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文献詳細

雑誌文献

臨床検査27巻1号

1983年01月発行

文献概要

今月の主題 老化 技術解説

膠原線維と弾力線維

著者: 勝田省吾1 梶川欽一郎2

所属機関: 1金沢大学医療技術短期大学部 2金沢大学医学部第一病理学教室

ページ範囲:P.6 - P.11

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 膠原線維,弾力線維はそれぞれ剛直性,弾性を有する線維で生体に広く分布し,組織の機能的要求に応じている.これらの線維は光顕的には種々の染色法によって容易に同定することができ,組織内における分布や配列状態,さらに大動脈中膜の弾力板のような大きい弾力線維では個々の線維の形もある程度知ることが可能である.
 個体の加齢とともにこれらの線維は形態学的,生化学的変化をきたし機能的にも変化を示すようになる.加齢に伴う形態学的変化は光顕的には量的変化,配列や分布状態の変化,染色性の変化などとしてとらえることができるが,個々の線維の形態を知るには電顕的観察が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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