高粘度症候群

磯貝 行秀 , H生

pp.976-977

 〔問〕 IgK型の骨髄腫症例で,頭痛,視力障害の自覚症状のある患者さんがいます.他覚的に両側の網膜中心静脈閉塞,網膜出血,うっ血乳頭を認めます.血液検査で血清総蛋白15g/dl, IgG 11g/dlの値が出ました.この場合,血液粘度は測定できませんでしたが,高粘度症候群を呈していると言えるでしょうか.

血液 血小板のレセプター

池田 康夫 , S生

pp.977-978

 〔問〕 血小板のレセプターについて,その機能と関連づけて説明してください.

免疫血清 RA患者にRFの変動,陰性化はあるか

竹村 周平 , 近藤 元治 , I生

pp.979

 〔問〕 RA患者を長期間観察しているとほとんどRFは陰性にはなりませんが,初期,活動期,治癒後におけるRFは,RA試験やRAHAなどで陰性化しないものなのでしょうか.

微生物 感受性テストの系統分けは

桑原 章吾 , C子

pp.980-981

 〔問〕 1981年に保険点数が改正され,感受性テストの薬剤が六つの系統とそれ以外の系統との七つに分かれて,同じ系統中の薬剤はいくつ実施しても1系統として点数を数えることになりました.セフェム系は従来のセファロスポリン系とセファマイシン系とラタモキセフ系に分かれるとのことですが,セファマイシン系とラタモキセフ系とはその他の系統に入れるべきなのでしょうか.私の検査センターではドクターの依頼のあるもののみ実施するので,このことで3系統以下になったり4系統以上になったりします.セファロスポリン系をセフェム系と変えるようなことは,将来ないものでしょうか.それとも,このセファロスポリン系とは現在のセフェム系と解釈してもよいのでしょうか.

臨床生理 網膜電図の臨床応用

小口 芳久 , M生

pp.981-982

 〔問〕 網膜電図(ERG)の臨床応用について,その適応を教えてください.

臨床生理 人体の働きを磁気によって計測

大道 久 , A生

pp.982-984

 〔問〕 最近,磁気によって人体の働きを計測する方法が開発され,すでに臨床に応用されるようになってきたと聞きました.どのような方法があるのでしょうか.

臨床生理 「心電図逆方向問題」とは

岡島 光治 , A生

pp.984-985

 〔問〕 「心電図逆方向問題」という言葉についてわかりやすく説明してください.

一般検査 尿糖定量の縮合反応法について

小林 一二美 , K生

pp.985-986

 〔問〕 尿糖定量には酵素法,縮合反応法,還元法がありますが,次の四つの疑問にお答えください.

(1)縮合反応におけるカラメル化反応の原理と反応式は.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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64巻12号(2020年12月発行)

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今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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