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文献詳細

雑誌文献

臨床検査27巻8号

1983年08月発行

文献概要

今月の主題 血液凝固検査と合成基質 技術解説

合成基質による血液凝固検査と自動化装置

著者: 鈴木弘文1 松尾純孝1 宇田川治男1

所属機関: 1北里大学衛生学部血液学教室

ページ範囲:P.868 - P.872

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 近年における血液凝固学の発展は実に目覚ましいものがあるが,中でも発色性合成基質の導入による血液凝固能関連物質の測定は,今後新しい方向に血液凝固学を進展せしむるものとして,多大の関心が寄せられ,大いなる期待が寄せられている.
 合成基質を用いた血液凝固能測定の原理,方法およびその臨床的意義などに関しては本号の他項においてそれぞれの専門の諸家により詳述されるので本項においては省略するが,その測定方法すなわち判定方法が,従来のフィブリン析出までの「時間」を主とした測定法とは異なり,「呈色」あるいは「透光」状態により判定するものである.したがって,測定装置も従来の機構とは異なったものとなり,測定機器においても大きな影響を被っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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