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研究
ο-トリジン法による血漿ヘモグロビン測定の評価
著者: 木村潔1 日下千恵子1 岡本浩1 川西巧躬1 水島淳1 矢切良穂2 石井征文2 上田恭典2
所属機関: 1倉敷中央病院中央検査科血液室 2倉敷中央病院内科
ページ範囲:P.841 - P.844
文献購入ページに移動人工心肺による溶血状態や溶血性血液疾患の診断に,血漿ヘモグロビン定量は不可欠の検査法であるが,ベンチジン法がその発癌作用によって発売禁止となって以来,臨床検査としての微量のヘモグロビン測定法は無かった.先に,渡辺ら2)はベンチジンの類似物質であるο-トリジン(ο-tolidine)を用いたDacieら1)の方法を追試し,日常検査として応用しうることを報告している.われわれは,今回このο-トリジン法について種々検討し,若干の知見を得たので報告する.
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