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文献詳細

雑誌文献

臨床検査27巻8号

1983年08月発行

文献概要

研究

Türk液または酸性クリスタルバイオレット液染色法による細胞数計測時にみられる誤差について

著者: 長田洋子1 伊藤利根太郎1

所属機関: 1大阪大学微生物病研究所癩部門

ページ範囲:P.914 - P.916

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はじめに
 Türk液または酸性クリスタルバイオレット液は,含有する酸で細胞質を溶解して細胞核だけを染色するので,試料に赤血球が混在している場合など有核細胞数を求めるのに有用である.昔から広く臨床検査室などで用いられていて,現在,その方法を記載した最初の文献はどれであるのかわからないほどである.私たちもマウスの脾臓細胞数を数えるのにこの方法を使用していたが,同一材料を二度,三度と数えると値がそのつど変化し,再現性が認められなかったので,その原因とそれを除く方法を検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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