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文献詳細

雑誌文献

臨床検査28巻6号

1984年06月発行

文献概要

質疑応答

血液 白血球の浸透圧抵抗試験/鉄剤服用の影響か鉄汚染か

著者: 螺良英郎1 N生 刈米重夫2 K生

所属機関: 1徳島大学第三内科 2福島県立医科大学第一内科

ページ範囲:P.735 - P.736

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 〔問〕 白血球の浸透圧抵抗試験の方法をお教えください.また,貧食能との相関性はどうなのかもお教えください.

 〔問〕ある患者で,初回と二回目(約40日後),三回目(二回目より約45日後)のFe値が,初回と二回目はほぼ同じで,初回と三回目で約2.6倍になりました.TIBC値は三回ともそれほど変動していません.この場合に,三回目のFeの高値には鉄剤服用の影響が考えられるのでしょうか.鉄剤服用により,血清鉄の高値はどれくらいの期間続くものなのでしょうか.また,その影響を避けるために採血は,服薬中止後どの程度の時間をおくべきでしょうか.ご教示ください.なお検査データは次のとおりです.7月29日,血清鉄108μg/dl,TIBC 392μg/dl,9月5日,血清鉄114μg/dl,TIBC 352μg/dl,10月20日,血清鉄274μg/dl,TIBC 416μg/dl.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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