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塩化ナトリウム添加血清のLDHアイソエンザイムの安定性について
著者: 本多信治1 中村郁夫2 富田博2 阿部美代子2 星岩雄2 野口尚一2 吉田浩3 阿部和夫1
所属機関: 1福島県立医科大学中央臨床検査部 2福島赤十字病院中央検査部 3福島県立医科大学第2内科
ページ範囲:P.853 - P.856
文献購入ページに移動血清LDHアイソエンザイムの分析は,臨床検査としても他のアイソエンザイム検査に比べてもっとも普及している検査法である.しかし,LDHアイソエンザイムは低温で不安定な性状を示す興味ある酵素であり,著者らは前回,保存温度における血清LDHアイソエンザイムへの影響について報告した1).今回は,血清に塩化ナトリウム(以下,NaCl)溶液を添加することにより,血清LDHアイソエンザイムの低温保存による失活防止について検討を加え,良好な成績が得られたので報告する.
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