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文献概要
シリーズ・癌細胞診・12
尿路系癌
著者: 柴田偉雄1
所属機関: 1名古屋市立大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.1819 - P.1822
文献購入ページに移動 尿路および男性性器原発腫瘍のうち,もっとも頻度の高いものは高齢者の尿路粘膜上皮から発生する移行上皮癌である.次いで,腎癌および前立腺癌があり,小児ではウイルムス腫瘍が挙げられよう.まれに尿路上皮からの扁平上皮癌,臍尿管からの腺癌,膀胱のメラノーマや葡萄(ぶどう)状肉腫などが見られる.
転移性腫瘍では,結腸や直腸からの腺癌と子宮頸部の扁平上皮癌や腺癌など,隣接部から膀胱への直接浸潤する症例が多い.
転移性腫瘍では,結腸や直腸からの腺癌と子宮頸部の扁平上皮癌や腺癌など,隣接部から膀胱への直接浸潤する症例が多い.
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