icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査28巻6号

1984年06月発行

研究

各種膠原病における血清,関節液中酸可溶性蛋白(Acid Soluble Proteins:ASP)の検討

著者: 松本美富士1 伊藤歩1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部第二内科,輸血部

ページ範囲:P.717 - P.720

文献概要

はじめに
 膠原病は原因不明の全身性炎症性疾患であり,その活動性評価のために赤沈をはじめとした,各種臨床検査所見が用いられている.その中で急性相反応物質として,CRPが広く用いられているが,最近では各種急性相反応物質の測定が容易となったため,臨床的に利用されつつある1)
 低濃度の過塩素酸あるいはスルホサリチル酸に可溶性を示す蛋白が存在し,従来ムコ蛋白またはセロムコイドといわれていたものであり,急性相反応物質の一つである.その測定法は繁雑であったため,臨床的に広く用いられなかったが,簡易測定法が開発され容易に測定することができるようになった2,3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら