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研究
一元放射補体結合反応(SRCF)の検討—マイコプラズマ抗体検査における成績について
著者: 井村坦子1 伊藤賢次郎1 大崎加代子1 小林進1 小林良彦1
所属機関: 1県立ガンセンター新潟病院検査科(研究部)
ページ範囲:P.917 - P.919
文献購入ページに移動Mycoplasma Pneumoniae (以下,MP)感染症の診断には,喀痰からMPを分離・同定するのがもっとも確実な方法であるが,その培養はきわめて難しく,陰性に終わることが多いため,主に寒冷凝集反応(以下,CHA),補体結合反応(以下,CF),間接血球凝集反応(以下,IHA),蛍光抗体法などの血清学的検査が利用されている.われわれはかつてこれらの方法について検討した成績を報告した5)が,このたび補体フィルム膜を用いた一元放射補体結合反応(single radial com-plement fixation;SRCF)を用いてMP抗体価を測定する方法について検討したので,結果を報告する.
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