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文献詳細

雑誌文献

臨床検査27巻8号

1983年08月発行

文献概要

研究

一元放射補体結合反応(SRCF)の検討—マイコプラズマ抗体検査における成績について

著者: 井村坦子1 伊藤賢次郎1 大崎加代子1 小林進1 小林良彦1

所属機関: 1県立ガンセンター新潟病院検査科(研究部)

ページ範囲:P.917 - P.919

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はじめに
 Mycoplasma Pneumoniae (以下,MP)感染症の診断には,喀痰からMPを分離・同定するのがもっとも確実な方法であるが,その培養はきわめて難しく,陰性に終わることが多いため,主に寒冷凝集反応(以下,CHA),補体結合反応(以下,CF),間接血球凝集反応(以下,IHA),蛍光抗体法などの血清学的検査が利用されている.われわれはかつてこれらの方法について検討した成績を報告した5)が,このたび補体フィルム膜を用いた一元放射補体結合反応(single radial com-plement fixation;SRCF)を用いてMP抗体価を測定する方法について検討したので,結果を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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