icon fsr

雑誌目次

雑誌

臨床検査27巻11号

1983年11月発行

雑誌目次

特集 臨床細菌検査

三輪谷 俊夫

pp.1215-1216

 検査施設で行われている臨床細菌検査の手技・方法は,検査キットの普及などによって画一化のきざしが見えてきたとはいえ,長年つちかわれてきた経験と慣習に従って行われている傾向が強く,指導者や検査施設によって異なることが多い.しかし,検査結果が臨床に実際に役立つためには,いつ,だれが,どこで検査しても常に正しい検査結果が得られ,どこの検査機関の成績であっても同じ基盤に立って比較しうるような検査内容でなければならない.そのためには,検査従事者が理に叶った基本技術と操作法を十分身につけることも必要であるが,患者材料から起病菌を分離し同定するために最小限必要であり,かつ現状に即応した検体別標準検査法をとり決めていく努力をしなければならない.

 臨床細菌検査の検査過程を次の5段階に分けることができる.

Ⅰ.細菌検査の特色

三輪谷 俊夫

pp.1217-1218

 臨床細菌検査は感染症の診断・治療に必須であるが,検査施設に提出されてきた患者材料を精密に検査しさえすれば起病菌が検出されるとは限らない.感染症でない患者材料でも環境汚染菌によって汚染されておれば必ず患者材料から微生物は検出されるが,起病菌ではない.臨床細菌検査の目的は,提出された患者材料から微生物を検出することではなく,あくまでも感染症の起病菌を検出し,適確な治療法を割り出すために行うべきものである.

 ヒトは無数のいろいろな微生物群に取り囲まれて生活しているため,感染症の起病菌として限られた種類の病原微生物を検索することは極めて困難なことである.しかし,「感染」という概念—宿主の皮膚・粘膜を通過して宿主体内へ病原微生物が侵入して増殖すること—を考えてみると,幸いなことに正常な健康宿主体内には微生物は存在しないことになる.宿主体内とは,臨床細菌学的には皮膚・粘膜で被われている内部を意味し,呼吸器系,消化器系,尿路系,生殖器系などの管腔内は直接外界と接しており,体外と考えるべきであるが,実際的には粘液分泌などの生理的浄化作用やパスツールの白鳥の首型フラスコと同じ原理に基づく解剖学的理由によって環境汚染菌は深部まで到達せず,常在菌が生息している範囲を体外と見なすのがよい.

Ⅱ.検体の正しい採取法

三輪谷 俊夫

pp.1219-1222

 臨床検査は診療収益をあげるための手段でもなければ,医師や検査担当者の学問的自己満足を満たすためのものでもない.臨床検査が患者の診療に役立つという検査本来の目的を達成するためには,主治医はその感染症の本態,特徴をよくわきまえて,起病菌の宿主体内分布に応じて起病菌が含まれている可能性の最も高い患者材料を,雑菌汚染のないよう無菌操作によって採取し,滅菌された容器に入れて検査施設へ提出する.

 "どのような感染症では,どのような時期に,どんな患者材料がどれ位採取すればよいか"ということは非常に重要であるが,たとえ患者材料を適切に採取しても環境雑菌の汚染があれば検査操作はたいへん複雑になり,しばしば無意味な検査に終わってしまうので,片時も無菌操作を怠ってはならない.

Ⅲ.疾患別検査の進め方

1.中枢神経系—特に髄膜炎

古田 格

pp.1223-1229

 中枢神経系の感染は脳実質と脳軟膜(髄膜)の炎症とに大きく区別され,脳実質炎(脳炎)はウイルスの感染が中心となるので,脳炎については省略し,ここでは,細菌検査と関係の深い髄膜炎について述べる.

 髄膜炎は各種の病原体,例えば,細菌,真菌,ウイルスおよび原虫などによって惹起されるが,本症は脳および脊髄の表面を覆う髄膜の炎症である.髄膜の炎症であっても,炎症が拡がれば,炎症は脳実質や脳室にも及び,精神・運動活動をコントロールする中枢神経系の感染症であるため,迅速で適確な診断や治療が必要とされる.

2.呼吸器 1)上気道

杉田 麟也

pp.1230-1238

 上気道は固有鼻腔にはじまり,咽頭(上咽頭,中咽頭,下咽頭)および喉頭からなり付属器官として中耳腔と副鼻腔がこれにつながる.上気道は外界と接し,空気や食物の通り道でもあるので粘膜に種々の細菌が付着しうる.上気道粘膜は,通常は常在細菌叢により感染から守られているが常在菌叢に乱れが生ずると外界から侵入した菌が増殖し感染を起こすことになる.気道の粘膜は固有鼻腔から下咽頭までひとつづきであっても,感染の主役となる細菌は上気道でも部位によって異なる.細菌の種類によって感染しやすい部位があり,例えば中咽頭,扁桃はStreptococcus Pyogenesが,上咽頭はHaemophylus influenzaeとStreptococ-cus Pneumoniaeが感染の中心となる傾向がある.

 上気道に感染がおきたときに細菌検査を実施すると,原因菌とともに常在菌叢を形成する細菌も検出され,臨床的に原因菌と常在菌も区別することが必要となる.起炎菌を正しく判断することが感染症治療の重要な鍵である.そのためには,①細菌培養の検体を病巣部位から汚染を防いで確実に採取すること,②検体採取直後からの保存,③適切な培地選択,④上気道各部位での常在菌についての知識,などが必要となる.本稿では中耳炎,副鼻腔炎を含めた上気道感染症の起炎菌決定に必要な事がらにつき述べてみたい.

2.呼吸器 2)肺

松本 慶蔵

pp.1238-1246

下気道および肺実質病変における検体とその採取法

 肺感染症は大別して肺実質の感染症と気道の感染症に分けられる.前者は肺炎,肺化膿症であり,後者は急性気管支炎,慢性気管支炎,気管支拡張症,び漫性汎細気管支炎(慢性気管支・細気管支炎に同じ)であり,肺気腫,気管支喘息,肺線維症など慢性呼吸器疾患に随伴する慢性気道感染症も後者に含められるが,これらは病理学的,細菌学的に見て慢性気管支炎にほぼ等しいので,以後この疾患は特に触れないこととする.

 また肺実質ではないが,胸膜の感染症も重要な肺感染症の一環であるので,この項に含め取り上げることとした.

2.呼吸器 3)肺マイコプラズマ

武田 博明 , 小林 宏行

pp.1246-1249

 Mycoplasmaは,ヒト・動物・植物などに広く疾病を惹起させる病原体であり,ヒトに関与するものとして,肺炎病原体であるM. pneumoniae,泌尿生殖器疾患病原体として,M. hominis,M. salvarium,M. orale,Mycoplasma T strainなどがあげられている.この中でM. pneumoniaeは,主として小児および若年成人における呼吸器感染症の病原体として広く知られ,原発性肺炎の15〜30%を占めるとされている.通常は,混合感染や合併症は少なく,予後は良好である.

3.口腔内

佐川 寛典

pp.1251-1259

口腔内疾患の特殊性

 口腔の感染症は,身体の中では発症頻度が高いといわれている.それは口腔の環境が微生物にとってきわめて好い条件が揃っているからである.水分,温度,pH,好気的,嫌気的条件や栄養源などである.また,口腔は直接外界と通じ,微生物の排出や侵入が常に繰り返えされている.この流動的な状態であるにもかかわらず,口腔には多くの菌種と安定した常在菌叢が成立している.そこで口腔内での感染症は,常在菌による感染,すなわち内因感染と外来性の細菌による感染疾患とに2大別することができる.口腔内疾患は,そのほとんどが内因感染で宿主である生体の抵抗性の減弱やその他の素因,誘因は発症の引き金となっている.外因感染で口腔内に原発巣をもつ疾患はきわめて少なく,また内因感染症においても,単一の起病菌で起こす口腔疾患はきわめて少ないのである.大部分の口腔内疾患はその病名は異にしても,起病菌は共通した菌によることが多い.そこで,本項では,単一起病菌で特異的感染をする疾患として,内因感染症から口腔カンジダ症と放線菌症,外因感染症から口腔梅毒を例とし,口腔のその他の疾患については統括的に検査の進め方を述べ,さらに歯の歯内療法領域の検査法について述べることにする.

4.消化器 1)消化管

瀬尾 威久 , 正司 房 , 松原 義雄

pp.1260-1267

 消化管感染症の原因となる微生物はウイルス,細菌,原虫ときわめて多様であるが,ここでは細菌によるもの,特に法定伝染病病原菌の検索を主体として取り上げたい.また鑑別を要する他の細菌性腸管感染症についても概説するが,それらの詳細については別項の「食中毒」および「嫌気性菌感染症」に譲る.

 法定伝染病の起因菌は,他に感染する恐れが強いため,特に迅速な同定が要求される.また法定伝染病と診断された場合には,患者は強制隔離され,同時に家族検便あるいは周辺の消毒が行われるなど,本人はもとより家族らに対しても著しい影響を与えることになるので,菌の同定には特に慎重かつ正確を要する.万一他の細菌を法定伝染病の起因菌と見誤って報告した場合には,関係者に多大な迷惑を及ぼすことになる.一方では防疫上その同定には迅速さが要求されるので,細菌検査に従事する者は日ごろから法定伝染病起因菌の検査には特に熟達しておく必要がある.

4.消化器 2)肝・胆道

谷村 弘

pp.1268-1276

 本来,肝臓,胆嚢,胆管およびその中を流れる胆汁は,多少の細菌が存在しても0.6ml/分という正常な胆汁の流れによりVater乳頭から十二指腸へ排泄されるので,胆道感染症は起こらない.これに胆汁うつ滞の条件が加わると,胆汁が腸内細菌(特にグラム陰性桿菌)の増殖を助長し,胆道感染症が発症する1).このように胆道感染症が成立するためには,細菌感染と胆汁うつ滞という二つの要因を伴うことが必須条件であり(図1),その治療は胆汁うつ滞の解除と抗生物質の投与が主体となる2).胆道感染症における化学療法の施行に際しては,起炎菌と考えられる細菌を早期に分離,同定し,その菌に感受性が高く,かつ,肝臓や胆嚢組織および胆汁中移行の優れた薬剤を選択する3).そのためには,検体の採取,運搬,菌の分離,同定に際し,雑菌の混入,検体中細菌の偽陰性化を防ぎ,正しく起炎菌を把握せねばならない.

5.尿路

中牟田 誠一 , 熊澤 浄一

pp.1277-1282

 尿路感染症は臨床各科で頻度も高く,不完全な治療により腎不全に陥る危険もある重要な疾患である.尿路感染症の診断では,まず感染があるか否かを知り,炎症の部位および拡り,その原因ないし誘因を明らかにすることが大切である.治療は,正しい起炎菌を決定し,それに対する適切な化学療法が第一である.したがって尿路感染症の診断,治療には検尿が必須の検査法であることは言うまでもない.しかし,実地医家では多忙のため,また大病院では,新しい検査法にたよりすぎてもっとも基本的で重要な検尿法がないがしろにされ,思わぬ誤診を犯すこともあるので注意を要す.

 尿路感染症は急性と慢性,単純性と複雑性または部位により上部尿路と下部尿路に分類される.上部尿路の代表は腎盂腎炎であり,下部尿路の代表は膀胱炎である.臨床的にもっともよく経験するのは,急性単純性膀胱炎,急性単純性腎盂腎炎,慢性複雑性膀胱炎,慢性複雑性腎盂腎炎である.慢性複雑性では全身的基礎疾患や尿路の基礎疾患が存在し,抗菌剤の投与だけでは治療し得ない.尿路の基礎疾患として尿路結石,カテーテルなどの尿路異物,前立腺肥大症,神経因性膀胱,先天性奇形などによる尿の停滞,尿路腫瘍,膀胱尿管逆流現象など多彩な疾患が含まれており,検尿のみならず,レ線検査,膀胱鏡など泌尿器科的検査も必要となってくる.

6.性器—STDを中心に

津上 久弥 , 大里 和久

pp.1283-1288

 性病とは本来,性的接触によって皮膚や粘膜から感染する疾病のことで,外国ではvenereal diseases (愛の女神ビーナスの病気)とよんでいる.このうち重大な病状や後遺症があり,伝染力の強いものとして,わが国の法律では梅毒 syphilis,淋病gonorrhea,軟性下疳 chancroid,鼠径リンパ肉芽腫症(第4性病)Lymphogranuloma venereumの4疾患を性病と指定している.外国においても同様の考え方であったが,最近それ以外の疾病も広く含めてsexually transmit-ted diseases (STD,性行為感染症)と呼称するようになってきた.それには非淋菌性尿道炎,トリコモナス膣炎,陰部ヘルペス,尖圭コンジローム,毛じらみ,疥癬,膣および外陰カンジダ症,B型肝炎などがあり,これらは感染の原因はかならずしも性交だけではないが,性交によって他人に感染が可能な疾患であって,欧米はもちろん,わが国においても最近,年々患者が増加しており,社会的にも重要な問題となりつつある.

 このうち臨床的に検査の必要な梅毒,淋病,軟性下府,トリコモナス症を中心に述べる.

7.皮膚

朝田 康夫 , 西嶋 摂子

pp.1289-1294

 皮膚細菌感染症の大半は膿皮症である.これは毛包炎,癤,よう,尋常性毛瘡,汗口炎,乳幼児多発性汗腺膿瘍(エックリン汗腺炎),伝染性膿痂疹,SSSS,膿瘡,丹毒,梶紅熱,リンパ管炎,リンパ節炎,蜂巣織炎などを含み,その起炎菌はブドウ球菌とレンサ球菌(これらを化膿球菌と呼ぶ)の二つである.ブドウ球菌の中でも殊に黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)による場合が多い.

 次いで多いのはグラム陰性桿菌症で,中でも緑膿菌感染症が多く,さらに大腸菌やプロテウス菌,まれにはセラチアなども挙げられる.これらは大半はoppor-tunistic infectionとして生ずる.特殊な場合としては皮膚結核,皮膚非定型抗酸菌感染症,癩などのミコバクテリアによる感染症がある.

8.運動器(骨,関節,筋肉)

藤井 千穂

pp.1295-1301

骨,関節,筋肉に関する主な化膿性疾患

 骨,関節,筋肉に関する主な化膿性疾患と起炎菌を列挙すると以下のようになる.

 なお現在でも骨に関しては結核性のものも多く,梅毒,チフスによるものもときにみられる.結核性のものには結核性脊椎炎(脊椎カリエス),股関節および膝関節結核,肋骨カリエス,結核性腱鞘炎などがあげられる.また特異なものとしては,ガス壊疽(図1),破傷風がある.これらは臨床経過とその局所ならびに全身症状により診断をつけることができる.しかしガス壊疽の場合はその菌種により放出するexotoxin (外毒素)も異なり,また他の菌が多数同時に見い出されることが多いので,菌の分離,同定は必須の事項となる.

9.菌血症,敗血症

安達 桂子 , 島田 馨

pp.1302-1305

 敗血症,菌血症が疑われる患者の血液から起因菌を検出することは,診断および治療上重要となるため,血液培養は最良の方法となる.このような患者の多くは重篤であることから,検査室は適切な方法を選択し,得た情報を早急に主治医へ報告すべきである.

10.眼

大石 正夫

pp.1306-1310

検体採取法

1.眼瞼(縁)炎,結膜炎

 眼瞼縁と結膜から検体を採取するときは,できるだけ局所麻酔剤を用いないようにする.麻酔剤に含まれている保存剤が細菌の増殖を阻止することがあるからである.

 眼瞼縁は綿棒で拭いとって培地に塗抹培養する.結膜は下眼瞼を反転して,円蓋部結膜を露出し,ブイヨンまたは滅菌生食水に浸した綿棒または滅菌白金耳で眼脂などの分泌物を採取する(図1).これを血液寒天またはチョコレート寒天平板に塗抹培養する.

11.細菌性食中毒

坂井 千三 , 伊藤 武

pp.1311-1322

 食中毒発生時における細菌学的検査の目的は,患者材料や原因食品などから,迅速かつ正確に起因菌あるいはその産生毒素を検出し,患者の診断,治療およびその後の二次発生防止に的確な情報を提供することにある.

 現在までに明らかにされている食中毒起因性細菌の種類は表1に示すごとく15菌種である.これらの細菌のうちわが国で発生頻度の高い食中毒の原因菌は,腸炎ビブリオ,ブドウ球菌,サルモネラ,カンピロバクター,腸炎起病性大腸菌,ウエルシュ菌およびセレウス菌の7菌種である.しかし,エルシニア・エンテロコリチカおよびボツリヌス菌による食中毒も決してまれではなく,またいわゆるNAGビブリオも海外旅行者の下痢患者からしばしば検出されるので,本稿ではこれらの10菌種を対象にその検査法について述べる.

12.蛋白毒素の簡易検出法

本田 武司

pp.1323-1330

 病態の多くを,細菌が産生する蛋白性外毒素によって説明できる一群の細感染症がある.有名なHar-rison内科書(第6版)には,このような疾患については項目を分けて「毒素産生菌による疾患」として記載されている.このような疾患の真の起病菌の同定には,分離菌の毒素産生能の有無の判定が必須である.蛋白質化学の進歩に伴い感染・発症における細菌性蛋白毒素の役割が次々明らかにされるようになり,今後,一般臨床検査室でも細菌の産生する毒素の検出・定量が必要となってくる機会はますます増加してくることであろう.

 ところで,細菌の産生する蛋白毒素の量は一般にきわめて微量であるために,毒素の検出・定量には種々の工夫が必要である.表1に蛋白毒素の検出法の原理をまとめて示したが,蛋白毒素の検出には,①毒素の持つ毒作用そのものを何らかの生物系を用いて測定する生物学的方法,②毒素に対する特異抗体を用いて毒素を測定する免疫学的方法,さらに,③近年の遺伝子操作技術の進歩に伴って開発された毒素産生遺伝子そのものを検出する方法の三つに大別できる.

13.Mycoplasma, Chlamydia

加藤 直樹

pp.1331-1337

Mycoplasma

 Mycoplasmaは細胞壁を欠くことが大きな特徴で,多形性を示し,人工培地で培養できる最も小さな微生物である.その分類は図1に示した.Acholeplasmaを除き発育にコレステロールを要求し,培養には血清(ほとんどの場合,ウマ血清)の添加が必要である.臨床検査の場において,病原性との関係から現在分離・同定が必要と思われるのは,Mycoplasma Pneumoniae,Mycoplasma hominis,Ureaplasma urealyticumである.ヒトからはその他にMycoplasma fermentans,Mycoplasma salivarium,Mycoplasma orale,Mycoplasma buccaleなどが分離されるが,現在までのところ,病原性は認められていない.

14.日和見感染

舟田 久

pp.1338-1347

 最近の医療の進歩は,基礎疾患を有する患者に日和見感染の増加をもたらし,これが患者管理の大きな障害となっている.日和見感染の臨床細菌検査といっても,検査法自体は一般感染症の検査法と基本的に同じであるが,病原体の種類が広範囲にわたり,通常,ヒトの皮膚や粘膜,病院内環境に常在する病原性の低い病原菌の感染が多いために,強毒な病原菌を検索する通常の細菌検査法と異なり,培養成績の読み方に多少とも困惑を感じることが多い.また,患者には疾患自体や治療による免疫抑制がかかるために感染徴候が明瞭でないうえに,感染過程が急激に進行して死に結びつきやすい.このため,日和見感染の臨床細菌検査にあたっては,適切な培養検体の採取,迅速な検査,適確な培養成績の読み方が治療上要求されるが,基礎疾患の病態と合併感染症の関係や症状の推移を全体的に把握したうえで,感染巣自体からの培養でなく,感染の波及が考えられる部位からの培養で原因菌を推定せざるをえないことも多い.

 こうした点を考慮しながら,日和見感染に対する日常の臨床細菌検査の進め方を概説してみたい.人手や時間を要する研究室的検査法を避け,小規模の検査室でも十分臨床医の要求に応じられる検査法を述べることにする.

15.嫌気性菌

上野 一恵

pp.1348-1364

嫌気性培養法

 嫌気性培養には,主として①Anaerobic jar法,②Bio-bags法,③HungateのPRAS培地法(わが国ではガス噴射法ともいっている),④Anaerobic cham-ber法またはAnaerobic glove box法などが用いられている.一方,⑤還元剤を混入した液体培地や半流動高層寒天培地も用いている.

16.手術後感染

中山 一誠 , 秋枝 洋三 , 川口 広

pp.1365-1368

 外科手術は,その程度により,概念的に無菌手術,準無菌手術,および汚染手術と大きく三つに古くより分類されている.それぞれの手術方法も単純な手術より複雑な手術まで当然のことながら種々であり,術後感染の発生頻度も異なる.無菌手術でさえ,術後感染を4%以下に留めることは不可能との専門家の一致した意見であり,その理由に関しては多くの議論がある.準無菌手術に生ずる術後感染率は10%前後と考えられている.さらに汚染手術にいたっては術後感染の頻度は30〜35%とされており,感染症の種類にいたってはすべての感染症が含まれるといっても過言ではない(図,表1).以下手術後感染の中でも膿汁を中心に述べる.

Ⅳ.細菌の同定キットならびに迅速同定法

小栗 豊子

pp.1369-1377

 細菌の同定検査にキットが用いられるようになったのはわが国では今から約10年くらい前のことである.当時の評価は必ずしもよくなく,これには輸入品であるため,経済的な負担が大きいことがかなり影響していたように思う.

 一方,近年,日和見感染症が増加し,検査室で同定する細菌の範囲が拡大され,検査室での菌株同定作業は限界に達したともいえるほどである.これに対応すべく次々と新しい同定キットが開発され市販されている.すなわち,腸内細菌科の同定キットに端を発し,現在では好気性菌,嫌気性菌,真菌と次々に開発がすすめられている.これらの同定キットはその性能の良否にはなお改善を要するものもあるが,使用範囲を限定することにより正確性を維持することが可能である.

Ⅴ.自動化機器

古田 格

pp.1378-1396

 現在,検査室において実施されている細菌検査は,迅速性,効率性,および経済性などで大きな問題を抱えている.

 周知のごとく,細菌検査の重要な使命として,迅速かつ正確に起病菌の同定や,その薬剤感受性成績を報告しなければならないことはだれしもが知っている.

Ⅵ.薬剤感受性測定法

五島 瑳智子 , 金子 康子

pp.1397-1411

 臨床細菌検査室における薬剤感受性試験の最大の目的は,感染症の治療に適切な抗菌薬を選ぶことにある.すなわち,正確に検出した原因菌に,どの薬剤が抗菌作用を示すか,またどの程度の抗菌力があるかを測定するのであるから,当然正確さと同時に迅速性が要求される.一方,分離された細菌の薬剤感受性の成績から,各菌種の感受性パターンの推移を知るための,疫学的調査にも応用される.

 薬剤感受性測定方法には大別して拡散法と希釈法とがある.拡散法は迅速性,簡便性を目標にした薬剤含有ディスクを用いたディスク法がもっとも広く使われている.希釈法は定量的に最小発育阻止濃度(mini-mum inhibitory concentration;MIC)を求める.寒天平板希釈法と液体培地希釈法がある.後者の方法では続いて最小殺菌濃度(Minimum bactericidal con-centration;MBC)も測定できる.MIC測定は手数がかかるので日常検査にはもっぱらディスク法が用いられてきたが,MICで得られる感受性値は薬剤の体内動態のデータとの関連においてin vivo効果,臨床効果を推測するのに有用であるため,近年,MIC測定を自動機器で行う方向に向いつつある.

Ⅶ.医学細菌の分類学—現状と問題点

藪内 英子 , 江崎 孝行

pp.1412-1422

 細菌分類学は,一つには生物に関連した自然科学各分野での知識と技術の目覚しい進歩,二つには国際細菌命名規約の改訂1)および細菌学名承認リスト2)の刊行,この二つの画期的な事柄の相乗作用を受けて,いま新しい時期に入りつつあると言わねばならない.ここで言う分類学(taxonomy)とは,①狭義の分類(classification),②命名(nomenclature),および③同定(identification)を包含する.

Ⅷ.感染症の診断の進め方

1.感染症の診断の進め方

勝 正孝 , 小花 光夫

pp.1423-1429

 感染症は細菌,マイコプラズマ,ウイルス,真菌,リケッチア,クラミジア,スピロヘータ,原虫,寄生虫などの病理微生物により惹起される疾患である.したがって,感染症の診断にあたっては病原微生物を証明することがもっとも重要である.日常診療において感染症を疑わせるもっともポピュラーな症状は発熱である.それゆえ,発熱を呈する患者をみたとき,まず何らかの感染症であるのか,それとも感染症以外の疾患であるのかを既往歴,現病歴,現症,スクリーニング検査によりおよそ鑑別し,さらに感染症であると考えられた時には,その病巣部位診断,病原体診断(細菌学的検査,免疫学的検査)へと進めていく.

2.迅速診断法の現状とその評価

中村 正夫

pp.1430-1436

 日常検査として行われる臨床検査において重要な条件の一つは,正確な成績を出すと同時に,これを臨床に役立てるため,できるだけ速やかに行うということである.たとえ詳細な精度の高い検査が行われたとしても,成績が何日もかかるようでは日常検査としては価値が少ない.この点で生化学検査は自動機器の発達などにより,ある程度この目的に沿う結果が得られつつある.さらに血液検査,血清検査においても自動化が進められ,迅速診断の試みがなされている.

 これに対し,微生物検査,病理検査などは自動化が行われにくい分野で,多くの面が人手によらなくてはならない.しかし,この分野においても最近では自動化が進み,それだけ迅速化のうえでも進歩がみられつつある.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

雑誌購入ページに移動

バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

今月の特集1 基準範囲と臨床判断値を考える
今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

今月の特集1 AI医療の現状と課題
今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ

64巻7号(2020年7月発行)

今月の特集1 骨髄不全症の病態と検査
今月の特集2 薬剤耐性カンジダを考える

64巻6号(2020年6月発行)

今月の特集 超音波検査報告書の書き方—良い例,悪い例

64巻5号(2020年5月発行)

今月の特集1 中性脂肪の何が問題なのか
今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開

64巻4号(2020年4月発行)

増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見

64巻3号(2020年3月発行)

今月の特集1 Clostridioides difficile感染症—近年の話題
今月の特集2 質量分析を利用した臨床検査

64巻2号(2020年2月発行)

今月の特集1 検査でわかる二次性高血圧
今月の特集2 標準採血法アップデート

64巻1号(2020年1月発行)

今月の特集1 免疫チェックポイント阻害薬—押さえるべき特徴と注意点
今月の特集2 生理検査—この所見を見逃すな!

63巻12号(2019年12月発行)

今月の特集1 糖尿病関連検査の動向
今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に

63巻11号(2019年11月発行)

今月の特集1 腎臓を測る
今月の特集2 大規模自然災害後の感染症対策

63巻10号(2019年10月発行)

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック

63巻9号(2019年9月発行)

今月の特集1 健診・人間ドックで指摘される悩ましい検査異常
今月の特集2 現代の非結核性抗酸菌症

63巻8号(2019年8月発行)

今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

今月の特集1 造血器腫瘍の遺伝子異常
今月の特集2 COPDを知る

63巻6号(2019年6月発行)

今月の特集1 生理検査における医療安全
今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

今月の特集1 発症を予測する臨床検査—先制医療で5疾病に立ち向かう!
今月の特集2 薬の効果・副作用と検査値

62巻12号(2018年12月発行)

今月の特集1 海外帰りでも慌てない旅行者感染症
今月の特集2 最近の輸血・細胞移植をめぐって

62巻11号(2018年11月発行)

今月の特集1 循環癌細胞(CTC)とリキッドバイオプシー
今月の特集2 ACSを見逃さない!

62巻10号(2018年10月発行)

増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ

62巻9号(2018年9月発行)

今月の特集1 DIC診断基準
今月の特集2 知っておきたい遺伝性不整脈

62巻8号(2018年8月発行)

今月の特集 女性のライフステージと臨床検査

62巻7号(2018年7月発行)

今月の特集1 尿検査の新たな潮流
今月の特集2 現場を変える!効果的な感染症検査報告

62巻6号(2018年6月発行)

今月の特集1 The Bone—骨疾患の病態と臨床検査
今月の特集2 筋疾患に迫る

62巻5号(2018年5月発行)

今月の特集1 肝線維化をcatch
今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線

62巻4号(2018年4月発行)

増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック

62巻3号(2018年3月発行)

今月の特集1 症例から学ぶ血友病とvon Willebrand病
今月の特集2 成人先天性心疾患

62巻2号(2018年2月発行)

今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
今月の特集2 実は増えている“梅毒”

62巻1号(2018年1月発行)

今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
今月の特集2 心腎連関を理解する

60巻13号(2016年12月発行)

今月の特集1 認知症待ったなし!
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査

60巻12号(2016年11月発行)

今月の特集1 血液学検査を支える標準化
今月の特集2 脂質検査の盲点

60巻11号(2016年10月発行)

増刊号 心電図が臨床につながる本。

60巻10号(2016年10月発行)

今月の特集1 血球貪食症候群を知る
今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る

60巻9号(2016年9月発行)

今月の特集1 睡眠障害と臨床検査
今月の特集2 臨床検査領域における次世代データ解析—ビッグデータ解析を視野に入れて

60巻8号(2016年8月発行)

今月の特集1 好塩基球の謎に迫る
今月の特集2 キャリアデザイン

60巻7号(2016年7月発行)

今月の特集1 The SLE
今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと

60巻6号(2016年6月発行)

今月の特集1 もっと知りたい! 川崎病
今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断

60巻5号(2016年5月発行)

今月の特集1 体腔液の臨床検査
今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求

60巻4号(2016年4月発行)

今月の特集1 血漿蛋白—その病態と検査
今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー—その臨床的意義とは?

60巻3号(2016年3月発行)

今月の特集1 日常検査からみえる病態—心電図検査編
今月の特集2 smartに実践する検体採取

60巻2号(2016年2月発行)

今月の特集1 深く知ろう! 血栓止血検査
今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

60巻1号(2016年1月発行)

今月の特集1 社会に貢献する臨床検査
今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

今月の特集1 移植医療を支える臨床検査
今月の特集2 検査室が育てる研修医

59巻12号(2015年11月発行)

今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
今月の特集2 腹部超音波を極める

59巻11号(2015年10月発行)

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ

59巻10号(2015年10月発行)

今月の特集1 見逃してはならない寄生虫疾患
今月の特集2 MDS/MPNを知ろう

59巻9号(2015年9月発行)

今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査
今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか

59巻8号(2015年8月発行)

今月の特集1 臨床検査の視点から科学する老化
今月の特集2 感染症サーベイランスの実際

59巻7号(2015年7月発行)

今月の特集1 検査と臨床のコラボで理解する腫瘍マーカー
今月の特集2 血液細胞形態判読の極意

59巻6号(2015年6月発行)

今月の特集1 日常検査としての心エコー
今月の特集2 健診・人間ドックと臨床検査

59巻5号(2015年5月発行)

今月の特集1 1滴で捉える病態
今月の特集2 乳癌病理診断の進歩

59巻4号(2015年4月発行)

今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら

検索条件を追加

キーワード
検索対象
カテゴリ
キャンセル