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文献詳細

雑誌文献

臨床検査28巻7号

1984年07月発行

文献概要

資料

2,3-DPG測定キットの比較検討

著者: 金沢文子1 根本義勝1 田沢稔1 伊藤隆司1 田村昌士1

所属機関: 1岩手医科大学第3内科

ページ範囲:P.845 - P.848

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はじめに
 2,3-ジホスホグリセリン酸(2,3-diphosphoglyceric acid,以下,2,3-DPGと略)は人および多くの哺乳動物の赤血球中に高濃度に存在している.2,3-DPGは代謝エネルギーの供給に関与するほかに,ヘモグロビンによる酸素運搬機能に重要な役割を持ち,組織のヒポキシア発生機序におおいに関連している1)
 2, 3-DPGの測定には従来化学蛍光法2,3)が用いられていたが,最近では酵素を用いた紫外吸光測定法が主として利用されている.筆者らは,Sigma社製の2, 3-DPG測定用キット(35UV)とBoeringher Mannheim(BMY)社製2, 3-DPG測定用キットの二種について比較検討する機会を得たので,その測定結果を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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