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文献詳細

雑誌文献

臨床検査27巻2号

1983年02月発行

文献概要

今月の主題 プロスタグランジン カラーグラフ

プロスタグランジンの生体内役割

著者: 鹿取信1

所属機関: 1北里大学医学部薬理学教室

ページ範囲:P.124 - P.127

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 細胞が他の細胞と共同作業をするとき,物質による情報の伝達が必要となる.プロスタグランジン(PG)はそうした物質の一つで,細胞の膜から生成される.前駆体不飽和脂肪酸としてPGは細胞の膜に蓄えられているが,われわれの体ではアラキドン酸が多く,細胞の働きに応じてもっともふさわしいPGの仲間が瞬時に生成遊離され,細胞の働きを微妙に調節する.ほとんどの細胞から生成され,全身の生理機能や病態時に出現して,種々な役割を演ずる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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