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分離分析の技術Ⅱ・5
高速液体クロマトグラフィー—(4)アイソザイム分画
著者: 中村亙志1 加野象次郎2
所属機関: 1東洋曹達工業株式会社東京研究所 2慶応義塾大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.542 - P.548
文献購入ページに移動高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は,1969年Kirkland1)が,ガラスビーズに固定相を被覆したペリキュラータイプの充填剤を開発したことに端を発し,低分子量物質の分離を中心に多くの生体成分の分析に応用されてきた.しかしながら,蛋白質のような水溶性高分子の高速分離法の開発の歴史は比較的新しく,1976年,Regnier2)らが硬質充填剤の開発に成功してからである.
1978年,深野3)らは蛋白質の高速分離用充填剤TSK-GEL SWタイプを開発し,生体高分子物質の分析は著しく進歩した.
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