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文献詳細

雑誌文献

臨床検査28巻7号

1984年07月発行

文献概要

質疑応答

微生物 髄液からのCryptococcus検出

著者: 池本秀雄1 佐藤富子

所属機関: 1順天堂大学内科学

ページ範囲:P.869 - P.870

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 〔問〕クリプトコッカス症疑いの患者の髄液で,一般細菌培養(カルチャーチューブ),BTB血液寒天培地,チョコレート寒天培地),真菌培養(Sabouraudプロス,GS培地,Sabouraud寒天培地)を行いましたが,いずれも菌の発育を認めませんでした.また,検体は3,000rpm 20分間遠心分離後,Gram染色,墨汁染色を行いましたが,細菌,真菌とも認められませんでした.剖検の結果は,脳全体がCryptococcusで覆われていました.そこで,脳側室の髄液で再び培養,塗抹染色を行いましたが,検出されませんでした.髄液からのCryptococcus検出の正しい方法と,検出されなかった理由とをご教示ください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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