文献詳細
文献概要
今月の主題 モノクローナル抗体 技術解説
モノクローナル抗体の作製法
著者: 石原俊樹1 渡辺武1
所属機関: 1佐賀医科大学免疫学教室
ページ範囲:P.1584 - P.1590
文献購入ページに移動 B細胞ハイブリドーマ法によって得られるモノクローナル抗体は,従来の抗血清にはない,単一の抗原決定基に対する高い特異性,あるいは一度確立されれば必要に応じていつでも比較的簡単に均一な抗体を大量に得ることができる,などの特徴を備えており,現在では膨大な数のモノクローナル抗体が確立され,種々の分野で広範囲に利用されている.
モノクローナル抗体を使うことにより,免疫反応の解析や種々の細胞の表面抗原の解析,癌抗原の解析,生体内の微量活性物質の精製などの研究は飛躍的に進歩した.また種々な臨床検査や各種疾患の診断・治療といった臨床面への応用も試みられており,一般医家や臨床検査室において"モノクローナル抗体"という言葉が耳慣れたものとなる日は,そう遠くないと思われる.
モノクローナル抗体を使うことにより,免疫反応の解析や種々の細胞の表面抗原の解析,癌抗原の解析,生体内の微量活性物質の精製などの研究は飛躍的に進歩した.また種々な臨床検査や各種疾患の診断・治療といった臨床面への応用も試みられており,一般医家や臨床検査室において"モノクローナル抗体"という言葉が耳慣れたものとなる日は,そう遠くないと思われる.
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