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文献詳細

雑誌文献

臨床検査27巻10号

1983年10月発行

文献概要

資料

回転粘度計を用いる血液粘稠度測定についての基礎的実験

著者: 北島均1 佐藤千秋1 松島弘子1 小山寿光1

所属機関: 1埼玉医科大学輸血センター検査室

ページ範囲:P.1180 - P.1183

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はじめに
 血液粘稠度測定には,一般的に毛細管粘度計(Hess法1),Ostwald法2))が行われている.この方法は簡便であり,水や血清などのようなNewton流体にはよいとされている.しかし,血液のような血管内を流動しているときの粘稠度値は一定でなく,血管の径および流速によって変動を示す非Newton流体には適応した方法とは言えない.
 回転粘度計(バイオレオライザー3,4))は,ずり速度を変換して粘稠度を測定でき,血液流体特性を知ることが可能であるので,生体内で起こる血液の流動性の変化を推定するのに有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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