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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻10号

1985年10月発行

文献概要

今月の主題 スポーツ 技術解説

全身持久性テストに対する生理学的意義

著者: 酒井敏夫1 小林康孝1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第2生理学教室

ページ範囲:P.1141 - P.1151

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 国際体力テスト標準化委員会では,運動の要素を15に分類し(筋パワー,筋力,筋持久力,全身持久力,スピード,敏捷性,協応性,柔軟性,正確性,平衡性,機敏性,安定性,タイミング,リズム,反応時間),"全身持久性とは,疲労の始まりを遅くし大筋運動を含む身体活動に持続的に従事できる能力をいう"と定義している.したがって,全身持久性テストは,呼吸・循環系の有酸素的作業能力評価であり,最大酸素摂取量が指標となる.
 能力評価では,運動負荷により最大酸素摂取量を実測するのが原則であるが,最大下運動から最大酸素摂取量を推測する場合がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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