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文献詳細

雑誌文献

臨床検査27巻1号

1983年01月発行

文献概要

今月の主題 老化 検査と疾患—その動きと考え方・73

オステオポローシス

著者: 藤田拓男1

所属機関: 1神戸大学医学部第3内科

ページ範囲:P.52 - P.57

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はじめに
 オステオポローシスは骨粗鬆症とも言い,骨の量的な減少がその本体であるが,臨床像としては腰痛,骨折の傾向がその主要なものであり,そのほか種々の背景疾患の症状と所見,ことに老化に伴う変化が加わって複雑な臨床像を呈する.すなわち骨粗鬆症は,いわば高血圧のように,広くみられる症状であって,その背景には異なった多くの原因や疾患が隠れている.オステオポローシスの多様性ということが,その診断や治療を考えるうえにきわめて重要である.ここではオステオポローシスを示す1例を提示し,その背景を考察し,診断に至る過程を追ってみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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